自分にお土産

高校の修学旅行は奈良と京都。引越前の埼玉の中学校でも伺った地域でしたし、自分の爺さんが奈良で暮らしていたので、幼少期にも訪れていました。
高校時代の自分は古い日本史にほとんど興味なく、同級生達と如何に馬鹿な思い出を作るかばかり考えていて。
煙草の煙が蔓延のホテルの部屋にはウイスキーも持ち込まれ、そこへ理科の教師がやってきてどうなることやらとか。(教師はアルコールでかなり出来上がっていて、逆に介護が必要な状況)
酷い二日酔いの自分は観光バスの一番後ろの席で死んだふり。奈良の大仏さんはそんなワケで拝めず。

帰路の途中で上野に寄りました。自由時間は嘗て暮らしていた埼玉の川越方面へ。
単独行動は許されなかったのですが、こんな個人的な思い出の場所に友人を付き合わせるワケにも行かず。小学校でお世話になった先生や、街でたまたま見掛けた旧友に挨拶したり。
しかし、単独行動はバレていたようで、同じ班だった生徒会長に上手く助けられていたそうです。その生徒会長もかつて暮らしていた東京の某所を訪れていたそうで。
教師からの信頼度は自分と全く異なる生徒会長のH君、自分がそそのかした校則破りの仲間でもあり、いい奴だったなぁと。

集合場所に戻った友人達は、様々なお土産を手にしていました。本州に訪れる機会が少なかった連中はディズニーランドの袋だらけ。
親しかった連中は、ヘンテコなお土産が多かったです。「松茸が安かったからアメ横で買ってきたんだよ」とか。自分は松茸を食べた記憶が無く、匂いを嗅がせて頂きました。
案外、野性的な香りでした。

自分のお土産は、腕時計でした。当時、少しはお洒落に興味もあってホットドッグプレスやポパイでも紹介されていたような腕時計でした。
ポップとレトロがせめぎ合っていたいた時代、ちとレトロ気味なデザインや色合いに惹かれていて。
その後、革バンドが腐って野獣の香りをかもしたり、秒針が落下したりで幾度か修理していた腕時計、ここ二十年くらいは電池も切れたままオブジェです。
革バンドの件は、夏場に頬杖をつくと「何じゃこりゃ」の香りで、原因が分かるまでけっこう嫌な思い。春夏秋冬いつも肌に付けていたので、仕方なかったと思います。

その数年後に東京で学生生活を送っていた自分、渋谷のお洒落なお店のレジで同じ腕時計の女性バージョンを着用しているのに遭遇しました。何か一声掛けたかったものの、綺麗すぎて何も言えず。その革バンドも純正では無くて。
埃をかぶっていた腕時計、検索したところ当時を代表する作品だったそうです。電池交換、久し振りにしてみようかな。

愛煙家だった歌い手さん

美声なのに愛煙家だった歌い手さんがちと不思議だったりです。思い出されるのが三人。

まず、山本潤子さん。ハイファイセットの楽曲が自分は好きで、今でも時々聴いています。
山本潤子さんの声とか丁寧な歌い方、毎度凄いなぁと。
煙草を吸っていてもあれだけの美声というのが、不思議な一人です。

続いて山下達郎さん。
90年代くらいまで愛煙家だった記憶です。当時週末の車で流していたラジオで「煙草を止めたら高い音まで楽に出せるようになった」と伝えていました。
元々ハイトーンまでしっかり歌い切れていた印象でしたし、煙草をやめたらメリットがあるんだなぁと。
山下達郎さんの80年代くらいまでの楽曲は自分も好きで、アルバムも数枚所有しています。ナイアガラ系なのもあってか、音の洪水感が素敵で。
ただ、ラジオ番組での批評はちょっと厳しく。友人経由から聴いたのですが「ドナ・サマーのマッカーサー・パークは嫌い」だそうで。自分が好きな曲を否定されるのはシャクなものです。(追記:うろ覚えです)
それ以来、ちょと嫌な奴のレッテルを貼ってしまっています。ただ、音楽性は凄いと思います。大瀧詠一に比べて、コンスタントに良作を生める能力も凄く。

最後はナット・キング・コールさん。
少しダーク気味な美声ですが、独特の柔らかさがあります。この方の歌を初めて聴いたのはバブル時代のCMでした。大磯ロングビーチのCM、使われていたのはスター・ダスト。
何ともロマンチックな映像と音で、CMを観るだけでうっとり気分。(以下の動画はCMと別物ですが同じ曲です)

