Forza siプラグ交換後

昨日のプラグ交換でアイドリングの不調が直ったForza siで夜明け前にひとっ走りしてみました。
アイドリングは1400回転辺りでピタッと安定し、加速もすこぶる良くなりました。
例えとしては極端ですが、ディーゼルエンジンが吹け上がりの良い2サイクルエンジンに載せ替わったような。失火は低回転以外でもあったのかと思われます。
夜明け前の走行は、江戸川沿いの国道から外環の道の駅いちかわ辺りまで。普段から流れが良いルートなのですが、この時刻ですとスカスカのサーキット状況。
特に出来立ての外環千葉区間は舗装の状態も良いので、調子の良い単車ではレールの上を走っているような安定感と穏やかさで。この感覚がかなり気持ち良く。

シングルのエンジンとかVツインのアメリカンに乗る人は独特の鼓動が好みだったりするようですが、やはりエンジンが不調の際の振動は嫌だと思います。
Forza siもシングルではありますが、鼓動を楽しむような部類では無いと思っています。スムーズでなんぼ。
昨日の記事でプラグを破壊してしまったのは前回のLLCの交換時と綴ったのですが、今回の交換で外す際だったのかも知れません。外すときの初動で「ボキッ」といった感覚もあって。
まぁどの時点で破壊したのか謎にしても、プラグの交換でかなり変わるものなんだなぁと。

14年前に4気筒のCBR250をオークションで入手した際は、やはりアイドリングが落ち着かず、加速もスムーズでは無く。
キャブレターの調整で改善する見込みでしたが、小型のエンジンを無理矢理4気筒にしたような設計だったので作業性は最悪でした。
仕方なく、オークションで見掛けたレース用のキャブレターを入手し乗せ換えたところ、素晴らしいコンディションに蘇り。
アイドリング時の安定した音から別物になりました。加速時の吹け上がりの音も官能的で。これぞ4発な。
スピードメーターではなくタコメーターを確認しながらの運転をしていたら、2度もスピード違反で切符を頂き。
コンディションの良いレーサーレプリカはスピード感がほとんど無くて。非常に馬鹿な捕まり方でした。
そんなこともあり、回さないと面白くない系の乗り物はもう手出ししない様にしています。

話が戻ります。
夜明け前の道の駅は単車乗りのグループが何台か。暴走族とかではなくて皆単車も綺麗にしていて、普通の青年達。
関東の少し離れた場所のナンバーも数台。少し寒い天候だったので、一休みしていた様子でした。
片岡義男の世界観なんですよ。自分にとっては。
全く生産性の無い行動なのですが、この感覚がいまでも好きです。

あと、プラグ交換時の距離もメモしておきたく、写真を貼っておきます。

Forza siのプラグを交換

ここ一ヶ月ほどアイドリングが不安定な状態で時々エンストしていたForza siですが、本日プラグを外してみたところ、碍子が割れていました。
一ヵ月前に、LLCを交換した際に自分で破壊していた様です。あぁ、情けない。
新品交換後はアイドリングも元通り安定し、エンストも当然しませんでした。


ついでに、交換前後のプラグを比較。しかし、碍子の部分も一般的なプラグより細いのでしょうか?本体が長過ぎてそう見えてしまうのかな。
AR50の時代から何台も単車に乗り継いできて、スパークプラグは数え切れないほどチェックしてきたのですが。
特に四気筒のCBR250なんて外すのも付けるのもえらく面倒だったのに、こんなドジ踏んだこと無くて。

ともかく、これで安心して遠出出来そうです。前回のオイル交換からそろそろ一年経つので、こいつも片付けねば。

プラグにグリスを塗るか等

スパークプラグでの話ですが、多くの技術書ではスパークプラグの交換時等にネジ山にグリスを塗るようなアドバイスが掛かれています。
自分も基本的にそうしていましたが、手元にグリスが無い時は未塗布で対応していました。
この件、賛否両論あるそうなのです。

