Forza siのオイル交換(4)

本日はForza siのオイル交換を。
作業後に前回のオイル交換の記事を検索したところ、なんと二年ぶり。
その間の走行距離は1745kmでした。年間1000kmも走行していなかったので、大問題では無いと思いますが、せめて一年に一度は交換せねばと。

オイルの減りは無かったものの、それなりに汚れていました。
前回も天ぷら油の凝固剤を使ったのですが、廃油はやはり固まらず。もっと高温でないと駄目な様です。
今回はオイルフィルターも交換しました。デイトナ製のちょっと安いモデルでしたが、性能は申し分無いようです。
フィルター交換時のオイル注入量は1.4lという中途半端な量。近日中にミッションオイルの交換に残りを使い予定です。これも五年に一度程度の交換で良かったハズなのですが。

あと、冷却液の量もチェックしました。
これがほとんど減っておらず。過去にはジワジワ減っていたのですが、前回の交換時にホース類のジョイントがしっかり入ったのかも知れません。
それまでは、何故減るのか不思議でした。

一年目点検までは単車を購入した店舗でお任せしていたのですが、この店舗に触らせるとカウルやカバーのネジが毎度無くなり。
メカニックは余ったネジに当然気付くでしょうし、とても信頼の置けない店だと任せられなくなりました。
サービスマニュアルを入手して、自分で作業した方がよほど安心で。
そのうち、ブレーキオイルやブレーキパッドの交換も自分でやってみる予定ですが、この作業は未経験なもので、自分もちょっと怖くて。
高校時代の友人がブレーキ周りを自分で点検した結果、かなり恐ろしい壊れ方をしていて。大事に至らなかっただけ救いでしたが。
近日中に、駆動ベルト周りやエアフィルター周りも清掃予定です。

オイル交換後は洗車と給油と試乗運転。
走ってみた感想としては、アイドリング時の振動がかなり減った感です。あと加速もスムーズでトルクの僅かな谷も気付かなくなりました。
これまでオイル交換した中で、一番違いを感じられたかも知れません。
距離を走っていなくても、二年に一度の交換はやはり問題あったのかもです。
ただ、車検の無いクラスの単車は、数年間ノンメンテもザラですし、放置されたままの車両などガソリンも腐ってタンク内やキャブレター内が恐ろしい状況なのも珍しくなく。
まぁ、そんなのと比較してはいけないのですけれど。

本来はそろそろバッテリーやタイヤの交換が必要な時期でもあります。
いまのところ全く問題が無いので、これで良しとしておきます。

SR400とか

昨年絶版車となったヤマハのSR400が相当な人気だそうで、プレミア価格も。
まさかな単車ブームは旧車や絶版車にも及んでいるそうで。物価上昇も伴い新車もやたらと高価になっているのですが、それ以上に単車の人気で生産が追い付かないそうで。

SR500には大学生時代に少しだけ乗らせてもらったことがあります。ただ、自分は中型自動二輪しか免許を持っていないので、大学の敷地内での話です。(厳密にはこれも問題ありそうですが)
乗ってみた感想としては、ともかく振動が凄く、それはアイドリング時点でも。長距離ですと信号待ちの度に無駄に疲れてしまいそうです。
あとは、曲がらないこと。ともかく真っ直ぐ走ろうとする車体でした。
500ccシングルのトルクは太く、エンストはあり得ない感でしたが、高校生時代に乗ったザッパー(650cc)の様な感動も無く。あの時は原付免許しか所有しておらず、同じ感覚でクラッチを繋いだところ、車体はウイリーして死ぬかと思いました。(スーパーの駐車場での試乗でした)

見た目については今でも特別好みではありません。
ただ、当時の車両価格はSR400が丁度40万円程度で、その安さは魅力的でした。(なんと、現行の125ccなカブより安い)
また、当時のモデルは前後がドラムブレーキで、この造形がなかなか美しく。ひょっとしたら日本一ドラムブレーキが似合う単車かと思えるほど。
ともかく、自分で購入しようとは思えない単車で。
せっかく車検の必要なクラスに乗るのなら、もっとパワーがあって乗りやすいとか速いとかいったモデルを選んだかと。

その後にレーサーレプリカな流行りが廃れ、単車の評価基準が随分と変わった様です。カワサキがゼファーを発表した辺りから。
ゼファーは素直にカッコイイと思えました。これならアリかなと。
SRの良さは、鼓動感だとかデザインだとか語られていました。後のモデルで少しは何かが変わったのかな。

