緊急事態宣言延長

緊急事態宣言が一ヶ月ほど延長される見込みだそうです。まぁ仕方がない一面はあります。
ただ、この自粛期間でも干上がってしまいそうな個人、店舗、企業は既にありますし、何らかの補償があったとしても対応が遅れては支給前にやられてしまうだろうなぁと。

自分はこの二十年程保守寄りの人間です。ネット右翼だとは思っていませんが、学校で教わってこなかった歴史をある程度知ってから、あまり自虚的な歴史観では無くなりました。
それと、この二十年少々で海外に触れる場面が幾度かあり、訪問先では日本人だからという事で良い思いをした場面が幾度もあり。
そこで先人達の善行に感謝する機会が増えました。先人が悪い事ばかりしていたら、日本人だと言うだけで怪しまれたのだと思います。

あと、日本の首相が短期間で入れ替わる期間が十年以上続き。これは外交面でデメリットが大きかったと思います。第一に名前も覚えてもらえないでしょうし。国のトップ同士での信頼関係なんて築けるワケもないでしょうし。
誰でもグレーな部分はあるという前提で、ある程度は許してあげるくらいの気持ちが無いと長期政権は難しいのかなぁと。
ただ、現在の安倍政権については「ダメダコリャ」に近い感覚になってきました。身の回りの保守系な人も同様の様子です。
特に今般のウイルス騒動では全くと言っていい程後手々々で。平時であれば誰がトップを務めていても何とかなってしまうものです。企業にしても。
これが国難に近い状況で、この体たらくぶりはある面凄く。

様々な問題を抱えている中で、極端に大きな問題が発生した場合、それを解決するには何か一つくらい捨てないと何も解決しないと自分は思っています。
今回のウイルス騒動の場合は、「経済停滞」と「ウイルスの拡大収束に伴う自粛」の相反する二つの要素がともに大きな問題で。
戦国時代の戦で資金が足りない場面、借金を気にして増強出来なければ負けてしまうし、勝てないことには命も危ういみたいなストーリーがあったなぁと。

先日のトーク番組で、橋下さんがこんな状況を「ナメクジみたいな政治」と批評していました。まさしくその通りだよなぁとなかなか痛快で。
橋下さんは大阪の財政を健全化させた実績もお持ちで、説得力があります。
しかし、人としてはちょっと怖いよなぁと。友達にしたくないタイプですし、同僚にもこんなのが居たくないタイプでもあり。
苦労して這い上がったのは少し存じていますが、どうして、そんなイメージになってしまったのか自分でもハッキリしておらず。
今朝たまたま見掛けたニュース記事が上手く要約されていました。

良く言ってしまうと、結果を残せる人材だとは思います。ただ、人柄としては難しいよなぁと。
女性というのはお金持ちや権力のある人を好む傾向があったりです。全ての女性がそういうワケではないのも分かってはいますが。
自分からするとホリエモンも橋下さんと似たようなイメージですが、一部の女性からはウケが良かったり。
過去にサリン事件を起こした宗教団体の看板となっていた方は弁が立ち、見た目も悪くなかったのでニュースキャスターの女性さえ色目使いで。
どれも一緒なのかなぁと。ただ、動物の本能としては強い男はモテるというのが普通かと思います。

話が飛ぶのですが、自分もリタイア後にお金に余裕があったのなら豪華客船で世界一周とかしてみたかったです。出来るものなら足腰立つうちに。
あまりにも高齢になってしまうと旅行そのものが苦痛でしょうし、それがシルバー世代前のリタイアだったらさぞや幸せだろうなぁと。
足腰立たなくなったら、介護ホームで安住な暮らしも良いなぁとか。

皮肉なことに、今回のウイルス騒動ではどちらも最悪な事態を招いています。
クルーズ船は逃げ場の無い密閉空間で、介護ホームは崩壊寸前で。サービスを提供するスタッフ含めて生きるか死ぬかの状況で差別まで受けてしまったり。
世間的な平凡な暮らしとか、少し貧しいくらいの生活の方が、こういった場面で強かったり逞しかったりしそうでもあります。ポツンと一軒家系などは最強かも知れず。