「グリスを塗ってしまうと規定のトルクでは締め過ぎになりかねない」との意見も。
じゃぁ、何故グリスを塗るかというとシリンダー内の気密性の確保なのかなぁと思ったりですが、実際のところ謎です。
気密性の確保であった場合、熱等でグリスが飛んでしまったら圧縮不足になりそうですし。謎

Vespaを整備していた頃、特にエンジン割まで進んだ頃にアジア製の安いネジ類を入手していたんです。
これを使用する際にネジ山にグリスを塗って締め付けていたのですが、三割くらいの確率でネジ山が駄目になりました。
粗悪品だったのか、上記のような締め過ぎで弱いネジ山が崩れてしまったようで。

昨日の単車のアイドリング不調の件でスパークプラグの交換も考えていて、検索したところ上記の件に引っ掛かりました。
アイドリング不良の件については、順番に対応していこうかなぁと思っています。思い当たるところを一気に触ってしまうと、直ったところでどれが原因だったのか分からなくなってしまうからです。
時間の限られる修理作業で一度で仕留める路線であれば、思い当たるところを全て対応するのも勿論ありです。特にプロの方はこの傾向なのかと思います。原因ははっきりしないけれど、対応した幾つかの内のどれかが原因だったと説明するのですが。
自分も高価な分析装置の修理で、時々使っていた戦法でした。早く正常化させたいお客さんとか、部品代がそれほど高価で無いパターンとか、運悪く何度も再修理に迫られるのも逆にコスト高になってしまうので。修理箇所に辿り着くまで、恐ろしく面倒な分解が生じる場合もこの戦法です。
ただ、時間と手間が許されるなら、一つずつ解決していくのが賢明だと思っています。原因が特定できるので。

ちと順番を決めかねますが、以下の流れで考えています。
・バッテリーの電圧確認(最も手間が掛からないので)
・スパークプラグの清掃(金属ブラシが無いので入手が必要)
・ガソリン添加剤を入れて様子見
・場合によってはスパークプラグの交換(まだ使えそうで勿体ないのですが)

検索結果のサイトの情報によると、スパークプラグの劣化で変なところから火花が飛ぶこともあるらしく。通常は凸の尖った部分からなのに、それ以外から火花が飛ぶこともあるそうで。
最悪のパターンが燃料ポンプの故障なのですが、リコール対象のロットなのか謎ですし、有償修理になった場合はけっこう高額になりそうで。
FIの故障も恐ろしいなぁ。

Forza siでアイドリング不良

本日は夕刻からラーメン二郎の松戸店へ伺おうと久し振りに単車(Forza si)を引っ張り出し。
九月に入ってからは中途半端な雨が続き、単車はカバーを掛けたままでした。
十日間近く乗らなかったと思うのですが、そんなに長い間乗らなかったのは購入からの二年半で初めてだったかもしれません。

家の前まで引っ張り出し、エンジンスタート。特に問題なくいつも通りの一瞬でエンジンは安定した良い音。
30秒ほど暖機運転をして、走り出し500mほど先の柴又街道の交差点で赤信号。
普段のアイドリングは1500回転辺りでピタッと安定しているのですが、今日は違和感。
1500回転から時々ストンと200回転くらい落ちては直ぐ戻るの繰り返し。
それが5回ほど続いたところでエンスト。

慌ててエンジンのスタートボタンを押すと、ちゃんと掛かりました。こんなの初めてです。
水戸街道に出るまでに1kmほどあるのですが、その間に様子がおかしければ引き返す方か良いかな?と思いつつ。

松戸の二郎に到着するまで三ヵ所くらいで赤信号で停止したのですが、アイドリングは似たように落ち着かぬものの徐々には改善していたような。
とりあえず、停止しないようにスロットルは少しだけ上げ気味に。
生憎、松戸の二郎は30人以上の待ち行列で、単車からは下りずに次のお店へ。ここまで自宅から約7㎞。
次はラーメン横綱の松戸店です。ここから更に5キロほど離れた場所です。このエンジンの状況で更に遠くまで行くのがちょっと怖かったですが。

