客層

愛知のヒップホップな屋外ライブが、その後騒動になっているそうで。
主催者側も出演者も観客も、勢いに負けてしまったのかな。
コロナ禍で自粛を強いられ、ここぞとばかし爆発した様な。

音楽はジャンルによって客層も随分と変わる感です。
過去にこれは凄いと思ったのが、矢沢永吉さんの武道館コンサート。
自分は会場に入ったワケでなく、たまたま近くの靖国通りを通過しただけなのですが、歩道には大きなタオルを首から垂らした矢沢コピーの様な男だらけ。皆、サングラスにリーゼント。
コアなファンが多いんだなぁと。

昨夜、そんな矢沢さんの記事をWikiで斜め読みしてみました。
キャロルの解散コンサートは日比谷の野音で、コンサート終了時の花火が原因でステージが炎上してしまったそうで。高価な機材も燃えてしまい、大きな借金だけが残ったと。(動画も残っていました)
自分は70年代中盤からのCMソング程度しか矢沢さんの楽曲を知りませんが、案外メロディックでセンスあったなぁと。
当時はDoobie brothersとも縁があったそうで、そこら辺の繋がりで洗練された部分もあったのかな。

動画、若いですよね。
昔から歳喰っていたワケではないんだなぁと改めて。

業務スーパーの1kg焼きそば

以前から業務スーパーで気になっていた袋がありました。
1kg入りの焼きそばで税抜き価格は148円也。
一般的な焼きそばは150gが三袋入って190円くらいです。コスパを考えると余裕で半額以下。

ただ、一人でそんなに食べれるものか?と手を出しにくく。
しかし、季節を問わず夏バテ気味な真夏でも何故か焼きそばが好物な自分。
土曜日の買い出し時に購入してみることに。

一緒に購入したのは20円のモヤシ三袋と冷凍合い挽き300円400gでした。
この冷凍合い挽き肉は焼くと脂身が多いのですが、レトルトのミートソースの肉割合が少ない場面等でけっこう重宝しております。
ともかく、この合い挽きとモヤシと焼きそばで大盛三食分に。

高島平の焼きそば屋「あぺたいと」さんが自分は大好物で、焼きそばを焼く際はあの店の焦げた食感を目標にしがちです。
ただ、家で真似しても何故か足元にも及びません。テフロン加工のフライパンではそもそも焦げが着きにくいのか。
今回も「あぺたいと」さんのレシピを参考に作ってみました。

結果としては、やはり足元にも及ばず。
また、この麺がベビースターの如くぶつ切りで、ソバとは程遠いというか。
製麺元の「川越はつかり麺」さんについては、地元の普通のスーパーでも麺類を扱っていて、安い割にはそこそこ美味しく。
しかし、ロットが悪かったのか期待通りの商品ではありませんでした。
また、一般的な焼きそばの様な油分もかなり控えめで、サラダ油を結構吸収する特性でした。

この週末に三度作って、三度目でやっと満足の味に近付けたものの、次回はリピートしなさそうです。
これまで作った焼きそばの中では、かなりボトムレンジに近かったもので。

業務スーパーの1kg焼きそばについては、地域によって値段もまちまちの様子です。恐らく、販売店から遠くない製麺所を利用しているからかと思います。
なので、離れた地域の商品については全く別物かと。
自分のよく利用する業務スーパーでも、この商品はいつも余り気味でした。プロが使うにはイマイチの食感ですし、素人が使うにもこの通りイマイチで。リピートする人が少ないのかなぁと。

しかし、一つだけ収穫がありました。
この麺には粉末ソースの類が付属しておらず。自分で作ってみることに。
とんかつソース、醤油、みりん、チューブの生姜で案外イケる味に仕上がりまして。
次は太麺系の安い焼きそばを挑戦予定です。
何と言っても大盛は自宅で作るとかなり安上がりですし、これが美味しく出来上がると妙な達成感がありまして。

錬金術

如何わしいタイトルですが、化学が発達していなかった時代はかなり真面目に取り組まれた分野だそうです。
先日の硫酸事件で、硫酸とは何ぞやと色々と検索してきた途中で出てきた単語の一つが錬金術でした。
自分も化学分析装置の技術屋を過去に経験していて、硫酸を扱っていましたが深く考える機会はほとんど無く。
硫酸より怖い劇薬系も実際に少なくなかったですし、扱う際は白衣とゴーグルとゴム手袋は必須でした。特にメタンスルホン酸は僅かな量でも服に穴を開けてしまうので怖かったです。