現在の自分は全く自慢にならない状況ですけれど、かつての同僚や同級生とはソコソコ仲良く縁が続いています。
特に、調子の良くないときほど声掛けてくれる有難い存在でもありまして。
それを思うと、案外幸せだよなぁと。
だって、上記の様な方がコケた時はチヤホヤしていた連中とか、何かにあやかりたい連中は皆サッと消えてしまうでしょうし。これも動物の本能なのでしょうが、人には知性とか情とか諸々あったりで。
最後に残るのは何であろうかと、自粛延長を考えたりです。

新型コロナのもやもや(2)

新型コロナで日本は陽性率が高いそうです。特に東京は検査した人の四割が陽性反応を示したそうで。
これは陽性者なのに検査を受けていない人が多い意味だそうで。実際に海外に比べて検査数はかなり少ないそうで。
日本での検査数の少なさについては、結果的に病院での感染を減らせた面もあったのかなぁとも思えたりですが、

逆に新型コロナの死亡率が日本は低いというデータもあるそうです。
この理由は何だかよく分かっていないみたいです。医療側が頑張っている面も勿論あるのでしょうけれど、似たような民族で似たような社会である韓国の方が10倍近く高いそうで。
日本が何か優れているワケでは無く、ともかく理由がよく分からないそうです。
様々な対策をしてきた韓国が日本の様な対応をしていたら、更に死亡率が上がってしまうのかな?と思ってしまったり。

思いついた違いをあげると、食生活、気候、(有事では無く)普段の衛生概念や習慣、過去の予防接種、遺伝子くらいでしょうか。
でも、どれに違いがあるのかサッパリ分かりません。韓国と日本にそれほどの違いがあるとも思えませんし(台所に便器があるというのは大きな違いですが)。

上記の陽性率が高い件について、テレビ番組の出演者が持論を出したところ司会者に怒られた場面があったそうです。もっと勉強しろと。
しかし、怒ることも無いと思います。
だいたい、報道番組とかで専門家の意見に「そうだったんですか」と誰もが知っているにも関わらずあえて知らなかったフリする役は多く。それも毎回々々(お前はこの前も聞いていたのにまだ覚えていないのか?と思う人は居るのかな?)。
これは無知とか馬鹿では無くて、相手を立てたり意見を際立てたりする効果があるハズで。
「知らなかったぶり」とでもいうか。「知ったかぶり」よりは余程偉い立場とも思えるのですが。
逆に「そんな話は私でも知ってます」などと出演者皆が言い出したら、専門家の立場もあったものじゃなく。
そこには知らないフリする役とか、ぶっ飛んだ意見を言う役とかが居るべきで。
それに対して、必要以上に失礼な攻撃を加えるのは虐めに近いというか。

まぁ出来るものなら誰も知らないような新鮮な話題を出してくれた方が良いとは思います。

新型コロナのモヤモヤ

ここ数年の肺炎による死亡者数は日本で毎年約12万人だそうです。
対して、現時点での新型コロナウイルスの死亡者数は360人。
これだけを比較する限り、ぜんぜん大したこと無いようにも思えます。
何を大騒ぎしているのか?と。経済をここまで停めてしまった副作用の方が余程問題にも思えます。
仮に新型コロナの流行が一年続いたとしても、例年の死亡者数よりも少なそうです。

二月頃から国内でも騒がれ始めた新型コロナですが、情報が錯綜していて自分もちょっと混乱気味なので、分かっている範囲で整理してみます。頭の体操も兼ねて。

【死亡率】
上記の通り、例年の肺炎による死亡率の方が余程高そうです。
日本の人口が1憶2戦万人ですから、例年の肺炎による死亡者が12万人だとすると、1/1000です。
千人に一人と言われても実感が湧きません。自分の世代の小学校は1クラス40名程でした。
これが6学年分ですと、1学年4クラスの小学校で全校生徒960人。
なので、1学年4クラス規模の小学校で1人程度の死亡率になります。たぶん、何処の誰だか分からないレベルでしょう。