ラーメン横綱までの赤信号待ちは五ヵ所くらいでしたが、状況は大分改善してきた様子。
しかし、いつものアイドリングの安定感には戻らず。時々ストンと落ちかける回転数。
大盛のラーメンを平らげ、駐車場の単車に戻ったのは20分後くらい。

ここでまたエンジンをスタートさせてみたのですが、スターターのモーターは回るものの、エンジンがナカナカ掛からず。
あまり長くスターターを試みるとバッテリーが上がってしまうかもと小分けに三回目の挑戦でエンジン始動。
PCXでバッテリー上がり寸前の症状の時が、まさしくこの緊張感で。久し振りに当時を思い出しました。

自宅までは12㎞くらい。大丈夫かな?
走り出せば特に問題無かったのですが、途中途中の赤信号でアイドリングは相変わらず不安定気味。停止から発進時にスロットルを上げると一瞬エンストっぽい症状も。ボコボコというよりボコッという嫌な一瞬。
柴又エリアまで戻ってきたところで一旦コンビニに寄りました。発泡酒と煙草を入手。ついでにトイレもお借りして。
数分後に駐車場へ戻り、再びエンジンを始動。今度はアッサリ動いてくれました。
自宅までとりあえず問題なく走行。

原因は何だったんだろう。
走行中もずっとそればかり考えていました。

【考えられそうな原因】
・FIの不調
・燃料ポンプの不調または故障
・点火プラグの劣化
・エアクリーナーの詰まり
・バッテリーの劣化
・単にしばらく乗らなかったから
・季節の変わり目だから

FIの不調についてですが、以前に乗っていた2サイクルの古いVespaの際はキャブレターの分解清掃さえすれば、アイドリングの不良や吹け上がりの悪さはほぼ一発で直りました。二ヵ月に一度はやっていた記憶です。
電子式のFIの場合は基本的にメンテフリーだったハズなのですが、何かが詰まりかけていたら似たようなことは起こり得そうです。先月はガソリンの添加剤を二回ほど投入していたので、ガソリンの流路は綺麗なつもりなのですけれど、手に負えるのかな?
燃料ポンプの故障はForza siの初期ロットに多かったそうで、リコールもされていました。自分のロットは該当しないそうなのですが、最悪の場合交換しないと二度とエンジンが掛からなくなるそうです。
点火プラグの劣化は先日チェックしたばかりで、酷い摩耗では無いハズで。とりあえず新品は入手しているので、次回も似たような症状なら交換しようかな。
エアクリーナーについては半年前に清掃したばかりなので、これも考え難く。
バッテリーの劣化については、考えられなくも無いのですけれど、これまで一度も上がらしたことは無いですし、灯火類が暗くなるような症状も無く。これもちと考え難く。
単にしばらく乗らなかったからというのが一番当て嵌まりそうですが、これは原因解明の放棄みたいなもので。しかし、半世紀前のイタ車じゃないしなぁ。
電子式のFIが季節の変わり目で燃調に戸惑っている。何てことがあるとは思えず。

ともかく気持ち悪い症状です。駄目なら駄目でしっかり駄目になってくれた方が原因も特定しやすく。
明日も乗ってみて判断してみる予定です。

しかし、北海道の地震で実家が心配で一時的な帰省もしばらく考えていたんです。現地ではガソリン不足も続いていて地元のバスも止まっていたりで、フェリーに単車を載せての帰省で考えていました。
大洗で乗船前にガソリンを満タンにしておけば、リッターで30㎞くらい走る単車ですし一度の航続距離は300㎞くらい。現地でのツーリングを楽しまなければ無給油で本州に戻れるかもで。
現地で単車が壊れたら、救いようのない状況に陥ったかも知れず。
怖いこわい。

