自粛期間

コロナ禍の自粛、その一部が明日から解除されるそうで。
思ったより短かったような長かったような期間でしたが、その間の出来事を思い返すと案外長かったかなぁとも。だいたい、緊急事態宣言が何時からだったかのかもちょっと思い出せなかったり。四月一日からだったか。

その期間から若干外れるのですが、100日後に死ぬワニというTwitter上の漫画があったなぁと。
連載の終了間際に自分はその作品の存在を知り、それまでの流れを何十話か読み戻し。
仲間達とのほのぼのとした生活感漂う作品なのですが、どうやら最後は突然の別れが待っているらしいタイトル。
結末がどうなるのか気になりました。どんな終わり方なのか。

それが分からないタイミングまでが楽しかったかも知れません。高価な道楽道具も購入するまでの選定過程や入手後の姿を想像するのが楽しみだったりで(例えとしてちょっと違うかも知れませんが)。
実際、最終回は「あれっ?」という感想でした。続けて関連のイベントが沢山待っているとの告知に「あれれっ?」で。
Twitterではそんな最後の展開に、ちょっとした炎上もあった記憶です。
その後どうなったのかなぁと先程思い出して検索してみたところ、残念な流れは収束していない様子でした。


どんな終わり方が良かったんだろうと、ちょっと考えてもみたのですが、読者の期待と作者のストーリー展開は時として一致せずで。想像以上に面白い展開というのは酷なのかも知れません。
チャップリンも映画の製作では相当悩まれた場面が多かったらしく。なので、恐ろしく計算されている作品作りでもあって。
その作品も、当時のアメリカ政府には不評だったそうで。人を堕落させるとか、見当違いな視点というか。

話が飛ぶのですが、自粛期間に至るまでの身の回りの出来事も、今思うと変化があったなぁと。
当初は空気感染が無いという事で、予防のためのマスク着用は意味が無いと。その頃街のマスクは既に売り切れていて、その対策の意味もあったのかなぁと。
自分がよく利用している飲食店でも、マスクを着用している店員さんは居なかったです。接客商売でマスクは失礼というそれまでの風習も残っていたかと。
何がキッカケだったか思い出せないのですが、いつの間にかどのお店も店員さんがマスク着用の流れになっていました。これは自分もホッとしました。

自分は元々冬から春にかけてマスクをする習慣があったので、今年は特に着用しっ放しでした。
しかし、ここのところ気の緩みもあるようで、近場の買い物程度ですとマスクを忘れていて。だいたいは家を出て五分もしないうちに気付くのですけれど、それで引き返すことも無く。
使用中の使い捨てマスクも何度か洗っていると通気性も落ちてしまうし、着け心地も悪くなってしまうし、こんな夏日が続き始めるとマスクが苦痛な場面もあり。
流石に大きな街に出たり、電車に乗る際はマスクを手放していませんが、世の中の習慣はこの夏の間も続くのかな。
とりあえず、コロナ禍になる前のマスクの値段に近付くことを願っています。

種蒔きから二週間後のヒマワリ

種蒔きから二週間経ったヒマワリですが、困難な状況です。
双葉の次に生えてきた葉が尽く虫に食べられてしまい。これは初めての症状です。
去年と一昨年はコガネムシの幼虫に根を食い荒らされる被害に悩ませられたのですが。

更に次に生えてきた葉は現在のところまだ無事そうです。スプレー式の農薬では効きがどうにも弱い様子。
ヒマワリの若葉はそんなに美味しいのかなぁ。

久し振りの上野

昨日のこと、気になる求人を見付けて地元の職安へ。
これがコロナ対策でシャッター降ろしておりまして。
滅多に観掛けぬ求人だったもので、上野の職安まで伺うことに。過去の職歴を活かせる仕事というのは自分だけでなく組織にも好都合なハズで。

