新米の振舞い

自分の様に転職が多いと、新しい職場での振舞いが独特になってしまうのかも知れません。
異動で自分のセクションに入られた方や、新たに転職されてきた方の振舞いもこれまで色々参考にさせて頂きました。
自分が観てきて参考になった方は大体が「誰に対しても敬語を使う」パターンでした。異動してきた時点で、その環境で本人は何も分かっていない部分がありますし、年下だろうが役職が下だろうが学ぶべき部分は多いハズで、誰に対しても「さん付け」で呼ばれていて。
これだと誰にも角が立ちませんし、物事がスムーズに運ぶパターンも多く。

二周り年上の方から敬語で話し掛けられると、申し訳無い気もしたりですけれど、それが普通の感覚かと思っています。恐ろしいのは、それで相手をナメてしまうパターンで。
組織自体がそんな雰囲気であれば違和感が無いのかも知れませんが、一人だけ異なった対応をしてしまうと、妙な雰囲気になってしまい。

過去に七年ほどお世話になった大手企業で、自分は現場経験を一年少々してから希望の研究開発部門に異動になりました。新卒の同期は皆このコースで、現場でかなりの苦労を強いられていました。
しかし、研究開発部門にほぼストレートで配属されるコースも僅かにありました。優秀な大学院出身の新卒です。
自分の方が一期上でも、院卒の方が数ヵ月早く研究開発部門に配属されている流れです。新しく配属された方は当然誰に対しても敬語で接するのですが、一部の院卒は一期下なのにため口や君付けで呼んできたり。
大学院を通過した分、年上の方も居たりするのですけれど、上下関係に良い意味で敏感な方は先輩として接してくれました。
上下関係を悪い意味で意識する人は、俺の方が先にこの部署に来たし優秀だし、歳も上なんだからとナメ腐った態度を取ってきたり。
そんな対応をされた側は違和感を覚えたりですが、無駄な争いは避けたいので放置しがちで。しかし、そんな対応を観ている周りは「けしからん」となってしまい、干されてしまったパターンもありました。
そういった失礼な対応をしてしまう方は、他の面でも問題が実際多かった感です。
周りから注意されると「君付け」を一時的に止めたりだったものの、いつの間にかまた「君付け」に戻り。おかしなことに、自分が本社の上層部門にその後異動したら「さん付け」に代わっていて、言葉遣いもガラッと変わっていました。
自分の方はそれまでの言葉遣いに慣れてしまい「敬語は不要ですよ」と伝えても、何かに怯えるように丁寧な言葉遣いを繰り返していて。
なんじゃこりゃでした。

そんな経験もあり、相手のポジションが変わったからと言葉遣いを一々変えるのは妙なことだし、だったら最初から敬語で接した方が楽だと悟ってしまい。
新卒で入った大手企業だったので、同期は沢山居ました。同期間であればタメ口が基本でしたし、それは妙な気遣いが要らない信頼の証でもあって。しかし、異動してきた下の期に対しては、当時の自分は君付けで呼んでいたと思います。

その後転職を重ねてきた中で、自分は新卒の立場では無くなり、誰に対しても敬語で接するのが無難になり。何年も務めた会社で新卒が入社しても敬語で接するようになり。
会社の利益を生むために同じ土俵で働いている仲間なので、歳も経験も関係無く敬意を表するのは悪くない考え。くらいに思えてきて。
新しい職場では課長や部長より自分が年上なこともあったのですが、役職者の多くは社会経験が豊富だったのでちゃんと敬語で接してくれて。そんな中で、その辺の雰囲気を読めない若者がナメた対応をしてくると、やはり目立ってしまう様子。

本題はココから先で、ちょっと綴り難い内容でもあります。
仮想の話とでも思って頂ければ。
たまたま一緒に転職してきたアラフィフなAさんとアラサーなBさんの二人が居たとして、配属先には毎日上司達から怒られっぱなしの社歴五年以上のアラサー社員Cさんが。
怒られっぱなしのCさんは毎日穏やかで、人に危害を加えるようなタイプでは無く新しく入ってきた転職者にも毎日親切で。
Cさんが怒られている内容は誰しもやりがちな範囲にも思われます。アラフィフなAさんはCさんに助け舟を出したいものの、まだ入社したばかり。
そんな日々、Cさんは請負元の会社に異動することに。請負元の会社は同じビル内にあり、週に幾度かはCさんと誰しも顔を合わせる中。
Cさんは新しい環境でのびのびと仕事が出来ているのか、いままでに比べて顔色がずいぶんと良くなりました。
ある日、CさんとAさんは仕事帰りのルートで一緒になり、世間話を。

話の途中、CさんはBさんについて苦言を漏らし始めました。「この前、廊下ですれ違ったときに挨拶をしたら『誰ですか?』と言われちゃったんですよ。こんな経験初めてで、Aさんは嫌な思いしていませんか?」。
Bさんに対して、Aさんも思い当たるフシはありました。無駄に人の上下を付けているなぁと。アラサーだったら、それまでに社会で痛い思いを幾度もしてきただろうにと。
Bさんが素直に聞く耳を持っていたなら、Aさんは同期として何かアドバイス出来るのですが、Bさんの素直じゃない場面をAさんは既に幾度も見ています。
仮想の話はここまでに。

話が更に飛びますが、数年前まで暮らしていた下町で自分は町会の活動に数年間参加していました。
このときも上下関係は大切にしていたので、参加当初から誰に対しても自分は「さん付け」と敬語で接していました。
そのお陰か、沢山の方々と親しくなれたのですけれど、残念ながら中にはナメた態度をされてくる方も居ました。そんな方は他の場面でも波を立ててしまったり。

いま思い返すと、あの時の経験は仕事でも役立っているなぁと。
例えば、町会の祭りの後片付けで船頭役が何人も居ると、意見が食い違ったりして、お手伝いしている方々も混乱に陥ったりします。
仕事でも、模様替え作業があったりした場面で船頭が何人も居ると、事が上手く進まないどころか「何故言われた通りにしない!」となってしまったり。
町会のお祭りや行事では後に反省会があり、複数の船頭問題が幾度か持ち上がりました。片付けの手順マニュアルを写真付きで作ったりで「これがルール」という流れにしても、イザそのタイミングになると、本来決めていた船頭以外の方がしゃしゃり出てきてしまうことも。
まぁ、組織ではどこでも起こり得る問題なんだろうなぁ。

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