単車を複数台所有するなら、一台持っていても良いのかも知れませんが、どの単車も満遍なく乗るという選択はなかなか難しく。
自分の場合、初めて四輪を購入した後は単車に乗る機会が極端に減ってしまい。
四輪と単車でもこんな状況でしたから、単車の複数台所有など、かなり偏ってしまいそうです。
実際、大型バイクを購入したら大きく重い車体の取り回しが面倒で、小さなスクーターしか乗らなくなった人も少なくなく。
現在所有のビッグスクーターも図体はデカく重く、ハンドルの切れ角も浅く、取り回しには泣ける部分があります。
それでも、無理してでも二週間に一度は真冬でも乗る様にしています。それ以上の放置は劣化を早めてしまうので。

単車の大型免許が教習所で取得できるようになってから、400ccという日本独特のクラスは人気が薄れたそうです。
どうせ車検があるなら、もっと大きな単車をといった流れで。
実際、400ccクラスの単車は新車も随分減った感です。このクラスまで車検不要にでもしなければ、廃れてしまいそうでもあります。
ただ、車検をずっと通してきた車体は、古い単車でもコンディションが比較的良い傾向もある様です。車検の不要なクラスですと放置されたままで腐ったようなコンディションも少なくなく。

単車に限らずですが、四十年前に街角であれだけ見掛けた人気車種を最近は全く観掛けない感です。三十年前のでもレアで。
そこまでレアになる前は、タダの様な値段で取引されていたりで。それが、四輪も単車も旧車ブームだとかで、当時の大衆車さえとんでもない値段になっていたりです。
あのまま所有していたら、一儲け出来ただろうなぁと思える車体も。
EVへシフトしてゆく未来が近いのですが、化石燃料で走る乗り物は、その時にどんな扱いになっているのか、ちょっと興味深いです。

防寒着にカビ生えた

ワークマンのイージスに似た単車用の防寒着を入手したのは、Forza siを入手した少し後。2016年の春頃だったと思います。
真冬が終わる頃の防寒着はかなり安い値段で販売されていて、本家のイージスより安いくらいでした。
イージスでも良かったのですが、「2りんかん」で販売されていた「DM2」というモデルは必要個所にプロテクターも入っていまして。
ちょっとメモ用に商品のリンク先を載せておきます。

自分は生まれてこの方単車での事故がほぼゼロですので、プロテクターが無くても構わなかったのですけれど、若い頃とはバランス感覚等に衰えを感じていまして。
単車というのはバランス無くして操れず。力業ではどうにもならず。まぁプロテクターが入っていた方が寿命も延びそうで。

この防寒着なのですが、真冬はこれが無いと単車など乗れないくらいの防寒性でした。
評判の良いイージスを手本にしており、一昔前であれば数倍の値段な性能だと思います。雨の日は夏でも乗らないのですが、防水性能もあるそうで。
特に単車はバッテリーが小さく、冬であっても二週に一度は乗るべきなものの、寒さや天候で乗る気になれないこともあります。しかし、ちゃんとした防寒着を持っていれば、その辺の心配は要らず。
また、イージスという防寒着が注目されて結果的にワークマンの知名度や評判も上がったと思っています。最初は単車乗りが気付いた性能だった流れで。

そんなDM2にも弱点が。
ひと夏を超える間にカビが生えやすく。リビングの衣類棚に引っ掛けているのですが、捨てきれずに吊るされた上着が密集している中でして。
他の衣類は見た目でカビていないものの、此奴だけは表面にカビが浮いてしまい。防水性の高い素材とか化繊なのが理由なのかな。
これは例年の現象なのですが、今年の夏は長雨も多かったせいか結構なカビ具合。今月に入ってからそれに気付いて、ベランダで十日間ほど干すことに。
何も手を付けず干しただけでも、ほとんどのカビは落ちていました。しかし、襟の外回りはほぼそのままで。
台風が近づいているらしく、ベランダで干したままというのも意味が無くなりそうで撤収することに。
口元にマスクをして、安物のブラシで上下を擦り。これだけで見た目のカビはほぼ消えました。
更に防臭スプレーを塗布して数時間放置。
その後に室内へ取り込んだところ、カビは全く残っておらず。まぁ見た目だけの話ですが、臭いもほぼ消えて。
ブラシングだけで、新品に近い光沢が蘇りました。