【年齢】
若い人でも同じように感染はする様ですが、死亡率自体は高齢者の方が圧倒的に多い傾向です。
体力や免疫力の差が出やすいというか、これはインフルエンザでも同じ傾向かと思われます。
医療の発達していなかった時代でしたら、単なる老衰で片付けられたかも知れません。

【基礎疾患】
この影響も大きい様です。特に最近亡くなられた著名人さんは元々ヘビースモーカーで肺が弱っていたとか、抗がん剤治療で抵抗力が衰えていた等。
しかし、新型コロナに限った症状とも思えません。インフルエンザでも似たようなものでは?と思えたりです。
自分の様な喫煙歴30年を超えるオッサンは危ないのかも知れません。

【症状】
健康的で体力も十分にある現役スポーツ選手でも入院時は相当辛かったとの証言もあるので、死亡に至らなくとも大変な思いをするパターンもあるらしく。
一時期騒がれていた免疫不全に陥る件はずっと先になってからでないと分からないのかなぁと。
無症状の人が圧倒的に多い様子ですし、最近の調査では既に(いつの間に)免疫(抗体?)を獲得した人が相当数居るらしく。

【感染力】
感染力は相当高い様子です。これが一番の問題でもありそうです。
当初の報道やWHOの見解とは大きく異なっています。時系列で認識の違いが最も出てきた部分に思えます。
熱帯地方でも感染例が多いそうなので、季節性なのは期待できそうも無いのですが、日本の場合は冬よりも夏の方が少しは感染力が弱まるのでは?と僅かな期待を持っています。
あと、再発のパターンもあるそうで。

【医療機関】
既にほぼパンク状況らしく。医療関係者の感染も広がっている様子です。これも一番の問題かも知れません。
死亡者数を360人に抑え込んでいるのも、この医療のお陰かも知れず。
医療機関では防護服着用が基本ですので、インフルエンザの対応や通常の肺炎とは次元が異なるというか怖い伝染病並みの扱いかと。この装備では作業性も一気に落ちそうですし。

感染して発症していても重症でない限り自宅待機で、その間に急激な悪化で死亡してしまうパターンも出始めました。
重傷者優先なのは当然ですけれど、イタリアの様な年齢制限も場合によっては必要なのかなぁとも。
実態としては十分に重症なのに軽症者扱いされているとの報道もありました。ここまで悪化しているのに、受け入れてもらえないのかと。これが一番気の毒でもあります。
急激な症状悪化の例で考えると、ホテルや大型施設を借り切って軽度の症状な感染者はそこでまとめておくのは意味がありそうです。
あと、町医者クラスですと感染を恐れて逆に暇になっているパターンもあるそうですが。

【検査】
上記の通り、限られた受入れ機関がパンクしているので基本的に検査も門前払いな傾向の様です。
即席でも検査のみの施設設置がやはり必要ではないでしょうか。選別もこの時点で出来るのですし、分業で効率も稼げそうで。
ただ、既に自然治癒してしまった感染者も多い様子なので、当面は症状が出ている人専門になるのかな。

【葬儀屋さん】
ニュースを観ていると、葬儀屋さんも大変な状況らしく。感染者が亡くなられた場合の葬儀は断る傾向だそうで。葬儀屋さんではなく火葬場の話だったかもしれません。
自分で綴っていて話が矛盾している様にも思えますが、感染者が亡くなられた場合はそのまま葬儀も無く骨になって帰ってくるシステムじゃなかったのかな?

