1/2mv^2=mgh

中学だったか高校だったかの理科で習った公式の一つが「1/2mv^2=mgh」。
高校時代は微分積分も習っていたので、なかなかマジカルというか感動もあった物理の式でした。
これは単車に乗る人にも必要な知識かと思っています。教習所の教本でも習ったりですが。

時速40km/hでの衝突は2階建てのビルの屋上から落下するのに等しく。
時速60km/hでの衝突は5階建てのビルの屋上から落下するのに等しく。
時速80km/hでの衝突は8階建てのビルの屋上から落下するのに等しく。

速度を高さに例えると、想像するだけで恐ろしく。
実際の事故というのは「危ない」と思った瞬間にブレーキを踏むかと思うので、少しは減速していると思います。
しかし、危ないという感覚の抜けている人や、タイミング悪い場面ですと、そのまま突っ込むことは十分にあり得ます。
更に、対向車と正面衝突ですと、相対的な速度は上記の倍だったりします。
四輪車ですと車体やエアバッグが守ってくれたりですが、単車は生身。助かる方が不思議だったりです。

しかし、こんな方程式もほとんど綺麗に忘れてしまいました。何時頃まで覚えていたのかも忘れてしまいました。
高校までの物理ですと、限られた条件下での設問が普通でした。具体的には「風圧等の空気抵抗は無視する」といった。
これは実際のところ現実的ではありません。最近の乗り物はインパネにリアルタイムで表示される燃費計も備えられていたりです。
自分の単車の場合ですと、時速70㎞/h辺りが一番良い燃費の様子。これが時速100㎞/hを越すと風圧も酷く更にスピードを上げると燃費も落ちてゆきますし、運転手も風との戦いです。
悪化する燃費は風圧というか、風との抵抗に持っていかれるだなぁと分かり易く。

話は更に進みます。
かなりマイナーな自転車の競技となりますが、オートバイの直後を追走する自転車の競技で「ドミフォン」というのがあります。
これは、前走するオートバイのお陰で後ろを走る自転車の空気抵抗が圧倒的に減る原理で、とんでもない速度が出せるようです。
ドミフォンの自転車をみると、ペダル周りにもう一つの車輪がくっ付いているようなギアー比です。→写真
リア周りにタイヤがもう一つ隠れているVespaのPシリーズに近い違和感があります。

燃費とか安全性とかを考えると、地上を走る乗り物の上限は時速80km/h辺りが妥当なのかなぁと個人的に勝手に思っています。
空気抵抗の低そうな形状の四輪でも、その少し上くらいな。
現代的な旅客機の巡航速度は850km/h辺りだそうです。短時間で遠くまで行けるのですけれど、人が一日に移動出来る距離も限りがあるのかなぁとも。
根拠は全然無いのですが、長距離のフライトですと、座席に半日座っているだけなのに目的地に着いただけでえらく疲労感を覚えたり。単なるエコノミー症候群なのかもしれませんが。
生物によっては地磁気を認識していそうな帰巣本能が働く渡り鳥も居たりですし、人間もそれに近い能力が少しは隠れているのかも知れず。
まぁそれよりも、国際線で呑み過ぎた二日酔いとか時差の方が影響あるのかもしれませんが。

数日前の奈良の事故の件がここ数日引っ掛かっておりまして、またしてもこんな記事でした。
物理や理科の知識が無いのであれば、ドジ踏みながら少しずつ経験するのも悪くないと思います。痛みを知っている分強さもあったり。
自分も若い頃は無茶な速度に挑戦したりが実際ありましたが、それでもなるべく迷惑の掛からない安全そうな場面を選んでいました。
見通しの良い直線とか、同乗者は居ないとか、自転車や歩行者は居ないとか、通行量も限られているとか。近くに安価なサーキットがあったなら、勿論そこを選んだとは思います。
なので、やはり同乗者が何人も居るような中での無謀な運転は論外だと思うんです。
それに気付いて後悔するのは、衝突してから亡くなるまでのごく僅かな時間かと。下手したら痛みも感じない一瞬。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください