遠くのニュース

カメルーンで生徒79人が拉致されたとのニュース記事を見掛けました。普通の日本人にはかなり遠い国でのそれこそ縁遠い話だろうなぁと。
自分は六年前にJICAの技術支援で伺った国でもあり、他人事ではなかったりでした。
アフリカの中でも比較的治安が良いとされているカメルーンではありましたが、アラブの春以降はアフリカ全域がきな臭いムードだと思っています。

自分が伺った際は分析装置の設置と取扱説明が主な任務でした。現地の人々は三つの言語を遣えていた様子です。現地の言葉と英語とフランス語。
自分は片言英語での会話しか出来なかったのですが、現地の英語の訛りが半端なくて、人によっては何を言っているのかほとんどコミュニケーションが取れなくて。
例えば、分析結果の濃度が濃い部分は山状になるのですが、これは日本でもピークで通じます。英語のPeakです。これがPicと書かれても自分にはよく分からず。
コンピューターの世界でPicですとPictureとかの略に使われたりですが、フランス語でPicはPeakの意味だそうで。
英語とフランス語を使える現地の駐在さんの話では、連中は話が盛り上がってくると英語とフランス語と現地語がMixされて、自分でもワケが分からなくなるとのことでした。

以前にも少し触れましたが、治安がマシとされているカメルーンでも普通の日本人の感覚では、十分に危険でした。
特に繁華街での単独行動は絶対に許されず、カメラ等の貴重品は全て車に隠すように指示されていて。車の窓を開けての撮影も厳禁でした。実際にそれをやってしまい偉く怒られてしまい。
一度だけ、市場に買い付けに伺った際も運転手兼ボディーガードの方が同行していたものの、それでも自分は危ない目に遭っていて。
個人的な感想では、あんなところプライベートで行くべきではないと思っています。
職場で誰も行きたがらない案件が自分に周ってきただけで、一生に一度くらいなら行ってもいいかな?なノリでした。
ともかく、バックに国が付いている案件であれば、何かあっても国が頑張ってくれるだろうという安心感はありました。(駄目だと念を押されているのに紛争地域に乗り込むジャーナリストとは扱いが全く違います)

カメルーンについては、急速な物質文明化が進んでいる様でした。実際、六年前の時点でもスマホはけっこう普及していて。
しかし、所得が全く追いついていない様でした。昼食を取らない方も多かったです。おごる前提での誘いには乗るそうで。
元々、所有という意識が薄いからか、略奪や泥棒が多いのかなぁと。(勝手な推測ですが)
実際、日本から持ち込んだ小物類も幾つか盗まれてしまったりでした。特に分析装置の備品を盗んだところで、あんな汎用性の無いモノを盗んだところで換金出来るワケ無いのになぁと不思議だったり。
帰国直前に少し時間の余裕が出来て、観光にも出掛けたりしたのですが、お土産物屋さんがまた今一つでした。
多くの土産店で扱っているモノが、ともかく大き過ぎで。仏壇のようなサイズの置物とか、こんなのどうやって持って帰るの?という具合で。どうにも物流部分の経験とかがまだ乏しいのかなぁとも思えました。
結局、手頃な大きさのお土産はほとんど入手できず、経由国のフランスの空港で色々買った次第でした。(この土産についてもMade in chinaの印が多くて、選ぶのが大変でしたけれど)

話が逸れました。
カメルーンは数十年前まで英語圏とフランス語圏に分かれていたような話でした。フランス語圏の方が優勢とも聴いていました。
最近、カメルーンの大統領選があったそうで、大統領は三十年以上同じ人が続けているそうで。その選挙の結果関連で国内が荒れているとの報道でした。劣勢な英語圏が特に荒れているそうで。
上記の生徒79人が拉致されたのも英語圏だそうです。アラブの春も、国のトップが居座り続けた結果だったと聴いていますし、その原理でいったらカメルーンも似たような結果になり兼ねなかったのかなぁとも。
自分が出張で伺うタイミングが悪かったら、ちょっと怖かったなぁと思いつつ記事を読んだりでした。

プライベートや仕事で海外に伺ったことは幾度かあるものの、タイミングが悪ければ何処でもテロに遭っていたんだろうなと思えたりではあります。
ニューヨークもベルギーもプーケットも、テロの被害には遭っていて。どれも訪問の数年後の出来事でした。
それを気にしていたんじゃ、何処にも行けないじゃん。となりそうですけれど、やはり怖いモノに自分から近付きたくなくて。
日本はその点かなり安全だとは思うものの、東京でも過去には酷いテロがありましたし。自然災害であれば何故か諦めがついてしまうのですけれど。それが日本人なのかなぁとも。

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