宇宙通信

昨日のISSの受信がなかなかアカデミックで刺激的だったもので、その後も色々と検索してしまいました。
ISSに搭載されている無線機はGigazineさんの情報によると、ケンウッドの既製品の改造版だそうです。
無重力状態では無線機の排熱に工夫が必要で、色々とカスタマイズされているそうで。
(話が頭から飛びますが、宇宙船内でオナラをするとガスは密度をなかなか失わぬ球体になるそうで、それを嗅ぐと恐ろしい思いをするらしく)

ISSの無線機の出力は25Wと、案外低めでした。
まぁ障害物が無い見通し範囲での通信でしたら、400KM上空でも余裕で届いてしまう様子です。
ただ、144MHzのようなVHF帯は僅かでも電離層の影響が無いものなのか未知数でした。結果的には問題無かった様です。
BSやCS放送は12GHz辺りだそうで、それに比べると波長が長過ぎるかと。

当然のことですが、背の高い富士山が見渡せる範囲でれば、富士山頂との交信は理屈上可能なんだよなぁと。
そう考えると、アンテナの地上高というのは地上間通信の場合とても重要で。まぁ波長の短い周波数での話になりますが。
同軸ケーブルのロスよりも高さのメリットは勝るらしいですし、幾ら指向性の良い高性能なアンテナを用意しても、ロケーションが悪ければ結果が伴わないのでしょうし。

その辺を考えると、宇宙の衛星を介した通信というのは基本的にロケーションを選ばないので公平にも思えます。
ただ、ISSの乗組員がいつでも対応してくれるワケでは無いですし、衛星を使った中継にしてもレピーターと原理は同じハズで、一局が長時間運用するのはマナー違反なんだろうなぁと。
まぁそれでも、衛星経由でとんでもない距離との通信は面白そうですし、一度は経験してみたいなぁと。
FT8が使えるのであれば、同時に何局もアクセスが可能でしょうし。

衛星の技術的な部分は自分もよく分かっていないのですが、日本上空で静止している衛星であればアンテナは基本的に真上を向いていれば機能しそうです。
しかし、遠い国の方がその衛星を使おうとしたら、アンテナの向きはかなり傾ける必要があるんだろうなぁと。
BSやCSのパラボラアンテナもかなり地上側に傾いているのはその為でしょうし、パラボラアンテナは相当な指向性を持っています。
あと、BSやCSはかなり高い周波数だからパラボラアンテナもあのサイズで済みますが、144MHzでは相当な大きさになってしまいそうです。430MHzより上の周波数なら何とかなるのかな。

話がちょっと逸れます。
高校時代の理系クラスでは、天文学に興味を持つ友人が何人かいました。
その友人達に誘われて、丘の上から天体観測も。
何人かが望遠鏡を持ち込んでいたのですが、一番大きく高価な望遠鏡がやはり一番人気でした。実際に性能が全く異なりまして。
星を自動で追従するモータードライブみたいなのまで搭載していまして、フルセットでは凄い値段だったらしく。
高性能な望遠鏡の持ち主H君は親御さんの稼ぎも良い一人っ子で、学業も優秀だったので買ってもらえたのだと思います。
しかし、自分には手出しできない世界だなぁと。だいたい、寒い季節ほど夜空は良く観えるそうで、自分は寒いのが苦手ですし、よほどその分野に興味無ければ続けられないなぁと。
ただ、H君はその後に旧帝大経由で東大にて博士号を取り、その後も研究畑で現在は某国立大の教授に。親の投資は全く無駄にならず、地球物理学分野で活躍されています。

H君は南極観測隊にも若かりし頃に選ばれていて、宇宙飛行士の次くらいに貴重な体験をしていました。
H君は元々頭が良かった部分もありますが、努力を継続してきた結果なんだろうなぁと。自分とはえらい違いです。
ISSの受信だけでも久し振りにアカデミックな何かを味わえた自分、これだけでもけっこう幸せだったりです。

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