雨のウェンズデイ

iTunesで大瀧詠一さん絡みのアルバムを取り込んでいる最中に、ちょっと思い出した出来事がありました。
自分が高校生くらいの頃だったと思うのですが、裁判沙汰の新聞記事でした。
しかし、その件をWebで検索してもほとんどヒットせず。数年前まではWikiでも扱われていた話題だったハズなのですが。
(ここに綴ってしまって問題あるようでしたら消す予定です)

自分の高校生時代なので、三十年近く前の話です。
「大瀧さんがDJを務めるラジオ番組ではアマチュアミュージシャンの自作曲を募集し、良さそうな作品は番組内で放送。しかし、大瀧さんは製作者に断りもなく自身の新作でその音源をパクッて裁判になった」という様な内容でした。うろ覚えも入っています。
当時、アマチュアバンドで頑張っていた友人は、このニュースにかなり怒っていました。「アマチュアミュージシャンを敵に回した」と。
数人から訴えられたような記憶なのですが、インターネットも無かった時代に被害者を集めたのは凄いなぁと思ったり。
数ヵ月後だったか、気になっていたその裁判は和解したような小さな記事も新聞で観掛けています。

大瀧さんの一部の作品は自分も好きで、80年代からずっと聴いています。車を所有していた頃はいつでも流せられる状況にしていましたし、iPhoneを初めて購入した時から代表的なアルバムをいつも持ち歩いていました。
大昔に流行ったオールディーズ系の曲をモチーフにした作品が大瀧さんの特徴で、それをキッカケに元となった作品を知れたり、幾つかの曲を合体させたような作品でも自然で無理が無かったり、感心したものでした。
いつ頃からか「オマージュ」という便利な言葉も使われ始め、「パクり」よりは随分と響きも良くなったものだなぁと。

しかし、アマチュアの作品を勝手にパクるのは流石に許されたモノでは無さそうです。
自分がそれをやられたら怒るでしょうし、大物に採用してもらえたと喜ぶアホはそうそう居ないかと。(勿論、事前に話があれば別ですが)
人間性は別として、それでも大瀧さんの楽曲は今でも好きです。
今日は雨の水曜日か。

追記:
大学時代に音楽仲間からの誘いで伺ったコンサートが今思うと貴重でした。
三越でアルバイトしていた友達の友達からの依頼で「今夜のチケットが大量に余っちゃったから来れる人は来てくれ」と。
伺った先は三越劇場の立派な会場でした。出演者はJazzの松本英彦さん。
当時、Jazzを聞く仲間はほとんど居なく、一緒に伺ったのもRock系のメンバーだらけでした。
Jazzを聴く自分でも国内ミュージシャンのアルバムはほとんど持っていません。ずいぶん昔にラジオで日野照正さんも言っていましたが「同じ曲を聴くなら、本場アメリカ人のを買うでしょ」と。
このコンサートが実に素晴らしかったのです。ドラムもピアノも恐ろしく正確なリズムで美しく。数世代前の方々の懐メロ的な演奏なのかと何の期待もしていなかった中で、衝撃的でした。
途中、ピアノの方によるリクエストコーナーがあり、自分は手をあげ「モリタート!」これが運よく採用されまして。
帰宅してから調べたら、あのやたらと上手いピアノは前田憲男さんでした。(当時は名前もよく知らず)
独学でピアノも作曲もマスターした天才らしく、大瀧さんの「A LONG VACATION」にもクレジットで入っていた名前でした。

1 thought on “雨のウェンズデイ

  1. ピンバック: 前田憲男さん | SWOFF.COM

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