この手の薬品は単体でも怖いのですけれど、何かと混ぜたりするのも恐ろしかったり。
化学式で対象を作成するのは卓上理論なのですが、手順を誤ると猛烈な熱を出したり、下手すると爆発します。
実際、お客さんだった某大学の実験室でも学生が爆発させてしまい指を数本失っていて。
基礎からしっかり学んでいれば避けられた事故かも知れません。自分は化学ではなく物理系の人間なのでその辺の知識や経験が薄く、初めて調製するときは経験者に必ず確認してから作業していました。未知や無知の怖さは知っているので。
今から思うとですが、当時(昭和の終わり頃)の大学の化学系な実験室は室内の金属が錆びまくっていました。特に電源のコンセント周りはプラスチックも含めてボロボロになりがちで。あれも酸の雰囲気が濃い中で喚起が不十分だったからかなぁと。

話を戻します。
錬金術は現代の科学で不可能に近い分野です。原子を置き換える理屈くらいしか無いので。
核融合が核分裂でしか生成できないハズで。ただ、実際に理論上は可能だそうです。隣の原子の水銀を核反応させれば金の生成は可能だそうですが、相当なエネルギーが必要らしくコストに合わないそうです。
まぁ、これも技術革新で将来的にはどうなるか分かりません。

しかし、現代の化学で基本となる技術の多くは錬金術の歴史から生まれた副産物らしく。硫酸もそうです。
硫酸は工業分野で多様されています。庶民が直接触れない部分で大活躍しています。
衣類はおろか、食品分野にまでです。何だか怖い硫酸ですが、用途を間違えなければ非常に有用で。

あと、金についてはちょっと気になる部分がありました。
恐ろしく古い紀元前の遺跡からも装飾品としての金が出土していて。下手すると青銅器より前の時代なのカモで。鉄器の普及はずっと後で。
武器や農具としての性能は青銅器より鉄器の方が優れているのですが、鉄器の普及が遅れたのは金属の融点の違いにありまして。

・鉄(1536)
・銅(1084.5)
・金(1064.43)
・水銀(-38.842)

金属の融点は上記の括弧内の順です。昔の体温計で使われていた水銀も氷点下40℃では固体になるそうで。
鉄の融点は1500℃を超えていて、大昔は簡単に作れない領域だったかと。ただ炭といった炭素を混ぜると融点は1200℃辺りまで下がるものの、それでも銅の融点よりは高く。
話が飛ぶのですが、高校に入学したばかりの頃、社会科の授業で同様の質問を教師から受けたことがあります。何故青銅器が鉄より先に普及したのか。具体的な温度までは知りませんでしたが、ボソッと「融点が低いから」と答えたところ、強面の教師は大喜びしていました。
何でも、毎年最初の授業で新入生にこの質問をしているものの、数年に一度しか正解が出てこないそうで。その後に北大の理Ⅰに進んだクラスメイトも知らなかったそうで、「どうして知っているの?」と驚いていました。
ただ、残念なことに自分は丸暗記科目が苦手で、社会の先生の期待にはその後全く応えられなかったです。

金は融点が低いから金塊にしやすかったのだと思います。更に最も酸化しにくい金属なので、米粒大でも金だと肉眼で判りやすく。他の鉄や銅は自然界で不純物だらけだそうで。
また、純金はかなり柔らかいそうです。触ったことが無いので自分もイメージ沸きませんが、装飾品としては加工しやすいんだろうなぁと。ただ、やはりある程度他の金属が混じっていないと装飾品としても柔らかすぎるそう。

そんなこんなの特性があったので、紀元前から金は珍重されていたそうです。
あと、軽く検索して分からなかったなのですが、所謂四大文明系以外でも金は大昔から宝物だったそうで、何処かの文化が発祥で流れ着いたのかと思っていたのですが、そういった類では無さそうで同時多発的に各地域で生まれたのかな?(ちゃんと調べるべきなのですが)
大昔の日本の歴史では畑から出土した金印が有名です。どうやら中国から一世紀頃に頂けたらしく。その後も日本では金の産出は見込まれなかったものの、奈良の大仏(東大寺)の建立時に状況が一変したそうです。東北地方で朝鮮系の方?が見つけ出したそうで。
この時代まで文化や技術は海外の方が進んでいたのでしょうね。