2シーズンくらい使えれば元は取れると思っていた安い防寒着でしたが、既に五年以上問題なく使えています。
あと何年持つのか分からないくらいです。
単車乗り以外には関係の無い話かも知れませんが、冬場に暖房代を惜しむ一部の方々にはイージス系の防寒着が重宝されているそうです。
しかし、冬場に停電を伴う大震災に見舞われた場面では、命をつなぐ逸品でもありまして。
そんなこともあり、捨て切れずに毎年カビを落としています。

ただ、冬ものとはいってもオヤジの汗はけっこう吸っていそうです。
恐らく、自分では気付かない臭いかと。
防水性もあるので迂闊に洗濯出来ていないのが玉に瑕。
寒くなる前に、その辺の対応方法を考えておかねば。

カブの値上がり

HONDAのスーパーカブについてです。
たぶん、いつか所有するんだろうなぁと思っていた単車の一台です。

初めてカブに乗ったのは小学校二年でリアシートに。山形の奥地ででした。単車に乗ること自体が初めてだったので、自転車とは異なる次元のスピードや風圧に感動したものでした。
二度目のカブは、高校一年次でした。新聞配達のアルバイトで兄が借りていたカブを原付免許取得直後に股がらせてもらいました。ノークラッチだったので直ぐに乗れ、ギアと対応速度の感覚も教わった感です。やはり、自転車では出せないスピードと変速時のぎくしゃく感と。

自分の体格は高校時代からそれほど変わっていないつもりなのですが、何故かカブはどんどん小さく観えてしまい。
そんなカブなのですが、昔はえらく安かった新車も近年はけっこうな値段になっています。あれはホンダの良心のハズだったのに。
そして、最近はTwitterのトレンドに上がることも。

なんでも、アニメの影響で中古車価格も上がっているそうです。
どんなアニメなのかイラストを観てみたのですが、フロントフォークも旧式のかなり古い車体が主人公の愛車のらしく。
自分はあの当時の車体をシーラカンスと勝手に呼んでいました。ただ、今観るとノスタルジックでこれもありかなと。
カブに出会った女子高生が、人として成長していくようなストーリーらしいです。

自分も、高校時代に初めて入手した単車で一気に行動範囲が広がりました。
色々な出会いもありましたし、少しだけ大人の仲間入りが出来たような経験も。
「若いうちにやっておけ」の一つは「単車に乗ること」だと自分は思っています。交通ルールとか譲り合いとか、親切とか早めに知っておいて何も問題は無く。
事故の怖さも早めに身につけておくのは大切で。他人の事故が「明日は我が身」になるハズで。それはずっと続くハズで。

カブ自体は最低限の整備さえしていれば、恐らく一生ものです。世界一高寿命な単車かも知れません。
オイル交換さえもロクにされていない車両でも、新聞配達で平気に使われていますし、その辺をちゃんと管理していたら十万キロくらい走れそうです。
自分が現在乗っているForza siは入手から五年でやっと一万キロくらいです。もう少し乗るべきと心掛けてはいるのですが。
たぶん、現在の所有車がカブだったら、取り回しの良さから倍くらいは乗っていたと思います。ともかくビクスクは重たく。

以前にディスカバリーチャンネルで放映された世界最強のバイクトップ10で1位に。下手な軍用バイクよりも標準で最強かもです。

どうしてそんなことしたの?

十数年前に乗っていたVespaを急遽手放す事態に陥った場面で投げかけられた言葉です。
都内にはVespaの専門店が幾つかあったのですが、時々利用していた専門店へ訪れると店員さんから自分の乗っていた車体を褒められる機会が多かったです。
中古で入手した当初から錆が目立っていたホイールは自家塗装でクラシカルな水色系にしていました。灰色がかった目立たぬ水色です。
店員さんからはそれも褒められたりしていて、ちょっと嬉しかったり。
古い部屋のDIY用に入手したスプレー缶、ホームセンターで安く売られていたのをまとめ買いしていて、それが結果的にホイールの塗装に転用された次第でした。

都内の路駐が突然厳しくなり、自宅前で突然切符を切られてから対策を考えたのですが、手放す以外に方法は無く。
仕方なく、大手の買い取りチェーン店で査定してもらったところ、恐ろしく安い金額。高価買取りを看板にしている店なのですが、クラシックな車体の価値を理解していないのか。
ヤフオク等に載せたら、その十倍でも売れたとは思います。しかし、時間が無く。
次に向かったのか上記の専門店。