1/2mv^2=mgh

中学だったか高校だったかの理科で習った公式の一つが「1/2mv^2=mgh」。
高校時代は微分積分も習っていたので、なかなかマジカルというか感動もあった物理の式でした。
これは単車に乗る人にも必要な知識かと思っています。教習所の教本でも習ったりですが。

時速40km/hでの衝突は2階建てのビルの屋上から落下するのに等しく。
時速60km/hでの衝突は5階建てのビルの屋上から落下するのに等しく。
時速80km/hでの衝突は8階建てのビルの屋上から落下するのに等しく。

速度を高さに例えると、想像するだけで恐ろしく。
実際の事故というのは「危ない」と思った瞬間にブレーキを踏むかと思うので、少しは減速していると思います。
しかし、危ないという感覚の抜けている人や、タイミング悪い場面ですと、そのまま突っ込むことは十分にあり得ます。
更に、対向車と正面衝突ですと、相対的な速度は上記の倍だったりします。
四輪車ですと車体やエアバッグが守ってくれたりですが、単車は生身。助かる方が不思議だったりです。

しかし、こんな方程式もほとんど綺麗に忘れてしまいました。何時頃まで覚えていたのかも忘れてしまいました。
高校までの物理ですと、限られた条件下での設問が普通でした。具体的には「風圧等の空気抵抗は無視する」といった。
これは実際のところ現実的ではありません。最近の乗り物はインパネにリアルタイムで表示される燃費計も備えられていたりです。
自分の単車の場合ですと、時速70㎞/h辺りが一番良い燃費の様子。これが時速100㎞/hを越すと風圧も酷く更にスピードを上げると燃費も落ちてゆきますし、運転手も風との戦いです。
悪化する燃費は風圧というか、風との抵抗に持っていかれるだなぁと分かり易く。

話は更に進みます。
かなりマイナーな自転車の競技となりますが、オートバイの直後を追走する自転車の競技で「ドミフォン」というのがあります。
これは、前走するオートバイのお陰で後ろを走る自転車の空気抵抗が圧倒的に減る原理で、とんでもない速度が出せるようです。
ドミフォンの自転車をみると、ペダル周りにもう一つの車輪がくっ付いているようなギアー比です。→写真
リア周りにタイヤがもう一つ隠れているVespaのPシリーズに近い違和感があります。

燃費とか安全性とかを考えると、地上を走る乗り物の上限は時速80km/h辺りが妥当なのかなぁと個人的に勝手に思っています。
空気抵抗の低そうな形状の四輪でも、その少し上くらいな。
現代的な旅客機の巡航速度は850km/h辺りだそうです。短時間で遠くまで行けるのですけれど、人が一日に移動出来る距離も限りがあるのかなぁとも。
根拠は全然無いのですが、長距離のフライトですと、座席に半日座っているだけなのに目的地に着いただけでえらく疲労感を覚えたり。単なるエコノミー症候群なのかもしれませんが。
生物によっては地磁気を認識していそうな帰巣本能が働く渡り鳥も居たりですし、人間もそれに近い能力が少しは隠れているのかも知れず。
まぁそれよりも、国際線で呑み過ぎた二日酔いとか時差の方が影響あるのかもしれませんが。

数日前の奈良の事故の件がここ数日引っ掛かっておりまして、またしてもこんな記事でした。
物理や理科の知識が無いのであれば、ドジ踏みながら少しずつ経験するのも悪くないと思います。痛みを知っている分強さもあったり。
自分も若い頃は無茶な速度に挑戦したりが実際ありましたが、それでもなるべく迷惑の掛からない安全そうな場面を選んでいました。
見通しの良い直線とか、同乗者は居ないとか、自転車や歩行者は居ないとか、通行量も限られているとか。近くに安価なサーキットがあったなら、勿論そこを選んだとは思います。
なので、やはり同乗者が何人も居るような中での無謀な運転は論外だと思うんです。
それに気付いて後悔するのは、衝突してから亡くなるまでのごく僅かな時間かと。下手したら痛みも感じない一瞬。