大学生時代にお気に入りだったカフェレストラン(北綾瀬のパステル)でアルバムを流してもらったところ、チーフ(マスター)にもそのお父さんにも好評で、お店でも同じアルバムを置いてもらっていました。夏でも冬でも聴ける曲というか。
桑田佳祐さんのラジオ番組でナタリー・コールさんの曲をかける際「お父さんに顔が似てなくて良かったネ」と紹介されていました。
あと、深夜のB級映画で、たまたま観た作品にナット・キング・コールが主演されていたのがありました。何方かの自伝映画だったのですが、全くの駄作なものの動くコールさんは貴重な映像だったなぁと。
ピアニストとしてのアルバムも所有しているのですが、特に印象に残る演奏が無く、歌い手さんとしての才能が光っていた感です。

バスタブのエプロン外し

昨日のこと、バスタブのエプロンを外して清掃をしてみました。このエプロンというのは手前部分のカバーになり、外せば内側の汚れが落とせます。

個人的には案外簡単にエプロンを外せました。ただ、既に三十年選手のバスユニットの為、カバーの隅にはクラックも入っていました。あまりにも力づくで外すと割れる恐れが十分にあります。
恐らく、新築時から一度も外された事の無かっただろうエプロン内は、それなりに汚れていました。(もっと最悪な状況を想定していました)
以前の住人さんも自分もバスタブにお湯を張る機会が滅多に無かったそうですし、自分もシャワー派だからだったかも知れません。手前側の汚れはそれなりでした。

清掃道具はバスマジックリンもどきとスポンジのみ。なので、手の届く範囲しか清掃できませんでしたが、汚れていたのも手の届く範囲がほとんどだったと思われます。

ユニットバス内の観える部分は普段からそれなりに清掃していたものの、それでもカビ臭は漂いがちでした。恐らく、この普段観えない部分の汚れやカビが原因だったと思います。
今後は一年に一度くらい清掃を試みようかと。ちなみに、留め金等が金属部品でしたので、錆びの進行が怖くて塩素系のクリーナーは使わなかった次第です。
尚、参考にしたのはコチラのサイトでした。

ここ数日で観た映画

ほとんどメモがわりな記事です。

【オーケストラ!】
全く知らない作品でした。前半はドタバタだらけで、展開も今一つ面白みに欠け。
しかし、ロシアからフランスへ渡航の場面辺りから釘付けでした。
チャンスをネコババし三十年ぶりの演奏を迎えたオーケストラ、関係者も演奏者も上手く行くわけないと諦めていました。リハーサルさえもほとんどの楽団員にすっぽかされて。
演奏が始ると案の定最悪な音。聴衆からは嘲笑のどよめき。
しかし、一部の楽団員と指揮者は真剣でした。バイオリンのソロが始ると、雰囲気は一変。
その後は感動の展開に涙でした。
時間が惜しい人はクライマックスの30分辺りから観ると良いかも知れません。

【グレン・ミラー物語】
もう何度も観ている秀作です。
ジェントルのさり気なさとか、ユーモアとか、努力とか感じる作品です。
空爆にひるまぬ楽団。

【アメリカ交響楽】
ガーシュインの自伝的作品でした。存在さえ知らない作品でした。
終戦直後の白黒映画、ストーリーは詰め込み過ぎにも思えました。特に、ラプソディ・ブルーが誕生するまでの苦悩や無茶な本番はもう少しドラマティックであるべきかと。
しかし、ガーシュインが好きなら観ておいて損無し。当時の大衆曲含めて代表曲は網羅されていました。

【黒部の太陽】
石原裕次郎主演の佳作。まぁ当時はこんなものか。ブラタモリでも黒部ダムを扱っていたなぁと。
裕次郎を全面に押し出し過ぎにも思える作品、当時のヒーローでアイドルで憧れの存在ではあったと思います。しかし、ストーリーに意外さが少なく。三十二小節先まで読める展開というか。
ダム好き、日本の土木の栄光、裕次郎好きな方にはオススメ。
しかし、当時のアイドルであったと思われる裕次郎は美男子とは別次元に思えます。
安定したオッサン感な「太陽にほえろ」のボス役は、既にこの頃完成していたとも思える青年でした。

上記の作品は何れもAmazonプライムにて無料で観れました。今月下旬で解約予定のプライムですが、世に知られぬ佳作もけっこう埋もれているんだなぁと。
世に知られぬというより、自分が無知なだけかも知れませんし、元々観たかった作品は追加料金が必要なのばかりでこれまで不満を綴ってきたのですけれど、検索結果をもとにした推奨作品で評価が高いのは、意外に面白い作品が多かった感です。
こんな出会い方もあるんだなぁと。

Jekyll & Hyde.Together Again

映画「Jekyll & Hyde.Together Again」という作品について。
過去に観たおバカ系作品の中で、突出したバカ具合でした。「ジキルとハイド」のパロディ作品なのですが、オリジナルを自分は知らないので、何処をパロっているのかは謎でした。
自分が観たのは一度だけ、それも途中からで高校時代の深夜にテレビ放映されていたタイミングでした。