大手チェーンよりはマシな金額を提示してくれました。しかし、開口一番「(そのホイール)どうしてそんなことしたの?」と。
錆びているよりはマシと言いかけたものの、先日の別の店員とは全く逆の表現に開いた口が塞がらず。
まぁ、買い叩きの手段だとは思いますが、そこを突っ込むか?と。だいたい、店が売るときは何倍にも値段を吊り上げるのでしょうし、予備を入れた三本のホイールの単価は六千円程度なのですし、交換も簡単で。
ちゃんとした工場も構えている店舗なので、錆びや塗装を簡単に落とせるブラスターとかも備えているのでしょうし。
Vespaにまた乗る機会があったとしても、この店はやめておこうと思いました。
何というか、最期に嫌な思いをしたというか。
自分だったら「機会があったら、また寄ってください」と言うでしょう。
こういった趣味性の高い道具や乗り物って、何年かしたらまた触れたくなるもので。

後日、その販売店で自分の乗っていたVespaの値段を確認したところ、けっこうな値段でした。それでもあっという間に売れてしまった様子。
今思えば、あのまま少し遠くの場所で保管しておくべきだったかなぁと。
ただ、全く乗らない状態で何年も保管していると、それだけで劣化は加速してしまうんですよね。

Forza siのミラー交換

自分、単車も四輪も基本はノン改造派です。
どノーマル派。
目立たない部分で使いやすくするのは好きです。

特に現在乗っている単車Forza siは所謂ビッグスクーター系で、十数年前はど派手な改造が流行していた分野。結果的に社会的評価も下がった感でした。
あれは大昔でいう族車に近い雰囲気だったというか。
江戸時代でいうカブキモノの現代版というか。
あれをカッコいいと思える人が居るのも自分にとっては不思議です。

なので、外装部品であるミラーの変更もしないスタンスだったのですが、先日購入したバイクカバーがやや小さく、車体に被せるとギリギリのパンパン状況。
特にミラー部分の凸りは無理があるらしく、可動部分が勝手に内側へ倒れてしまう状況でした。走行時に戻すのが面倒くさく、そのまま使用しているこの頃です。
横に張り出すハズのミラーが、耳の垂れたビーグル犬の様というか。
元々、オリジナルのミラーは視認性もイマイチだった感でもあり、これは交換した方が良いかな?と。

Amazonで検索したところ、安い値段で使い勝手の良さそうなミラーを発見しました。
見た目はカーボン調。勿論インチキですけれど。
ちゃんと比較したワケでは無いのですが、現在使用中のものより小ぶりにも思えます。
とりあずポチってしまいました。
昨夜の発注で、本日中に届くそうです。
ドレスアップのつもりは毛頭無いのですが、結果が気になる本日です。
違和感無いことを祈ります。

追記:
無名な中国製のミラー、届いたソレはかなりの粗悪品でした。
カーボン調ではなく、無塗装のプラスチック剥き出し。
その形成も雑でバリやら凹みやらが目立ち。純正の方が遥かに質感がありました。ミラーとしては機能しそうですけれど、安心して使えない雰囲気でした。
Amazonでの返品は殆ど初体験です。検品印はあったものの、何を検品しているのやら。

単車の事故(2)

気になるTweetを見掛けました。納車早々の高性能な単車で駐車中の四輪に突っ込んだ画像でした。

ご本人に怪我は無さそうらしく、その点は不幸中の幸いかと。
まだ十六歳の女性、最初の単車がRVFだったとは。
練習するなら、広いガラガラの駐車場とかの方が良かったのかも知れません。

自分もマニュアルの50ccに乗っていた高校生時代に、カワサキのザッパーという650ccを運転させてもらったことがあったのですが、走り出した途端にいきなりウイリー。
あれは死ぬかと思いました。
幸い、広めの駐車場での出来事でしたので直ぐに立て直し出来たのですが、公道上だったら危なかっただろうなぁと。
それまで、下がスカスカなトルクの薄い50ccしか経験したことが無かったので、同じ感覚でクラッチを繋げたところ、とてつもないパワーが後輪を押しまして。
同じ二輪とは思えぬ、全く別物の扱いというか。

上記のRVF、フレームやフロントフォークは無事だったそうで、カウルの交換だけで直るそうです。
それでも、けっこう古い単車ですので、修理費は高くつくだろうなぁと。
直した直後にまた立ちゴケとかも十分に考えられるので、しばらくはもう少し小さく軽くパワーも控え目な単車で身体を慣らすのが良いかと思います。
そうでないと、命もお金も幾らあっても足りないかと。

あと、上記Tweetへの返信は親切なのがほとんどでしたが、中にはけっこう厳しい意見も。
これじゃ踏んだり蹴ったりだよなぁと。