【予防】
マスクの着用は意味が無いくらいにしばらく言われていました。感染者がばら撒かない分には着用の意味があるといったレベルで。
ところが、症状の全く無い感染者も多いらしく、誰もが感染者かも知れないという前提であればマスクの着用は大いに意味がありそうです。
マスク文化の無かった国でも着用義務が登場したりな現状です。
うがいや手洗いは当然必要で。
あと、通勤電車といった人混みの密閉空間は出来る限り避けたいところです。この点現在無職の自分は相当助かっています。社会人をしていたら、職種によっては避けようが無かったりで。
他にも予防の要素は色々ありそうですが、長くなるのでここまで。

【日本は何故少ない?】
日本での感染や死亡者数が欧米に比べて少ないとの指摘もある様です。
考えられている理由の一つがBCGワクチンの接種だそうで。BCGワクチンも色々な種類があるそうですが、日本で採用されている株がよく効いているのかも知れず。
あと、マスク文化の恩恵もあるのかも知れません。
更に、衛生面の意識の高さも良い方向に表れているのかもで。実際、ヨーロッパの有名な観光地であってもゴミだらけとか不衛生な場面は多く。
BCGとマスクと衛生管理で仮にそれぞれ2倍の効果があったとしたら、計8倍の違いは出てきそうです。

【ここまでのまとめ】
上記を考えてみると、死亡率の点ではそれほど問題で無さそうに思えます。大流行がまだ発生していないだけなのかも知れませんが。
感染したら症状は辛いのか?については、掛かってみないと分からないようですが、ほとんどの人は無症状でもあるようです。
問題になるのは医療機関のパンクなのかと。国が一番力を注ぐべき点なのかも知れません。

現在の外出自粛令が解かれたら、大流行になってしまうのかも知れませんが、このまま経済を停めたままというのは無理があります。
免疫(抗体?)を獲得した人の割合が上がってからであれば分かりやすいのかも知れません。ただ、それがどれだけ先の話なのかも謎で。
逆に外出自粛を続けた場合は免疫の獲得数を増やす障害にもなってしまうのかなぁと。極論ですが、ほとんどの人が無症状なのであれば、むしろ感染させてしまった方が良いのかも知れず(医療機関のパンクと矛盾してしまうのがネックですが)。
感染していない人に上記の免疫を上手く分けられたら理想なのでしょうけれど、そういったシステムが出来上がるのは何ヶ月も先なのかなぁと。

経済の点では、特に母子家庭の方々は大変だろうなぁと。自分も幼少期は母子家庭で時としてその日のお米も困ったりでした。
家庭レベルだけでなく、これが長期化した場合会社の倒産も相当数出てくるそうです。連鎖倒産が始まったら洒落になりません。これまで普通に暮らしていた人も地に落ちます。
ともかく、経済と健康面を天秤に掛けるタイミングがそろそろ訪れそうです。現状ですとゴールデンウイーク明け頃なのでしょうか。

国からの補償や援助も期待できそうにありませんし、感染しても思ったほど危険ではないという前提であれば、経済再開の見切り発車もやむを得ないのかなぁと思えるこの頃です。

岐阜ホームレス殺人事件

救いようのないニュース記事を朝から読んでしまいました。
昨日のニュースで事件を知ったのですが、詳細は先程呼んだ次第で。
人間交差点の題材になりそうな話でした。

20年程前から橋の下で暮らしていた男女のホームレス。男性は81歳で女性は68歳。
この2人が19歳の少年5人に暴行をくわえられ、男性は女性を先に逃がし死亡。
救急車で運ばれる男性は吐血して意識不明。女性は「頑張るのよ。頑張るのよ」と声を掛け続け。
その場面を想像すると泣けてきてしまい。
きっと、誰にも迷惑を掛けないように生きてきたんだと思います。それを何故。

5人の少年の多くは地元の大学の野球部関連だったそうです。被害者は石を投げつけられる嫌がらせに幾度も遭っていたそうです。
石を当てられるだけでも痛いですし、まして野球経験者がそれをやったら強烈かと。自分も北海道で高校生だった頃に初雪で雪合戦をしたりでしたが、野球経験者のそれは冗談抜きに痛くて。

