
昨年の餅つきにて
ここのところ仕事が混雑気味で、つまらぬミスが更に混雑を生んでいる日々です。
自己フォロー出来る時間があれば良いのですが、それもタイト。
昨夜は帰宅後に大盛のスパゲティを茹で、満腹になったところでバタンと寝てしまいました。
中途半端な地震が明け方にあり、目を覚ますと新着メール。
町会のIさんが亡くなられたそうでした。
Iさんご本人からは、Iさんは自分より一歳年上だと伺っていました。
Iさんと初めて会ったのは六年くらい前の神田祭でした。
神酒所で帯の締め方について「子供のようだ」と婦人部の方に指差されて笑われてしまい、近くの小さな居酒屋さんに連れ込まれたときでした。(そこで着付けを教わりました)
SUKIYAKI: 帯の締め方が子供みたいだって笑われちゃいましたよ
Iさん: 俺も前回のお祭りから参加するようになったばかりで、よく分かっていないんだよ
SUKIYAKI: 上で締めた方が、脚が長く見えそうなんですけどねぇ
Iさん: まぁ、言われたとおりにやっときゃ、間違い無いよ
SUKIYAKI: あと、このズボンみたいなの、さっきから落っこちてきちゃって困るんです
Iさん: もうちょっと太った方がいいんじゃない?
そんな会話からでした。
いつもニコニコ、暖かな兄貴分でした。
それから自分は「いーづかちゃん!」って呼ばれていました。
昔は秋葉原に大きな市場があって、現在でもその関係者の方がこの界隈で暮らしています。
Iさんもその一人でした。
細かな駆け引きなど無く、実直な人柄だった故に、モメてしまう場面も幾度かありましたが、そんな部分も自分は好きでした。(人としての魅力は不器用さだったり、損得勘定とは反比例かもしれなく)
朝早くからの仕事で、町の行事や催しの参加も大変だった様子でした。
それでも、いつもニコニコ笑顔でした。
思い起こしたところ、町の行事でここ半年程、Iさんを観掛けていませんでした。
最後に観掛けたのは昨年の後半だったか。
湯島方面から自宅へ帰る夕暮れ時、小さな娘さんと道を歩いているところでした。
ちょっと驚かしてやろうと、後ろから大きな足音を立てて、追い抜いたんです。
Iさんは娘さんをそっと抱き寄せていました。
SUKIYAKI: こんばんは!
Iさん: びっくりしたじゃん!
SUKIYAKI: そりゃ、びっくりさせようと思ったから
Iさん: 最近、変な人が多いから子供が心配でさぁ
SUKIYAKI: あらら、すみません
Iさん: いーづかちゃん、元気にしてた?
俺んとこ、頭悪いからさぁ、元気だけがトリエだからさぁ。
こんど、インターネットの繋ぎ方教えてネ。
そんな挨拶も多かった数年間でした。
小さな娘さんは、いつもお父ちゃんを見上げていました。
手を繋いだお父ちゃんは、いつも笑顔でした。
ご冥福、祈っております..。
うずまきレースの一件とか、いまでも面白くて。
ガァ
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