奈良のバイク事故の件

奈良で単車三台による事故があり八人が死傷との事件、早朝から衝撃的でした。
自分は三十四年間単車に乗っており、単車の事故は他人事でなく。
どうしてそうなってしまったのか、朝から気になっていました。

事故から少しずつ状況が伝えられています。
原付スクーター二台と大型バイク一台で計八人乗り。全員が十代の若者。
これだけで無茶な運転をしていたのが察せられますが、スクーター一台と大型バイク一台の損傷具合が半端なく。
特に大型バイクは原型を留めておらず、フロントフォークも引き千切られていて。
いったい、どれだけの速度を出していたのだか。

大型バイク乗りで無茶な運転をしているの、自分は観たこと無いんですよ。
凄まじいパワーを秘めた乗り物なので、自制心が無ければ扱えないシロモノです。
乗り手の多くは模範的な運転を志していて、単車のメリットでもある渋滞時のすり抜けさえ滅多にしていなくて。

だいたい、まともなライダーがまとまって走るには、似たような性能の単車で走行するのが普通で。例外的なツーリングは一番遅い車体にペースを合わすのが普通で。
それが何故?とも思えたのですが、八人の中で大型自動二輪の免許を所有していたのは一人も居なかったそうです。
これは技量的にも自制心的にも論外な組み合わせだったのかなぁと。

自分は高校一年の冬休みに原付の免許を取得して、夏に50㏄のギアー付きを入手しています。
当時、一度だけカワサキの650㏄を大きな駐車場で運転させてもらったことがあったのですが、50㏄と同じ感覚でクラッチを繋げたところ重たく大きな車体はいきなりウイリー。
これは死ぬかと思いました。タイヤは二つでも全く別の乗り物で、50mも走る前にすぐに返却しました。
小排気量の単車はコツを相当掴まないとウイリー何て出来ないのですが、大排気量は重い車体にも関わらずいとも簡単にウイリーでした。パワーの違いが顕著でした。
ともかく、借りものを壊さないように地上で停めるのが必死だった短距離でした。

大学時代に中型免許を取り、それ以降はそれ以上の免許を必要としていません。
自分が扱うには250㏄辺りが丁度良くて。250㏄でもエンジンの不調で動かなくなると押して歩くだけで相当な労力が必要ですし、大きいほど取り回しが面倒で。(現在所有するForza siも200㎏の車体は駐車スペースから移動するだけで相当重たい)
100㏄のVespaは年中故障していたものの、車体が軽かったので自宅まで押して帰った事もしばしば。
125㏄のPCXがバッテリー上がりしてしまった際は、近くのガソリンスタンドまでひたすら上り坂で、恐ろしく汗をかいた思い出も。
と、故障したような場面ばかりの話ですが、他にも経験はあります。

単車の事故現場に幾度も遭遇していて。
支笏湖方面の急カーブで転倒したVMaxとか、駿河台下のカーブで転倒したトレールとか、首都高上野線のカーブで転倒した大型のスポーツモデルとか他にも色々。
ほとんどはカーブを曲がり切れない事故でした。だいたいは想定外の抜けにくいカーブでバランスを崩すパターンです。
逆に言うと、走り慣れた見通しの良い直線であれば貰い事故でない限りは事故の確率は低く。それで事故るのは相当無謀な運転で。貰い事故だけは運の悪さで単車は簡単に死ねます。
そんな事故に遭遇する度に自制心とかが鍛えられるワケで。これは安全運転の基本かと。
カーブを高速で抜ける緊張感が面白いのも分かりますが、走り慣れた道であっても路面が昨日と同じコンディションの保証など何処にも無く。ダンプカーが砂を落としているかも知れないし、舗装がえぐれているかも知れないし。
公道はサーキットでは無いのですから。