この記事関連をTwitter等の書込みで確認してみると、少年達への非難が目立ちました。勿論当然ですし、社会的制裁は現時点で致し方ないかと思います。
ただ、自分も学生時代は痛みを知らずに酷い言動をしてしまったことがあり、未だ後悔していることも多く。
弱い者虐めは嫌いで、虐めている側をぎゃふんと言わせてやろうくらいの姿勢だったのですが、見た目で判断してしまった場面はあったりでした。これは養父の影響もあったと思います(だからといって養父のせいにはしませんが)。

【ここから先は半日後に綴りました】
過去の女子高生コンクリート詰め事件にしても、捕まって出所後の少年達は色々と再犯を繰り返しているそうで。中には俺は人を殺したことがあると粋がってもいたそうで。
これ、更生の余地が無いということですよね。
今回の事件は新型コロナによる外出自粛等でフラストレーションでも溜まったのが理由なのかなぁとも思ったりでしたが、投石は以前から続いていたそうなので特に理由は無いのかなぁとも。

自宅近くの河川敷でもホームレスが生活しています。
冬はさぞや寒いだろうなぁとか、大雨の日は無事なのかなぁとか考えてしまったり。
橋の下の方が雨をしのげそうですが、この界隈は住宅地なので人出も比較的多く、小さな掘立小屋を自分で建てて暮らしている様子です。
昔読んだ「たけしくん、ハイ!」でもホームレスに近い家族の話がありました。戦後の混乱時だったと思うのですが、母子家庭の一家が河川敷の掘立小屋で暮らしていて。
少年時代の北野武さんの実話だったそうですが、仲間達と悪ふざけしてその掘立小屋を破壊してしまった記憶です。破壊後に家族は消えてしまったそうで。
かなり酷い話で、恐らく本人も気にしているんだろうなぁと思います。もう一度読み返してみたい文章でもあって。
この作品は当時ドラマ化もされていたのですが、そのままのストーリーでは問題があったのか、家族の母親は綺麗だったので再婚して幸せになった様な結末に書き換えられていた記憶です。(どれもあやふやな記憶なのですけれど)

あと、自分は過去に西高島平のアパートで一年程暮らした経験があります。
都心まで地下鉄一本で伺えるのと家賃の安さで選んだ部屋でした。始発駅だったので座れる機会も多く。
しかし、いざ暮らしてみると個人的には居心地が悪かったです。陽当たりが悪いワケでもないのに雰囲気が雑然としており。何というか無機質で。
暮らしていたアパートもかなり安かったので、妙な住民が多く。中国語を話す女性のヒステリーが年中聴こえてきたり、時として喘ぎ声も漏れてきたり。劇団員が深夜まで大宴会で騒いだり。

その西高島平駅から自宅までのルートは首都高沿いを10分ほど歩くのですが、高速道路の植込みの中でホームレスの女性が暮らしていました。
60代くらいの女性で長髪に日焼けした肌。ただ、清潔感は保たれていたので街中で見掛けたら普通の人です。
時々、制服の警察官に注意されている場面があったりでした。まぁ、ここから出ていけ的な苦情を伝えていたのだと思います。
女性は毅然と何かを言い返していました。

どうしてそこで暮らしているのか、自分も分からず。かといってそんなプライベートなことを聴くワケにもいかず。
余程の事情がそれまでにあったんだろうなぁと。
出ていけと言われても、じゃぁ何処に行けば良いのか分からんです。そこに居るだけで迷惑になってしまうのかな。自分はそう思わないし迷惑も受けていないし。
だいたい、本来なら行政が保護してあげるべきだと思ってしまい。冬の東京ではボロアパートで暮らしていても寒いもので、それが壁も屋根も無いような暮らしではさぞや辛いだろうなぁと。

西高島平について酷い事を綴ってしまいましたが、近くには立派な大仏があったり美術館もあったり、古民家風な住宅もあったりで文化面が枯渇した土地では無かったと付け加えておきます。