マスクの着用率100%な京成線に揺られ、いざ鎌倉では無く上野でした。
駅を降りて遊歩道を渡る途中、考えさせられる場面が。ホームレスらしき中年男性が何人も目に付き。
近年のホームレスというのは見た目で普通の人と大差無いのです。清潔感も失っておらず。
ただ、ヨレた背広と大き目な荷物と行く当て無い姿で、きっとそうなんだろうなぁと。
真冬や真夏に屋根の無い暮らしは大変だと思います。
十年以上前に愛知県から都内に引越した自分は一部の荷物を車に積んでの引越しでした。一月初旬の深夜、引越し先のアパートに到着して早過ぎた時間割で車中泊。
住み家の鍵は当然閉まっていますし。

しかし、車のエンジンを切るとあっという間の寒さ。東京の冬はこんなに寒かったっけ?と。
アイドリングの燃費がどれだけのものか謎ですが、エンジンを切ると暖房も止まるワケで、色々と試してみたのですが暖房が無いと死ねる外気だなぁと。
その昼に引越し作業は無事に片付き、都内で車は不要だし駐車場も借りていなかったので愛車を手放しに。
愛知で暮らしていた頃は、何処へ行くにも重宝した初代Vitzでした。逆に愛知では電車にもバスにも乗った記憶が無く。
特に夏の海は水質も良かったですし、徳川というか松平のお膝元な土地巡りも面白く。

話を戻さねば。
今日のニュース記事でも氷河期世代の話題を見掛けたりでした。
しっかりした学歴に真面目なスタンスであっても、正社員として働けなかったり仕事を失ったまま等。
自分はバブル世代の末尾に食い込めただけ幸せかもしれません。バブル期は貧困学生で何の恩恵も無かったのですが、就職だけは星の数ほどの選択肢があって。
東証一部企業を一社だけ受けて、特に苦労も無く内定。人事部長の面接で「君は他社を受けていないそうだが、当社をもし落ちたらどうするのだい?」な質問に「落ちてから考えます」と平気で言えたり。
翌年から就職状況は大きく変わってしまいました。大学で世話になった先生へ挨拶に伺ったついで寄った就職課の掲示板には「昨年までのOBの意見は参考になりません」とハッキリ綴られていて。

母校のこんな場面が自分は好きでした。世界が変わった事実です。
自分は大学の二部(夜間)出身でしたが、同級生の多くは希望の道に進めていました。それくらいその年度まで企業は人を集めていました。どの企業も成長に躍起で。
平成の終わり頃、世間はまた人材難というか若い人を集めたがっていました。氷河期はどうやら終わった様子で。
しかし、昭和の終わりから平成の始まり頃の様な世の中の浮かれ具合というかイカレ具合は感じられず。

そして、令和の二年目。上野の遊歩道でまた世界が変わったんだなぁと。
行く当てのないオッサン達、恐らく自分とそんなに歳の差が無さそうです。具体的に何歳なのか謎ですが、老けていたり疲れた背中だったり。
一歩間違ったら自分も同じかも知れず。バブルが弾けた後に墜落してしまった知人も居たりでした。
自分も実績を残せる様に努力は怠らない面もありました。しかし、それを評価してくれるのは在職した組織でしかなく。これは何ともハッキリしない運でもあって。
そんなチャンスやキッカケに恵まれなかった方も多いらしく。まだ自分は幸せな方だよなぁと。

職安の帰り道、箱マスクを店頭に並べるお店の前を通過しました。元が何屋なのか分からない店構え。この辺りは仏具屋さんが多いのでそれだったのかな?と。
50枚入りの箱マスクが千円。これは安いなぁと。過当競争の結果を観た感でもありました。
ただ、出所のハッキリしない品ですし、自分もまだストックがあったのでパス。
これが一ヶ月前だったなら、間違いなく購入していただろうなぁと。

自粛が一部解除となった都内ですが、上野の街はまだシャッターを降ろした店舗も多く、人影もまばら。
令和の始まりもなかなかドラマチックだなぁと。
十年後にこの記事を読んで、そんなこともあったなぁと思うのかな。

緊急事態宣言解除

表題の通りです。
チェッカーズの歌詞を思い出しました。「卒業式だと言うけれど、何を卒業するのだろう」。
まぁ、永遠に自粛では経済が破綻しますし、何処かの時点で線引きは致し方なく。個人的には妥当なタイミングだったと思います。
今後、国会で関係無い議論に熱中するよりは、第二波第三波の対策をちゃんと考えたり、経済復興や庶民の暮らしへの対応に知恵を絞ってほしいところです。