結局のところ、経験値を積まないと単車の恐ろしさはよく分からないかと。身内が単車の事故で身体を壊したような経験でもなければ、気付かないままかと。
単車の免許を取得するには、最初から事故現場の映像でも見せてあげた方が本人の為になるくらいに思っています。
だって、簡単に死ねるのですから。

過去に楽しんでいたスキーが良い経験かも知れません。倒れるにしても山側に倒れるか谷側に倒れるかで復活度が大きく異なり。
フェールセーフ理論の基本というか。失敗が前提としたら、安全側を取る考え方です。
スキーでスピードを出すだけならひたすら直滑降だと思います。しかし、真っ直ぐなだけのゲレンデなど無いですし、それを斜面の状況によってコントロールするなら制動も必要で。それを臨機応変にこなすのが技量かと。
危ないかも?と思えたら何時でも止まれる体制が重要で。
この「危ないかも?」の感覚がズレていると事故に直結なのかなぁと。

今回の奈良の事故、まだ分からないバックグラウンドも多いのですが、若気の至りな要素はあると思いますし、自分が当初からずっと模範的なライダーだったとは思っておらず、全面的な否定が出来ないんです。(誰しも赤信号に近い黄信号で交差点に入ってしまったことや、一時停止を忘れてしまう場面はあると思いますし)
一部の暴走族のような周りに迷惑をかける前提での走行は、この時代にほとんど遭遇する機会も無く。(昔は確かに見掛けましたが、あれだけはカッコイイとも思えず真似するつもりも無く)
ちょっと調子に乗るくらいの出来事は単車に限らず誰でもあるかと思うんです。特に限界を知らない若さなら。(しかし、公道で三人乗りで信号無視して、とんでもない速度というのは弁解の余地無く、暴走族と変わらないのかも知れません。その辺が今日の時点で分からず)
痛い思いを幾度も経験して、包容力のある大人になれるのって、説得力もあるかと。自分は痛い思いを少しずつ経験していて。
「お前も同じドジ踏んだのか?」って、妙な親近感もあり。

単車の魅力を知るなら、ちょっとした故障ぐらい自分で治せる技量も必要かと思っています。
洗車だけでも良いと思うんです。好きで入手した単車、ちゃんと洗うだけでまた美しく、惚れ直せて。
高校時代に初めて入手したAR50は安い中古で、過去にはシリンダーの焼き付きも疑われて、タンク周りの錆もジワジワ進行していて。せめて見た目だけでもみすぼらしくないように洗車や補修を心掛けていました。(構造が単純だったので、マフラーというかチャンバーの詰まりに気付いたら、かなり復活したり)
愛着があったのなら、無茶な運転など出来ないのになぁとも。

最後に、
単車でタンデム(二人乗り)はかなり面倒です。曲がらない止まらないと、単車のメリット半減で。そして、運転手の疲労は三倍以上な感覚です。ともかく疲れるので長距離など避けたく。なので三人乗りなど物理的にも論外で、デパート屋上の遊具の様な性能でも無ければ曲芸の要素。
JICAの技術支援でアフリカ(カメルーン)へ伺った際は、タクシーと呼ばれる乗り物の多くが単車で、三人乗りは当たり前でした。時として四人乗りも。
国道らしき道は舗装されていたものの、そこら中に陥没があり、その穴を単車が通過すると車体ごと前転した同乗者が特に吹っ飛ばされるらしく。
JICAで活躍されていた利他的な若者、他に安い移動手段が無く単車のタクシーを常用していたそうです。
自分が訪れた前年にそれで他界していたそうです。悲しいことに、それがニュースにもなっておらず。

追記:
既に無駄にダラダラ綴ってしまった上での追記で恐縮です。
事故翌日の時点でまとめサイトが立ち上がっていました。真偽のほどは分かりませんが、世論のバッシングは避けられない状況だった様子です。
弁解も擁護も出来ないというか。写真を見る限り、単車も人も何処にでも居そうなタイプで、かつての暴走族的な雰囲気ではありませんでした。
映画「さらば青春の光」に近い破滅型だったのかなぁ。