話が飛びまくります。
現在暮らしている柴又も都内では地価が安い部類です。
ただ、住宅街や街中にホームレスは居ません。前途の通り河川敷に居る程度で。
比較的新しい集合住宅や新築の集合住宅も目立ちます。元々は畑しか無かった様な地域ですし、住宅街の所々には畑や駐車場が残っています。気付いたら新しい集合住宅が建てられていたり。
この春も自宅の近くに小さなマンションが建てられました。単身向けのマンションは直ぐに埋まってしまいました。
新入生や社会人一年目な方が多そうな様子で。
しかし、居住者は平日の昼間からそこに居る様子です。新型コロナの影響なのかと察します。こんなハズじゃ無かったんだろうなぁと。
駅前のコンビニでは煙草を吸うワケでも無いのに座り込んでスマホに触れる若者も多く。この春になってから昼も深夜も。
当初は不思議でしたが、どうやら無料のWi-Fiを借りている様子でした。
効率的だと思いますし、固定費削減の手段だとも思えます。ともかく個人単位で新しい生活に切迫した状況なんだろうなぁと。

リーマンショックの際、自分は安定した中小企業でお世話になっていたので助かりました。十数名の小さな会社でしたが経営陣がしっかりしていたので内部留保は一億円だったそうで。
その会社のお客さんは官公庁も多かったので、不景気対策に高額な製品をあえて購入してくれたりで、逆に儲かったりしていました。
そんな中、週末の深夜に小腹を満たしに近くのマクドナルドへ足を運ぶと、そこにはホームレスに近い方々が何人も。
都心であっても、真冬の外ではしのげない状況だったかと。行政よりも頼りになるシェルターが24時間営業のファストフード店だった様子です。
皆さん常連だったのか、小声で会話もあったり。他のお客さんに迷惑を掛けない雰囲気が伝わっていました。

実家で暮らしていた学生時代に兄から聴いていたのですが、だからといって共産主義や社会主義の国にも乞食は居ると。
民主主義であれば当然居るんだろうなとは今現在でも思います。
この新型コロナで困っているのはその寸前な人々かと思います。内部留保というか貯蓄のほとんど無い末端の市民です。
有事でない平時であれば、何とか暮らせて行ける立場だったと思います。政治家も知事も市長区長も、平時であれば誰でも務まったかと思います。

この有事で、地域によって大きな差が生じているよなぁと思うこの頃です。
この地域というのは国単位でもありますし、行政単位でもあって。
行政単位でパッシブかアクティブかの差が結果に表れていて。パッシブなのは当初叩かれがちですが、しばらく後に結果を残せていて。
とてもリスキーなアクティブを敢えて遂行するのは、かなりの勇気が必要かと。
最初からちゃんと説得できるドイツのメルケルさんはやはり凄いよなぁと。あれなら納得出来るし信頼出来るし、騙されても構わないくらいで。

感染者

新型コロナの感染者数をグラフ等で確認したところ、ピークが過ぎたのかなぁとか抑え込みが功をなしているのかなぁとか思えたりです。
ただ、「検査数が減っているのだから感染者数も増えるワケ無い」とのコメントも観掛けたりでした。
感染者数の推移なグラフに検査数も含まれていると、ある程度相関関係がありそうにも思えたりでした。
分かりやすくいうと、検査数が増えれば感染者数も増えるということで。
あと、検査出来る能力が既に飽和状態ですと、実態は掴めないでしょうし、検査した中での感染率しか語れないのかなぁとも。

連日の報道を観ていますと、各界の著名人の感染や訃報も続いています。その多くは人脈も多そうで、人付き合いの延長線にお酒の席といった夜遊び系も含まれるのかなぁと思ったりしていました。
それでも、本日の岡江久美子さんの訃報はそういったパターンとは違いまして。健全な生活と模範的市民を併せ持ったイメージでしたので。某国営放送の連想ゲームに出演されていた方々、皆さん健全なイメージでした。
ただ、癌の闘病中でもあったらしく、放射線治療等による免疫力の低下が原因だったのかとの意見もあるようで。

池江りかこさんの白血病も以前に意外だったりでした。
健全な生活と模範的市民の代表格というか。どうしてこの人が?とも思えたりで。
恐らく、放射線治療とかを経験しているでしょうし、新型コロナの感染には注意してほしいなぁと思い出したり。

