旅の宿

出張にて、那須の某宿からです。
道東の国民宿舎を思い出す寂れた宿、何もない和室って、案外自分好みなのかも知れません。
もう少し静かだったら、漱石の草枕に近いかな。
風呂上がりのビールも美味しいです。
ガァ

南の島

プーケット上空にて
[ プーケット上空にて ]
ここのところ、東京の外は冷え込んでおります。
どうにも、南の島が恋しくなるこの頃。
旅に出たところで、物理的な何かが残るワケでもなく、お金に羽が生えるのみ。
しかし、考えても仕方ない雑念みたいなものが、きれいに吹っ飛んでくれるんですよネ。
チラリと夢想にふける今宵かな。
それより、ズボンのジッパーが勝手に落ちるこの下っ腹を何とかする努力が必要そうです。
重力に負けているワケでは御座いません。
ガァ

神保町にて


[ 自宅前のポンコツ ]
本日は神保町の美味しいラーメン屋さんへ。
毎度の行列、北風が身に染みる本日。
閉店間際で、やっと出来ましたよ。
店員さん、自分のVespaにずっと乗りたそうで。
店員さんはハンドシフトもご存知なようで、ブリブリ走らせながらグルッと一周し、戻ってきました。
レギュレーターの無い電装は、昼でも明るいヘッドライトでした。
自分で運転していると分からないのですが、ブリブリな音なのですネ。このVespa。
やはり、ヘンテコな乗り物だと思えました。
ガァ

ちょっとずつ


[ 近くの公園にて ]
しばらく前に立ち上げた地元のコミュニティサイトが、ちょっとずつでも機能してきたようです。
「機能してきた」などと綴ると、どうにも人間臭さが乏しそうですが、その辺も含めてです。
十日前の時点では、まだ何も無かったのですから。
勿論、生みの苦しみみたいな期間もありました。
昨年の初冬辺りから、迷えて迷えて、決定打がなかなか無く、心配事ばかりで。
それでも最後は、顔あわせて飲んで、「これならゆける!」でした。
夢の膨らむ会合でした。
「こんなのあったらいいなぁ」はドラえもんに頼まなくとも、やる気のある人が集まれば「何とかなるんだなぁ」と、身に染みている今宵です。
一人だけでは到底無理だったのも分かっています。
外神田の皆さん、面白く、頼もしいです。
我が家のポンコツサーバーは、今宵も元気にガリガリ音をたてております。
あぁ、たまらん。
ガァ

ノホホン野郎


[ 街の運動会にて:十二分にオッサン ]
今宵もちと寄り道をし、帰宅すると、郵便桶にまた封書。
見覚えのある表書きには、前回と同じ送り主の名。
そいつを未開封のまま、埃まみれの戸棚の上へ。
あけたところで、目出度くなるとは思えん。
時が経ち、来年の餅つき大会辺りには、焚き火の種ぐらいには役立てるかも知れん。
火種は薄っぺらいに限る。それでちっとは人様の役に立てるかも知れんし。
当面、使い道が他に思い浮かばん。
自分は、同じペースで物事考えちゃおりません。
それなりに歳食ってしまったので、根っからのノホホン野郎なのを自分なりに理解しております。
毎度、ドアホですみません。
ガァ

二十年前と今


[ 雪景色 ]
実家から離縁届けみたいな文書が先程届きました。
唐突なので、他人のことに思えるくらいですが、自分宛でした。
兄に電話するか一瞬考えましたが、また振り回されるのも馬鹿馬鹿しいので、近くの酒屋さんで発泡酒を購入。
飲みながら、二十年前の回想でも

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のんべのバレンタイン


[ プーケットの象乗り場 ]
退社時刻を回った頃、上のフロアでは営業会議。
このフロアは自分だけ。区切りの悪い仕事を片付けているところでした。
そこへ訪れた大先生。
初老の大先生は自分の務め先がお世話になっている学者さんで、某方面の権威でもあり、アホな質問には「馬鹿野郎!」とハッキリ言える人物と伺っておりました。
お酒も大好きとのことで、片手のグラスには既にそれらしい液体が確認できました。

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