自分の高校大学時代は単車の仲間にも恵まれていた感です。暴走行為をするような仲間など居ませんでしたし、安心して単車を貸し借り出来る間柄でした。
偶然なのか皆孤独を愛すような部分があって、一緒にツーリングみたいな場面はほとんど無く。思い返すと片岡義男の作品に登場しそうな孤独感が皆漂っていて。
社会人になって数年後、会社の同僚達とオフロードの単車で山道を一緒に走ったのが、唯一のツーリング仲間だったかも知れません。
ともかく、類友みたいなのはありそうで、自分の周りでは単車で大事故を起こしたような奴は誰もおりません。(上記のオフロード仲間の一人が林道でコケて入院した程度)

単車が危ないという一面は実際あると思いますが、単車が勝手に走るワケではなく運転手あっての話です。
合衆国の銃規制も似ているのかなぁと思えたり。銃が勝手に発射するワケではなく撃つ人があっての話で。
扱う側が危険な人であれば、調理器具さえ凶器になってしまうかと。
ほとんどのまともなライダーは「一緒にしないでくれ」と思えてしまう今回の事故だったかと。

Forza SiのLLCを交換

本日はForza SiのLLC(ロングライフクーラント)を交換してみました。
本来は二年に一度のペースで交換すべきらしいのですが、購入したお店に任せてしまうとネジの紛失が続いていた為、出来る範囲で自分でメンテの方針でして。
現時点で購入から二年半、走行距離は約七千kmです。長距離をあまり走らず街乗りが多い為、どうにも距離は伸びていません。
結論から申しますと、やはり二年目辺りで交換した方が良いかと思えました。何故かというと、それなりに汚れていたからです。以下の写真はLLCの廃液です。けっこう汚れていました。新品との比較画像が無いのですが、新品はもっと透き通っています。

写真を撮りつつ、アンダーカウルを外しつつの作業、途中でネジやワッシャーを落下させ救出しつつ、三時間の作業となってしまいました。もし今からやり直すにしても、一時間は掛かると思います。
日向での作業では無かったものの屋外は三十℃越えでしたので、相当汗をかきました。細かい説明は後日ということで、先ほどまでの作業の要所部分を写真だけでも残しておきます。

今回使用したLLCは四年持つといわれるスーパーLLCという呉工業さんの商品です。単車に収まっているLLCは二年しか持たないので、出来る限り廃液したいところでした。

点検校からリザーブタンクの容量を確認したところ、ほとんど残っていないのか汚れて見えないのか分からぬ状況

フロアマットをめくって、リザーブタンクの注入口にアクセス。

工具不要でここまで来れます。

注入口を覗くと、ほぼ空っぽ。正常な流れで減っているのか異常なルートで漏れているのか何だかよく分からないです。半年前はリザーブのゲージの範囲に収まっていました。

元々入っていたLLCをラジエター直下から抜くため、進行方向左側のアンダーカウルを外す。これはサービスマニュアルが無いとカウルの爪を折る危険性があるので、無理は禁物。力は無茶に掛けないこと。
先ずは左側のフロアマットをめくる。

続いて外した左側のアンダーカウル。

ラジエターには入り口と出口のホースが刺さっており、両方とも外して廃液。また、事前にラジエターキャップを外しておく。ラジエターキャップはフロントフォーク側の隙間から手が届きます。

外された二本のホース。二リットル以上収まる洗面器を事前に置いておくこと。

以下は廃液。

続いて、ウオーターポンプ下のドレインボルトから廃液。

続いて、シート下のサーモスタット辺りのエア抜きボルトを緩める。ここで注意が必要なのですが、本来はシーリングワッシャも交換すべきだそうです。自分は予備のワッシャが無かったので交換しませんでした。
そして大失敗を犯しました。ボルトもワッシャも外した際に落下させてしまい、手の届かない奥から救出するのに一時間を要しました。
交換しないのであれば、ボルトを緩めるだけで十分だったと思います。一旦外すと付けるのがけっこう厄介なポジションです。自分は落下させては救出の作業を三回繰り返してしまいました。

