Bohemian Rhapsodyの続きな記事になります。
昨日のこと、映画館でやっとこさBohemian Rhapsodyを観てきました。
期待値が高過ぎたり、映画のCMの盛り上げ方が上手かったりで、感想としてはちと微妙な点もありました。実際、エッセンスを凝縮した短いCMの方が本作より良いってのも多いと思うんです。
しかし、映画館の大スクリーンで観るには良い作品だったとも思います。
代表曲が誕生したキッカケな場面とか、メンバーが出逢った場面とか、仲間割れしてしまった場面とか、色々と発見もありました。
しかし、Queenのアルバムを一枚も持っていない初心者には「どうして?」と思える場面も幾つかあったかあなぁと。
例えば、映画「That’s The Way Of The World」を観る前にはEW&Fのアルバムを数枚聴いていたからこそ当時の映像が意味あったり。まぁこの作品は実際のメンバーが出演しているのですが。
しかし、映画「Bohemian Rhapsody」に登場するメンバーは実物に限りなく近くもありました。
あと、大人向けの作品だったとも思います。特にゲイなフレディのキスシーンとか。
映画「Saturday Night Fever」は自分も大好きな作品なのですけれど、これも家族で観るべき作品では無さそうで。車の中で女性を無理矢理レイプする場面とか、あれは無くても良かったかなぁと。
大学時代の音楽仲間から聴いたのですが、高校の学園祭で「ミスター・ブー」という香港映画を上映したそうなんです。ギャグ映画なのですけれど、ベッドシーンな場面もあってそのタイミングでは会場であった体育館がざわめいたそうです。映画を選んだ先生は翌年異動になったそうで。
自分だってアダルトビデオは観ますが、過激なラブシーンが含まれている作品は一緒に観る人を選ぶかなぁと思っていて。
ただ、男女のキスシーン程度であれば問題ないとも思っていて。
それを考えるとバイセクシャルとかゲイとかレズとかに対して、自分はまだ偏見が残っているのかなぁとも。
何事にも偏見はなるべく持たないように思ってはいるのですけれど。
ただ、まさかQueenが主役になる映画が登場するとは思っていなかったんです。
Beatlesだって、伝記的な作品は無くて。(自分が知らないだけかも)
自分がBeatlesに開眼したのは小学校低学年の頃でした。ともかく分かりやすいメロディーで。
Queenはどうかというと、小学校高学年の頃にリアルタイムで新作を聴いていたものの、斬新過ぎて。(兄が聴いていたので)
しかし、テレビやラジオでQueenの曲が流れる場面は増える一方で、既にRockのスタンダードナンバーともなっている感です。
あと、個人的に期待していた場面についてです。
七十年代から言われていた日本公演の場面とか、もう少し分かりやすく登場させてほしかったなぁと。全く言語圏も違う国で大歓迎を受けたとか。「手を取り合って」を日本語で歌う場面でも良かったんです。
これは日本だけの都市伝説だったとは思えず。
あと、「ノー・シンセサイザー!」に拘った場面も欲しかったです。フレディはずっとピアノの音に拘っていて、シンセサイザーライクな音はブライアン・メイに任せていて。
既にずっと前にフレディが他界していたせいか、フレディのワガママな部分が目立っていて。QueenがQueenらしかったのはフレディが拘っていたシンセサイザーを使わなかった背景もあったかと思うんです。
死人に口なしとでもいうか。ギターのブライアン・メイが知性も言葉少な気な気の利いたセリフが光っていて。ちとズルいなぁとも。
生き残っている残りのメンバーだって、汚い部分はあったハズで。
お互い様だろってのはあってもよかったのかなぁとも。
しかし、洋楽が好きなら観といて損は無い作品だと思えました。(最後にフォロー)