上記の文章、前半までは午前中に綴って昼寝してしまい、途中は午後からでした。
このマンションに引っ越してからもう少しで七年目に入ろうとしています。夏は毎年ヒマワリを庭で育てていました。
先ほどコンビニへ買い物に出掛けようと庭に出たところ、向かいのアパートのお婆ちゃんが「今年もヒマワリありがとうねぇ」とベランダから挨拶。
毎年のことなのですが、数本育てたヒマワリは同時に咲いてくれなくて、タイムラグが一ヶ月近くあったりです。今シーズンも同じくで、最後の二本がようやく咲き始めるところで。
金も美しいですが、季節を感じさせるヒマワリも美しく、歩道を歩く方々もちょっと和んでいる様子で。
数日しか綺麗に咲いていられない儚い存在、それがまた美しく。
錬金術は無理にしても、ヒマワリなら誰でも育てられます。

MDR-V6

SONYのヘッドホンMDR-V6を入手してから既に十年くらい経つでしょうか。
購入時にスタジオモニターな定番ヘッドホンMDR-CD900STと、どちらにするか迷えたものでした。
実機を同じタイミングで聴き比べる機会は無かったのですが、この定番モデルは耳障りが悪かった印象です。スタジオで音の粗探しに向いている特性上、仕方ない仕様なのですが。
特にサ行の音が鼓膜に刺さる系が自分は苦手でして。

MDR-V6については十分な解像度があり、音質も上々との評判で。海外ではミュージシャンも利用しているらしく。
値段も定番の半額くらいでしたので、信頼のおける通販店で試しに買ってみました。サウンドハウスさんです。
イチかバチかの買い物でもあったのですが、結果は確かに上々でした。見た目はステッカーが斜め気味に貼られていたりでしたが、まぁ安いし音には影響ないしで。
定番モデルより安く、折りたためて、何よりミニプラグなのでiPhoneに変換無しで接続出来て。
このプラグが標準サイズですと、変換まで含めるとけっこうな凸りになりまして。

楽器の演奏時は標準プラグ用の変換を付けています。これがなかなかリアルな音で。
また、普段のリスニングで疲れることも無く、これが定番モデルだったら常用に耐えられなかっただろうなぁと。その前に耳が慣れるのかな?
人の感覚は不思議なもので、同じ白でも黄色っぽかったり青みがかっていたり。ただ、見比べないとどれも同じ白に目が慣れてしまうそうで。視覚以外に聴覚でも同じような現象はありそうに思えます。

安かったせいもあり、鞄に無造作に放り込んだりで手荒な使い方をしていたのですが、いまのところ故障も無く。
イヤーパッドは消耗品でボロボロになり一度交換しています。
このイヤーパッドも定番モデルと同じ寸法だったかで、サードパーティー製の安いのが幾らでもあって。

そのイヤーパッドがまたボロボロになりかけてきました。
試しにWebで検索したところ、MDR-V6がいつの間にかやたらと高額になっていました。あの定番ヘッドホンより数倍高い出品まで。
数年前に製造中止になっていたそうです。プレミア価格になってしまった様子ですが、それにしても高過ぎます。
製品のデザインは質感も含めてプラスチッキーですし、それだけのお金があるならもっと高級感のある別モデルを買った方が良いのになぁと。勿論、音質がしっかりしている前提ですが。
これが感動を生むようなマジカルな物では無いとも思っています。
ともかく、今後はもう少し大切に使ってあげないといけない様子です。あと十年くらいは現役であってほしく。

識字率

混乱のアフガニスタンで、カブール空港周辺が恐ろしい状況らしく。
邦人や関係者の救出で自衛隊の輸送機が三機飛び立ったのは画期的な出来事でしたが、目的地の空港では邦人が誰一人到着しておらず。
空港周辺を警備するタリバン側は外国人を通過させない対応だそうですし、タリバンの幹部は日本人に残ってほしい方針だそうで。
更に、アメリカ側からの事前報道でテロの恐れがあるから空港には近づくなと。

