人それぞれ考え方は異なるもので、それは面白味にも繋がるのですが、エゴが強い人はどうにも苦手な自分です。言葉遣いの悪い人も同様に。
これは多くの人も同様のスタンスなのかと思いますが。
綴るべきか数ヶ月迷っていた話題になります。
最初は技術面から。
アマチュア無線というのは電波を送信出来る趣味なのですが、その電波が汚いと様々な迷惑が周りに掛かります。電波障害というものです。
症状が酷いと近隣住宅のテレビの映像が乱れたりで。ただ、近年のテレビはデジタル放送に移行したので昔ほどの影響は少ないと思いますが、あくまでも例として。
カラオケのマイクとアンプにしても、マイク音声の過大入力でスピーカーからの音が割れてしまう現象があるのですが、これは送信機でも同様で、汚い電波を放出しがちで。
送信機の場合はそうならない様にALCという回路が設けられていたりです。ALCは過大入力を抑える機能で、ALCの稼動率はメーターで確認出来たりします。
製品の規格にもよりますが、ALCのメーターが振れない範囲での運用が好ましく。
FT8といったデジタル通信の場合はマイク端子にパソコンが生成したトーン信号を入力するのですが、このトーン信号の大きさもALCの振れを意識した運用が必要で。
FT8でも迷惑な信号を時々観掛けます。スプリアスです。
スプリアスとは、本来の信号の上下の周波数に余計な信号が乗ってしまうことで、酷い時には等間隔で幾つもの余計な信号が乗ってしまうことも。
FT8の通信ソフト上では一目瞭然な症状だったりのスプリアスです。特に混んでいないタイミングですと、なんじゃこりゃ?でして。
古い無線機を利用しただけで、こうなってしまうパターンもあり、電波を管理する総務省ではスプリアス対策に益々厳しい近年です。スプリアスが基準外の古い無線機は使わせない方針だったりで。
新しい無線機であってもALCの振れ過ぎがスプリアスに繋がる恐れもあるそうです。
FT8に使い慣れた頃のローカル局さんにその話をしたところ、意外な答えが。
「(周りに迷惑が掛かるだけで)俺には関係無い」と。
この方にFT8の使い方を指導したり、PC周りのセッティングをしてあげたことに後悔してしまいました。
例えると、単車の免許は持っているのに乗り方を知らない人に指導してあげたところ、単車の運転が楽しみになったものの、暴走行為を始めたようなもので。
実際ローカル局が電波を普通に送信するだけで、我が家からは近過ぎるので他の局の信号が全く観えなくなり。
これはお互い様で仕方が無い事なのですが、その電波を更に汚すようなマネは避けるべきで。遠くの局にまで迷惑が掛かってしまうのですから。
後日、もう一つの理由を付けて説得に伺いました。
50Wの出力が許される局でフルパワーを出しても、スプリアスが多いと余計な信号に出力が持っていかれると。
本来の信号も歪んでしまい、相手も聴き取れず自分の首を締めるようなものだと。
これには納得して頂けました。
しかし、それ以外でも基本的に自分さえ良ければ良いというスタンスは別の話題でも幾度か感じ取れたりで。
こんなスタンスだと最初から知っていたら、自分は何も教えなかったです。
ただ、自分もローカル局からはアンテナの資材を提供してもらったりでお世話になっていて。
あと、時々言葉遣いが悪い面があり。これも気になっていたのですが、その頻度が今年に入ってから酷く。
結果的に自分から訪問することは控えてしまいました。
特に喧嘩をした訳ではないのですが、自分の場合はそうなる前にフワッと居なくなる傾向です。
この人に大事な話をしても通じないだろうと気付いてしまうと、過去の恋愛でも同様でした。
喧嘩とは、どうしても理解してもらいたい相手とするものであって。理解出来ない人と喧嘩したところで面倒な結果しか待っていなかったりです。
喧嘩した結果で以前より理解しあえたり仲が良くなることもあるのですが、根本的な信頼関係が無い事には。
あと、自分の苦手な言葉があったりです。
「当たり前だろ」という言葉を使う方は基本的にそれなりの知識を持たれているのですが、その何割かは過信でした。
例外をあまり知らないパターンもあったりで、「当たり前」では無かったりです。
自分の方が詳しいという前提での「当たり前」なのですが、実は無知の証のセリフでもあったりで。
なので、自分は滅多に使わない禁句でもあったりです。というか使わない様に気を付けています。
逆に恥をかいたりなのですし。
(危険を伴う作業とか場面では必要な言葉だとは思います)
技術方面の知識にしても、それが十年前の知識のままですと、色々と進歩とか新技術が生まれていたりとか。
しばらく前に辞めた電気工事の仕事でも「当たり前」という台詞を幾度か耳にしてしまい。
数年前に辞めた測量の仕事でも「当たり前」という台詞は少なく無かったです。
どうにも、現場系の仕事に携わる方の傾向にも思えます。
しばらく前に読んだ知恵袋系の記事にも、同様の話題がありました。特に現場系の仕事しか経験したことがない人達の特徴として、その世界しか知らない故に視野が狭く決めつけがちであったり、本を全く読まなかったり。
ここでいう本とは文学の類だと思います。様々な作品に触れたお陰で自分では経験出来なかった世界にも触れられることは多いと思います。
逆の立場の考えも理解出来る様になったり。
自分が無知だったと気付けると、そんな経験が重なると言葉遣いも変るものかと思うのですが、中には全く変らない人も居まして。
これは持って生まれたモノなのかなぁと。