数日前にテレビのニュースで知った話題が、少し気になりました。
日本人は何故新型コロナの死者が少ないのか?という話題でしたが、その原因の一つに「日本人は既に免疫を獲得していた可能性がある」とのことで。

その説明によると(うろ覚え入っていますが)、新しいウイルスに感染した場合、2種類の抗体が順番に活躍してくれるそうです。
最初に万能な抗体が活躍してくれるそうですが、万能故に力が弱いそうで。それでも抑えられない場合はターゲットに特化した別の抗体が活躍してくれるそうです。

もし、既に感染したことのあるウイルスにまた感染した場合、上記の二種類の抗体が頭から同時に活躍してくれるそうで。
新型コロナに対して、日本人は後者の反応を示したそうで。
検索したところ、こちらの記事が詳しく。(日本人は新型コロナウイルスに対して免疫を持っている可能性 低い死亡率の原因?)

じゃあ、日本人はいつその免疫を獲得していたのか?となるのですが、上記の記事によると「未知の風邪コロナがワクチンになっていた可能性」とのことです。
ずっと以前にいつの間にか感染していたような感じでしょうか。そのときは単なる風邪で済ませてしまっていたのかなぁと。
だったら、そこまで大騒ぎする必要など無かったのでは?ともなりそうですが、得体が知れだしたのはごく最近の事です。
上記もまだ仮説段階だと思われますが、理系的な筋の通った話に思えます。
ただ、免疫の弱い方や高齢者にはやはり脅威であることに変わりないのでしょうね。

世の中が落ち着いたら、自分は抗体を既に持っているのか知ってみたいものです。
介護や医療従事者の方が優先されるべきでもあります。免疫を既に持っていたのなら、不安も少ないでしょうし。

ヒール役

昨日気になったニュースの一つが女子プロレスラーの他界でした。
この事件を知るまで全く存じない方だったのですが、出演されていた実録系の同居番組ではヒール役だったそうで。
その番組の放映後は本人のSNSアカウントが叩かれる場面も多かったそうで、本人もそれを気にしていたそうで。
どんな番組のどんなシーンだったのか観てみたところ、かなりのヒール役な演出でした。

作られた演出なのか、偶然生まれた実録なのか分かりませんが、その場に居たくない嫌な雰囲気は十分に伝わり。
リアリティを追求した番組との触れ込み、何処までフィクションなのかノンフィクションなのか謎。そして、十分に悪役だとは思えました。

菅井きんさんが生前にバラエティ番組で漏らしていたのですが、意地悪なお婆さんがハマリ役になってしまい、本人は覚悟もあったそうなのですけれど、娘さんの結婚に悪影響がありそうで心配だったと。
人によっては、ドラマの役が本人そのものと映ってしまうようで。
気持ちは分からなくも無いのですが、それとこれとは別でしょうという感覚が麻痺している人は世の中に居るんだなぁと。
別の役者さんも、プライベートの出先でお年寄りから怒られてしまったことがあったりだそうで。人気ドラマの悪役で意地悪が過ぎるとのお叱りだったそうで。
まぁ、お年寄りだから仕方ないと思われたかと。

今回他界された女性はそこまでの覚悟があったのか分かりません。その役が嫌だったら命を落とす前に辞めてしまえば良かったのにと思えたり。
だって、まだ若いのですし、他の生き方は無限にありそうで。そもそも本業はプロレスラーなのですから。
SNSで彼女をしつこく叩いた人達はアカウントをその後消したりだそうです。現時点ではこの人達が叩かれるターゲットだそうで。
負の連鎖としか言いようが無く。

メディアでヒール役の人に対しては、実は良い人だった的なフォローがあるべきかと思っています。
ブッチャーにしても、そんな面が知られていたから人気が絶えなかった記憶です。
上記の番組を自分は一部分しか観ていなく、何らかのフォロー的な場面はあったのかなぁ。