そんな中で未明にあった自爆テロ。
Twitterで事故直後の動画を観たのですが、亡骸が地面や水路を覆って、生き残った人は亡骸の上を歩くしかなく。
遠くから撮影された爆発時の映像も観たのですが、小さなきのこ雲が上がっていました。
タリバンを敵対視するISIS側の犯行だったそうです。特にアメリカを含む外国人とタリバンが密集するこのタイミングを狙っていたらしく。

日本の大使館員は既に国外退避しているそうです。
恐らく、それ以前にほとんどの邦人は国外退避しているのかと思うのですが、具体的な報道が見当たらず。
また、今回の自衛隊機派遣は邦人と関係者の救出目的だそうで。JICA関連の名前もあがっていました。
あぁ、まだ残っていたんだと、残念で。
どうして、先に逃がしてあげなかったんだろうと。

十年近く前に自分もJICAの技術支援でアフリカの某国に伺っています。
アフリカ大陸の中でも比較的治安が良いとされていた某国でしたが、日本に比べたら十分に治安が悪く、街中での単独行動は厳禁で、ボディガードが必ず同行していました。
それでも危ない思いをしていました。
自分は十日間程度の短期滞在で、予定されていた仕事は最終的に上手く運び、予備日に充てていた帰国直前にちょっとしたレジャーも経験させてもらえて。
山奥のカヌー下りと、動物保護区の散策はかなり貴重な経験になりました。日本人でここに来た人などほとんど居なそうでした。
そのルートの途中は、イメージ通りのアフリカな風景でした。原生林が続き、幹線道路以外は凸凹の道。
途中で枝分かれする森へ続く道の先には、日本人の青年海外協力隊員が暮らしているそうでした。電気も水道も無いような場所で、子供達に何かを教えているそうで。
何故にまたこんな僻地で。食事とかどうしているんだろう?不思議でなりませんでした。
青年海外協力隊はお給料を一応頂けるそうですけれど、微々たるものでほぼボランティア。大学を休学して参加されている若者が多いそう。
まだ二十代の日本人がそこに居るのだそうですが、出来れば会って直接お話してみたかったです。

身の保証も無さそうですし、何かあっても訴えられない契約だと聴いています。(真偽不明ですが)
個人的には、身内が青年海外協力隊を志望する様だったら、猛反対してしまいそうです。
性善説では生きていけないくらい、道徳もマナーも通用しなかったりですから。
どうしても行きたいのなら、ある程度やることがやれたリタイア後にしてほしく。
だいたい、死者が出てもニュースにならずでして。

一方、現在のアフガニスタンは政府から混乱している状況。首都カブールの空港周辺に至っては文字通り「救いようのない」ありさま。
統治していたアメリカ軍が追い出される状況なら仕方なかったのかも知れませんが、アメリカから出ていく予定がこのありさま。
まともな計画がそもそもあったのなら、こんな混乱は無かったかと。
戦争というものは「敵の敵は味方」であったりするのですが、ISISからしたらアメリカもタリバンも敵らしく。今回のテロでアメリカ側の報道では「空港周辺の警備はタリバンの担当」だとタリバンの責任にしているそうです。
ISISからしたら、思う壺の展開なのでしょう。

空港周辺の警備にあたるタリバンの兵士は貧しい環境の出身者が多いそうです。それ故に稼げる兵隊になったそうで。
本来、空港に行ける立場の人が通行証の様な書類を持っていても、そもそも字が読めない兵士が少なくないらしく。
これでは話になりません。というか話は出来るのでしょうけれど、最低限の教育さえ受けていないというのは恐ろしい結果を招くんだなぁと。

関連する記事を読んだ中で、あの地域の人々は計画性を持った行動が出来ないというのがありました。
教育こそ計画性の象徴だよなぁと。
日本人で字を読めない人は、健常者であればほとんどいないハズで。それが当たり前くらいに思っていたのですが、国によってはやはり違うんだなぁと。

今日は53回目の自分の誕生日でもあるのですが、早朝に飛び込んできたテロのニュースが他人事でなく。
ともかく、JICA関連の方々が無事に救出されることを願っています。
あと、貧乏人でもちゃんと教育の機会を与えてくれたり、まともな治安に恵まれたこの国にちょっと感謝せねばで。

