現場

最近のニュースで思い出しました。
飛び降り自殺に巻き込まれて亡くなられた若い女性のニュースです。

大学に入学したばかりの頃だったと思うのですが。冷たい雨の夕刻、暗い歩道に横たわる若い男性と中年の男性。転がった傘と響くイビキ。
ちょっと非現実的な場面でした。二人してこんな場所で酔い潰れるなんてあるのかな?
校舎の隣の歩道、講義も始まる時間だったので気にせずに教室へ。ほとんどの通行人も気にせず通り過ぎ。

一時限目の講義が終わり、次の教室へ移動する途中で同級生の会話が。
「さっきそこで飛び降り自殺があったんだって」。
えっ?まさかあれがその現場?
どうやら飛び降り直後の現場を自分は通過していた様です。後日の噂では、二人とも亡くなられたそうで。
大学の校舎の窓から若者が飛び降り、歩道を歩いていたサラリーマンが巻き添いに遭ったそうですが、その若者は大学の学生でも関係者でも無かったらしく。
傘をさしていたのでは、頭上の異変にも気付かなかったんだろうなぁと。

こういった唐突の現場は、自分が何かヌケているのかどうにも実感がわかず。
直ぐに気付いて介抱してあげたら助かったのかなぁと少し罪悪感が残り。
しかし、どう介抱したら良いのか分からなかっただろうし。
あのイビキの理由も後から知りました。脳震盪や脳卒中で脳にダメージがあると、イビキを発することがあるそうで。二人のどちらかが頭部を強打したのかと。
校舎の四階だったかの窓越しの廊下には靴が揃っていたそうで、倒れていた若者の方は靴を履いていなかったんだろうなぁと。
そこまで機転が回りませんでした。

ちょっと不謹慎な話題となりましたが、タイミングが少しズレていたら自分が巻き添いに遭っていたんだろうなぁと。
まだ十八歳だった当時の自分、今思うとやりたいことの一割も達成出来ていない歳だったので、運が良かったのかもなぁと。

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