最近もコロナ関連の偏向報道が話題になったりしていました。識者の意見が本人の伝えたかった内容と真逆に編集されていたり。
本来まじめに取り組むべき番組でも、これではメディアに良心を期待するのは難しいのかなぁ。
世の中、根っからの悪人というのは実際に存在しますが、それは極僅かかと思っています。偽善者みたいなのは多いとも思えていますが(自分も偽善な面が全く無いとは言い切れず)。
SNSで本人に「死ね」と綴っていた人達は、思い通りになった後にどんな心境なのか聴いてみたいです。

こういった実録系の番組、製作側というか編集側はかなりの気遣いが無いと危険かも知れません。そこに視聴率を意識しただけの作為的な編集が加わったら、出演者は餌食でしかなく。
自分は基本的に平和主義ですし、争いごとは苦手です。それでも稀に怒ってしまうことはあります。積もり積もった後の怒りもあれば、人の道を外した言動に反射的な怒りもあったり。
そんな場面だけをクローズアップされてしまったら、自分も悪役になりかねずです。
最後に怒ったのは何年前だったかなぁ。

Forza siでプラグ交換

今日は久し振りの晴天で、先日入手したMotoDXプラグLMAR8ADX-9SをForza Siに着けてみました。
その前にガソリン添加剤を入れて、35kmくらい試走。ガソリンは満タン。
この試走時、外環道の下道を江戸川の交差点から国道4号の交差点辺りまで往復してみたのですが、燃費は久し振りの35km/lをマーク。
普段は30km/lを切っていました。添加剤のお陰というよりは流れの良かったルートと暖かい季節の影響の方が大きかったかと思われますが、実際のところ謎で。
アイドリングも加速もパーシャルもこの時点でスムーズでした。先日のオイル交換とエアクリーナーの清掃も影響あったのかも知れません。

帰宅後にプラグを交換。
作業は15分程度。5度目くらいのプラグ外しなので久し振りでも慣れたものです。先程までそれなりに飛ばした運転だったので、エンジン回りはまだ熱く。
焼き具合を確認したところ、丁度良い部類でしょうか。
新旧のプラグを並べたところ、電極周りの作りは全く別物でした。新しい方が圧倒的に細い電極なものの、耐久性は高いそうで。値段も倍まで違わないので、それだけでも費用対効果はありそうです。
何より着火性が良くなる触れ込み。

その後、試走してみました。
全般的に極端な違いは無かったです。毎度のことですが。
細かい違いを敢えて綴ると、エンジン始動時のキュルルルがキュルルに変わりました。ただ、エンジンそのものが暖まっていた影響もあるかと。
アイドリングについては各パルスのエッジが立ったような印象です。それまではサイン波に近かったのが、立ち上がりが鋭い波形になった様な。やや不整脈気味な場面が稀にあったのも全く無くなり。
加速については、回転上昇の途中で僅かに感じていたトルクの谷が少し解消された様でもあります。リニアに上がるようになった様な。
気付いたら、けっこうなスピードでした。
全般的にパワーアップしたのかなぁとも思えます。

加速を楽しんでしまったせいもあったのか、上記の35km/lの燃費は34km/lの燃費に微妙に落ちてしまいました。
本来は燃費の向上も狙っている製品らしいのですが。
まぁ250ccにしては十分な燃費ですし、今回の給油前には30km/lの燃費にも届いていなかったので無問題かと。
最近の四輪は標準で高性能なイリジウムプラグを採用しているパターンが多いそうです。なので、MotoDXプラグに交換しても違いに実感が湧かないパターンも多い様子で。
Forza Siについては標準プラグがごく一般的な性能なので、違いは分かりやすいかも知れません。
値段も大きな違いは無く単気筒なので1本で済み、耐久性も高い(倍になる?)らしいので、プラグ交換時にこれを選択するのはオススメとも思えます。

シリンダー内のカーボンを飛ばしたいので、近日中に少しは長めな距離のツーリングに出掛けたいところです。
あと、試走の途中でデロリアンを見掛けました。実走行する姿は初めて拝めたかもです。過去に観たのはLAのユニバーサルスタジオで展示されていた改造車くらいでして。