ポピュラーとクラシック

自分は貧乏人の家庭で育ったものの、何故か幼少期にクラシックピアノを習っていました。
何故かというより、母の夢だったそうなのですが。
兄達も習っていたので、必然的に自分も習っていました。
その後に役に立った場面は少ないものの、一部の方には絶大な説得力があったりしました。

ただ、クラシックピアノを習っていても、流行歌はその通りの譜面が無いと弾けません。
これは音大のピアノ科を卒業した子でもそうでした。
あれだけお金を掛けたのに、コード譜を読めないんです。

その点は音楽に興味あったやんちゃ系のギター小僧の方が余程強く。
この矛盾は何ぞやと?

だいたい、「変ロ長調」とかいう言葉自体、まるで漢語というか古文というか。
「Bb」(ビーフラット)の方がよっぽどシンプルな言い回しですし、管楽器もBbなのが多かったりで。
細かなお玉杓子だらけの譜面なんて無くとも、コード譜だけで伴奏は出来てしまうのに。
クラシック畑出身ですと、これがかなりマジカルに映る様です。

自分がその辺を覚えたのは小学校の終わり頃に兄が持っていたギターと、さだまさしさんや吉田拓郎さんの譜面からでした。
コード自体は案外すんなり受け入れられたのですが、フォークギターの指に食い込む玄の方がよほど辛く痛く。
ただ、フォークギターを弾けても、ロックギターはまた別物で。パワーコードなんて言葉も知らずでして。
とりあえず、それっぽくロックギターを弾くならパワーコードから入るのが賢明かとも思います。

と、クラシックにイチャモン付けた文章でもあります。
そこ等辺、もうちょっと現代風に応用の効く教え方って大切だと思ったりです。
たぶん、小さな子供達が弾いてみたいとか伴奏してみたいとかって、流行歌の方が多いでしょうし、自分もそうでしたし。
何処かの時点で「俺のやりたいのはコレじゃない!」って矛盾が生まれそうで。
勿論、クラシックの良さはありますが、それに改めて気付くのは結構先の話だったりで。

流石プロ

ここに綴ってしまっては、ちょっと問題になるかもしれないので消す可能性のある記事です。
認知症らしき高齢者の件で、ここしばらく対応に迷えていました。
物忘れが激しく、会話が成立しないような場面も最近は度々。忘れるだけでなく、こちらが言ったことを全く別の意味で解釈してしまったり。覚えていても、話が180度引っ繰り返っていたり。
その誤解が良い方向ならまだ助かるのですが、悪い方ばかりで。これでは会話をしない方が互いに良いのかな?と。

それでも、一人暮らしの高齢者だったので、やはり心配ではありました。
何とかならんかなぁと思っていたところ、行政の福祉系が異変に気付いて状況が好転したそうです。
福祉の担当者さんが幾度か自宅訪問し、これは病院で検査が必要と判断されたそうです。
しかし、担当者さんが病院へ同行する一度目はドタキャンとなったそう。そして、二度目もドタキャンになりかけたのですが、何とか連れ出してくれたそうで。
このタイミングのドタキャンはよくある話だそうで、担当者さんも対応には慣れているらしく。これが出来たのは流石プロで。
自分が促しても、病人扱いするな!と拒絶されるのが目に見えていて。(実際それに近い会話もありました)

検査結果は、CTスキャンからもテストからも認知症だったそうです。
この結果のお陰で、福祉側の対応も今後取れやすくなるそうで。(介護関連だったかな)
ともかく、自分の様など素人が説得しても、どうにもならない事態でした。
逆に、どうやって説得出来たのか教わってみたいくらいです。

お医者さんは本人に検査結果を直接伝えたそうです。
本人は素直に受け入れられたのか謎です。また、翌日それを覚えていられるのかも謎で。
自分も以前に少し検索したのですが、高齢者の認知症の場合、治療方法は少ない様子で、進行を遅らせる対応が一般的らしく。

不思議なことに、数十年前の記憶はけっこうしっかり残っていたりでした。
そういえば、過去にこんな場面もあったなぁと。(時をかける老婆)