あまりの馬鹿馬鹿しさに最後まで観てしまったのですが、翌日の学校では友人も観ていたそうで「何じゃありゃ?」的な感想ばかり。
最初からもう一度観てみたかったりなものの、その機会は訪れず、作品名さえも覚えておらず。
数年前に検索して作品名は判明し、部分的にはYoutubeで公開されていて懐かしいなぁと。80年代テイストに溢れていまして。特にゲームセンターでのパックマンの効果音とか。
驚いたことに、制作された本国アメリカでもけっこうな評価を得ていたそうです。主演のMark Blankfieldさんは現地で人気番組を持つコメディアンだったそう。

「The Kentucky Fried Movie」は70年代を代表するコメディ映画、これも今観ると当時の流行や世相を感じ取れて面白かったりですが、作品は小道具含めてホンモノ感溢れていました。この作品の方が日本での知名度は圧倒的に高く。
特にこのショートが自分は好きでした。当時のコメディ系は実際、差別用語とか多かったり。また、当時はこんなアドベンチャー系ヒーロー番組があったよなぁと。

「Jekyll & Hyde.Together Again」については、作りがともかくチープで、そこがまた面白く。しかし、音楽等で妙に拘っている部分もあったり。このギャップがまた面白く。
この作品を覚えている日本人はかなり少なそうですし、日本語でのレビューもかなり少なく。合衆国からブルーレイを輸入したかったりですけれど、リージョンコードでまた苦労しそうなので控えておきます。

悔い改めよ

時々見掛けるキリスト教の看板が子供の頃から不思議でした。
ちょっと寂しい路地を歩いていて「悔い改めよ」の看板に出くわしたりすると、怖いものがあったり。
何処の誰がその看板を設置しているのか考えたことも無かったのですが、宮城県の宗教団体が全国行脚の旅をしつつ設置いるそうでした。ニュース記事はコチラです。

自宅近くの立派な家の壁にもこの看板が残っています。自宅周辺は元々畑が占めていて、恐らく半世紀以上前から暮らされている農家だと思われます。
それが、屋敷稲荷のほぼ真裏の辺りに看板が設置されていて、ちょっと不思議でした。
記事によると基本的に許可を頂いて設置しているそうなのですけれど、ある面日本らしいなぁとも思っています。

池田坂

御茶ノ水の仲通りに「池田坂」というユルい坂があります。
三十年前の自分は通勤にいつも利用していたルートです。昼間はこの近くの大学で働き、夜は港区の夜間大学で学んでいました。
自分のお世話になっていた昼間の大学は、職員の何割かが勤労学生で自分はようやく一年目の新人。周りは先輩だらけでした。

ある日、仕事を終えてタイムカードを押し、先輩職員二人と一緒に駅へ向かうところで妙な事件に巻き込まれました。
池田坂をテクテク上っていると、歯学部の横を通過した辺りで歩道にしゃがみ込んでいた女性が突然立ち上がり抱き着きそうなポーズで「お兄ちゃん遊ぼー!」と。
先輩二人と自分は互いの目を見つめ合いました。(お互いお前の知り合いか?という感じで)
突進してきた女性は同世代くらいのジャイ子風な見た目で、満面の笑み。

先輩A:やべ、逃げろ!
先輩B:俺、こーゆーの苦手なんだよ!
SUKIYAKI:?

ともかく一目散に逃げ出しました。数十メートル走ったところで振り返ると、まだ追ってきていました。駅前のT字路に差し掛かったところで先輩二人は左へ、自分は右へ逃げることに。この赤いジャンパーが良くないのかな?
聖橋口の改札を通過後に振り向くと、女性の姿はもうありませんでした。

あれはいったい何だったのか?電車の中で考えました。
どっきり系の番組にしてはカメラが無かったし、第一素人を嵌めることなど無く。
「俺、こーゆーの苦手なんだよ!」というセリフがちょっと可笑しくて思い出し笑いしたり。だいたい、こんなのが得意な人などいるのかいな?
あれがもし小泉今日子さんの様な美人だったら一緒に遊べたのか?と考えてみても、やはり自分には無理そうです。
それが刃物を持った暴漢なら闘ったのかもしれませんが、あの満面の笑みで壊れた女性というのは、けっこうな恐怖でした。
何されるか見当もつかず、自分は完全にひるんでいて。

翌朝、職場でその件を伝えたところ、去年も出没したちょっとした有名人だったそうで。
「春になると出るんだよね」「一応、追い掛ける相手は選んでいるみたい」とのことでした。「気をつけなきゃ」と女性職員から言われたものの、こんなの気を付けようが無さそうで。
この界隈は大きな病院が幾つもあって、そこから抜け出してきたのか、地元の住民なのか分かりませんが、後にも先にもそんな経験は自分に無く。

いまでも、御茶ノ水方面に伺った際はあの坂を通過することが多いです。落ち着いた雰囲気の空が青い坂で、下り方面は見晴らしも良く。
その度に、この妙な出来事を思い出したりです。