武漢の邦人救出劇

ニュースソースが共同通信なので、事実か否かよく分かりませんが、ちと気になる記事を見掛けました。
新型コロナで武漢が封鎖された際の邦人救出劇な話題でした。
過去に日本の大学院でお世話になった中国人が、空港までのバスを手配してくれたそうです。
この救出劇、飛行機は日本政府が手配した記憶ですが、封鎖された街でどうやって空港まで邦人を送り届けるのか気になっていて。
ちょっとした美談だと思いたいところです。

過去の仕事であんなこともあったなぁと。
分析装置のサービスマンをしていた頃の話です。訪問先は民間や公共機関や研究所。
名の通った研究所に伺う場面も多かったのですが、日本の頭脳を集めた様な場所ではちょっと気になる出来事に遭遇したりでした。
修理で伺った某研究所もその分野では国内で先端技術を誇っていました。古い建物の小さな研究室はメンテナンスを怠った分析装置が並び。
装置の担当者は中国人の留学生。三十代前半くらいの男性でした。
ともかく分析が上手く出来ないらしく、最低限の費用で修理してほしいと。
日本語は流暢でないものの、十分に意思疎通の出来るレベルでした。

装置の修理は半日ほど掛かり、普通に使う分には問題無いレベルに仕上がり。
動作確認には一時間以上掛かり、その間に留学生と世間話を。
中国からやってきたそうで、奥さんと一緒に暮らしている等々。きっと学業は優秀な人なんだろうなぁと。
しかし、任されたこの装置の使い方をロクに教わっていないそうです。時々様子見に来ていた上司らしき人は、この留学生に対して奴隷の様な態度。
本来はこの上司がちゃんと引継ぎすべきなのになぁと。

下手な使い方をすると高額な消耗品も一撃で壊してしまう分析装置でしたし、何だか気の毒だったので後日無償でトレーニングしてあげることに。
溜まっていたらしい検体もその後一気に片付いたそうでした。
要領の良い留学生だったと思います。その後に変な修理依頼も少なく。

半年に一度くらいのペースでその研究室に伺う機会はありました。
しかし、例の意地悪な上司の姿を見掛けなくなり。どうしたのかな?と。
翌年の訪問時にはまた上司の姿を見掛け、どういうことなのか留学生に聴いてみました。
何でも、実績が残せなかったそうで任期の延長無くクビ。しかし、次の仕事が見つからず、所長の計らいでパートの事務職として雇ってもらえたそうで。
立場が逆転した様子でした。

留学生はその間もしっかりしたデータを取れたり、実績も残せていた様子。第一に英語は日本語より達者だそうで、国外での発表も得意そうで。
後から知ったのですが、競争率の高い研究所では人種を問わずに妨害や嫌がらせがあったりするそうで。
恐ろしい世界だ。

更に数年後、研究所の老朽化に伴う移転がありました。
この作業も自分が担当したのですが、留学生の立場はかなり良くないっている様子でした。
ただ、残念なことに移転先は自分の会社がサポート出来ない他県でした。
他県の新しい研究施設で装置の設置と動作確認までが自分の最後の仕事となり。
留学生は「今後とも宜しくお願いします」とのことでしたが、もうサポート出来ない旨を伝えると涙ぐんでいました。それをやってしまうと他社の畑荒らしになってしまい。
「いよいよどうにもならない場面があったら、メール対応くらいなら大丈夫だから」と。
実質、それがお別れの場面になってしまいました。

仕事が比較的空いていた時期だったのもあって、無償で助けてあげられた感です。それと、自分も海外の仕事で現地の方々に助けられた場面が幾度もあって。
ともかく、日本人がみんなこんな冷たい奴ばかりじゃないと思ってほしく。
例の意地悪な上司のことをどう思うか聴いてみたところ「可哀想」と一言。
自分からしたら「ざまあみろ」ですよと笑ってしまったり。あれは日本の恥くらいに思えてしまい。
当時は「消えた博士」というのが話題にもなっていて、あれはその中の一人なんだろうなぁと。

隣国でも国毎の政策に大きな違和感を覚えたりする場面は多いのですが、人についてはやはり別だと思っています。
義務教育のうちに反日主義を叩きこまれる文化もあったりするそうですが、国際感覚を持った学生は柔軟な方が多く。個人的にそういった方に悪い思いを抱いたことは無く。
あの留学生、このコロナ禍で今頃何処でどうしているんだろう。