良いところを探そう

昨夜は珍しい方からメッセージを頂きました。
数年前までよく通っていた喫茶店の若い店員さんからでした。
「明日の昼にテレビの取材が来るから、たまには来店しませんか?」とのお誘いで。
生憎、自分は一月から仕事に就いていて、残念ながらでして。

しかし、若い女性からメッセージが届くのは有難いものです。
ここのところ、自分より同世代以上の男性としか会話が無く。
そして、そのほとんどは仕事上での厳しい指導で。

肉体的にも精神的にも厳しい環境の中、早朝の出勤は足取りが重く。
ネガティブな思いを払拭しようと、きっと良いこともあるに違いないとイメージトレーニングしつつ、自分に言い聞かせつつ、自分を騙しつつ。
しかし、結果は毎度の空振り。

自分が早く一人前になってほしいという思いは職場の皆さん、同じだと思いたいです。
なので、指導も厳しいのでしょう。
まして、自分はもう若い世代では無いのですし。
有難い指導だと思うようにしてはいるのですが、見当違いな八つ当たりみたいなのも中にはあり。
今日はまさしくそれでした。

人というのは歳を重ねると人柄が人相に現れがちで。
ここしばらくニュースで大きく報じられている連続強盗殺人の共犯者達も、皆似たような人相で。
90代のお婆さんまで殺害してお金を奪うとか、理解に苦しむヒトというか。
人を踏み台にしてまでのし上がるヒトというのは、自分にとって残念な存在なのですが、グレーゾーン未満の社会生活ではそんなヒトも少なくなく。
「自分さえ良ければそれで良い」と思えるヒトであったり、目上にはやたらペコペコなのに、目下には酷い扱いなヒトであったり。

現場での電気工事作業が主体のこの会社で、今日初めて現場に同行したYさんは時々事務所で観掛けてもちょっと怖い印象でした。
夜遅くに事務所に戻ってきた場面、面倒な後片付けは下っ端に押し付けて本人はサッサと帰宅してしまうとか。
面倒を押し付けられる立場の方は、とても人柄の良い方で。
多分、押し付けられる立場が自分の行く末なのも既に観えていて。

本日同行した現場では、残念な場面が続きました。
道具や資材を満載したワンボックス車から掃除機を取ってくる指示を受けて、それはリアシートの後ろに積んでいるとの話で。
その場所には家庭で普通に使われる掃除機が詰まれていたので、それを持ってきたところ、それでは無くもう一度取りに行くことに。
現場工事専用の少し特殊な掃除機を期待していたそうで、それは黒い専用の鞄に入っていました。
そこまで詳しく指示されなければ、掃除機と言えば最初に持って行った方で。一般人にとっては。まして同じ場所にあったのですし。

「更にUTPの箱を持ってきて」との依頼。UTPが何なのか解らず、聴き返してLANケーブルのことだと解り。
他の社員はカテ5e(カテゴリー5e)の単線とかヨリ線とかカテ6とか言っていて、UTPとの呼び名はあまり耳にしておらずでした。

更に、作業後に掃除機を掛けるよう依頼され。
自分の視点では十分に綺麗にしたつもりだったのですが、Yさんの目では甘かった様です。
「掃除をなめるなよ」とまで言われてしまい。
舐めてなどいないのですが。。

現場を離れる駐車場でYさんに呼び止められました。
「この期間、君は何をしていたの?これまでの現場で掃除機を観てこなかったのか?UTPも知らないとは唖然とした」と。
仕事に対する姿勢等も散々否定されてしまい。「こんなのじゃ、誰も教えてくれなくなっちゃうよ」と。

たまたまなのか、これまでの現場は床下配線の工事がほとんどで、掃除機を用いる場面は一度もありませんでした。
今日の現場は天井裏の配線工事だけで、天井から落ちた材料を清掃する必要があり。
しかし、そんな説明をしたところで言い訳にもならないのは解っていて。
一方的な叱りに「はい」と答えるのみ。

Yさんのスタンスは既に半分くらい観えています。
相手をディスってマウントして、服従させるだけなのかと。
そんな真似しなくとも、普通に仕事しているだけで自分は力量くらいYさんを認められるのに。
自信の無い人ほど、何故か威張る傾向なのも自分は知っています。

既に似たようなことを綴ってはいるのですが、10数年前までは20代の若手が過半数を占めていた会社で、その若手が全て居なくなり。
更に社員が止め続けて、30人居た正社員は既に6名ほど。そんな中で残った社員は40代後半から60代中盤。
辞めたくても辞められない事情が何かしらあった様子です。くせ者ばかりが残ってしまった様子でもあります。

正社員で人柄の良い上司は資格も経験値も高いのに、こき使われるばかりで。
夜遅くまで一人で明日の準備で重たい機材を背の高いワンボックス車に積み込み。
そんな状況を知った自分は、その作業を手伝う今宵でした。

この人柄の良いKさんは理不尽な要求を自分にしてきません。
今日の現場の帰り道の運転はKさんで、Yさんから散々叱られてしまったことの弁解を遂にしてしまい。
弁解内容は上記の通りでした。
工事現場用の掃除機はこれまで一度も観る機会が無かったし、UTPという言葉を使う場面は少なかったし、掃除のレベル云々についても。

事務所に戻ってからも明日の準備をメッセンジャーアプリで次々に要求されるKさん。
今日は愚痴も聴いてもらったので、重い荷物の準備を手伝ってあげたりで。
その準備でも色々と勉強になりました。

明日のKさんの現場はちょっと遠くの工場で、その配線工事には金属配管の材料が必要らしく。
通信工事というより電気工事の特殊な知識が必要で。その辺の材料を準備したり管理したりの知識は既にKさんしか無いそうです。
過去にはKさん以外も戦力になる社員が居たそうですが、既に皆辞めてしまったそうで。

これだけ重要なポジションのKさんが、何故にこんなにこき使われて役職も無く残念な年収なのか。
そこまでストレートには聴けなかったものの、Kさん曰く「誰もそこを気にしちゃいないんだよね。。」との回答でした。

役職の付いている社員や二人の経営者は現場から事務所にほとんど寄らず直帰。
こんな環境に気付いてしまった新入社員は次々と辞めてしまっても仕方ないと思えます。
自分にしても明日は我が身でして。

仕事以外でも、人柄が良くない人ほど出世してしまったりです。
「人の踏み台」など全く気にしないヒトというか。
信頼関係は大切だと思うのですが、服従関係というのはプライベートも含めて真っ平ゴメンです。
やはり、長居すべき組織では無い様子です。

自分の場合「コイツの為なら」が選択基準でもあり。
だから損ばかりしているのだと解ってはいるのですが。
考えさせられた一日でした。

安い発泡酒を頂きつつ、綴った今宵の記事。
とりあえずシャワーを浴びてポジティブにならねば。

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