以前暮らしていた下町で、ご近所の健全な婦人が白血病にかかられたことがありました。
幸い治療と御親族の骨髄提供で無事退院されたのですが、帰宅直後は本人と思えない程のやつれ様で、自分は最初別の方だと勘違いしていまして。
自分の母親と恐らく同年代の婦人、宝塚女優の様な華やかさが元々あって。
ただ、一年も経たないうちに元の元気な姿に戻って、ホッとしたりでした。

それに対して自分は不摂生な人間で、なのにこれが案外しぶとく生きているよなぁとも。

たこ焼きにハマる

ここのところ、外食率が更に減っています。
自炊のローテーションは限りがあり、カレー→スパゲティのミートソース→シチュー→時々余った御飯でお茶漬け→トースト、といった具合です。
まぁ自炊ですと一食二百円前後なメニューばかりです。

魚介類も好みではあるのですが、特に好みだった鮭が昨年は不漁だったからかちと高価なのにイマイチの味。
大昔に道東で一匹百五十円の無茶苦茶美味しい鮭を入手した自分としては、美味しくもないのに随分と高級食材になったなぁと。
逆に元々高級食材だった魚介類は安くなっているのですが、それでも高価。

しかし、タコが時々安く。
これはスーパーの店舗によって値段が倍違ったりします。
そこで、安いタイミングでタコを購入し以前に入手した「たこ焼き器」で作ってみたところ、これが美味い。
久し振りに焼いてみたもので見た目はイマイチでしたが、それでも美味い。
200gのタコがあれば、16個のたこ焼きが4回焼けます。他の材料も含めると2人前が200円で焼けまして。
そして、恐ろしいことに毎日これを頂いても飽きない。

既に賞味期限が切れたたこ焼き粉で作っても美味しく。
あっという間に粉も切れてしまい、小麦粉等で似たようなモノを試してみたところ焼き具合がイマイチ。食感もイマイチ。
何がいけなかったのか謎なのですが、タコ焼き粉はスーパーでも品切れに近い状況。
どうにもここのところ粉モノが品薄です。

その替わり、お好み焼きの粉は入手出来ました。何でも最近はカット野菜という便利なモノもありまして。
次はコレで行ってみようかな。
たこ焼きよりも楽に作れそうですし。

普段使わない道

柴又へ引越して五年近く。
自宅周辺でもほとんど使ったことの無い小道があったりしました。何処へ行くにしても使い勝手の悪い道というか。
先程、コンビニまで煙草を買いに(実は禁煙失敗していました)向かおうとしたところ、雨の降り始め。もう一度玄関に戻り傘を片手に。
そういえば、近くに小さな酒屋さんがあったなぁと。煙草の看板もあったよなぁと。

試しにその小さなお店へ。
お店の前にはビールの販売機も設置されていたり、今時かなり珍しく。如何にも柴又。
店へ入ると、種類は少ないのですが煙草やら即席麺やら色々と販売されていました。昔ながらのよろず屋みたいなものか。
店のおばちゃん:煙草はこれしか置いてないのよ
SUKIYAKI:わかばがあれば十分ですよ
店のおばちゃん:最近、これが売れてるのよネ
SUKIYAKI:前回の値上げで自分もこれに乗り換えて
店のおばちゃん:そうなのよ。そんなお客さんが多いは

そのまま話が弾んでしまいました。
「昔はもっと多かったのよ」との話題を聴いてみると、お客さんが減った話では無くて煙草屋さんが減った話だったり。
昔からの地元に詳しいおばちゃんの様子でした。
もっと聴いていたかったのですが、初回からあまり引っ張ってしまっても申し訳なく。
しかし、こういった小売店というのはお酒も定価販売ですし、電子マネーも使えず。煙草を買うくらいしか自分には使い道が無く。
「また来ます」とは言ったものの、禁煙を諦めたワケでも無く。
次はいつ伺うか自分でもよく分からずでした。