救出するのに使用したマグネットツール。ボルトはマグネットでくっ付きますが、ワッシャは銅製らしくマグネットで付きません。


新品のスーパーLLC。容器の底の方にしか残っていませんが透き通っています。この青色のLLCがあまり売られていないんです。赤とか緑よりは汚れが目立ちやすいかも知れません。別の色とミックスすると最初から濁った見た目になりそう。
自分はamazonで900円で購入しました。ホームセンターとかでは在庫があっても二割以上高かったです。

廃液後は外したチューブや緩めたエア抜き等を全て戻し、ラジエターキャップを外した注入行からスーパーLLCを補充。溢れたらキャップを締める。
更にリザーバータンクも満タンに。リザーバータンクもゲージの範囲に収めるべきでしたが、結果的に注入口ギリギリまで入れてしまいました(単なるうっかりミス)。ただ、オーバーフローホースもあるので、入れ過ぎた分はここから逃げるのかなぁと。
その後数分間アイドリングし、エンジンを停めたらラジエターキャップを外してエアー抜きとスーパーLLCの補充。それを数回繰り返し。水温系が動き出すくらいまではアイドリングした方が良いかと思います。
このラジエターキャップを外す際はエアーと共にLLCも吹き零れます。ですので、作業終了後は床を水洗いする園芸シャワーみたいなのを事前に準備すべきです。

ついでにプラグの清掃を。本来は金属ブラシを用いるべきですが、無かったので古い歯ブラシで。


妙に長い汎用性の乏しいプラグ。特殊過ぎるのか、イリジウムのタイプは未だに販売されておらず。歯ブラシでは大して汚れが落ちませんでしたが、ひどい汚れでも無かったので、まぁいいか。その後パーツクリーナーを軽く吹く。

で、カウル類等を元に戻し、先ずは近場を試走。
LLCの交換前まで、水温計はだいたい2:40くらいの位置までしか上がらなかったです。自宅周辺のブロックを試走した範囲ではそこまで水温が上がらず「よし大丈夫だろう」で江戸川河川敷の少し流れの良いルートを走ってみたところ、自宅から1km近く離れた金町浄水場辺りで水温がぐんぐん上がり出し。
水温計は2:00よりも上昇してきたので慌ててUターン。やばいと思い自宅へ向かい途中で水温は3:00まで下がったり2:30まで上がったりの繰り返し。
ともかく、水温計はレッドゾーンまで上昇することなくいつもの水温辺りで落ち着いたので、結果は大丈夫っぽいです。エアはまだ残っていたのかな?

現時点の走行距離は6963km。水温は2:40辺りで落ち着いたので、コンビニで発泡酒を入手。

この文章はエアコンの効いた寝室で綴っていました。発泡酒を頂きながら。
今日はもう乗らんし、触りたくも無く。
次回乗る際も万一に備えて近場の範囲にしておきます。

【その他注意点】
いつもはアウトドア用の膝の高さくらいの椅子を用意して作業するのですが、今回は下から眺めたりの作業が多く、腰掛けている場面が少なかったです。立ち上がると立ち眩みに近い暑さでもあり、途中で塩飴を頂いたり水分補給したり。
勿論、この作業は自己責任でお願いします。実際、オイル交換より遥かに手間の掛かる作業でした。

LLCの交換に必要だった工具は主に以下です。
・洗面器(廃液用)
・小さめな注ぎ口のある容器。(LLCの注ぎ用。百均で売られている調理用のを利用しましたが、狭い空間でLLCを注ぎ難くかなり溢しました)
・プラスのドライバー。(各所で使用)
・ラチェットレンチセット。(持っていて基本です)
・先っちょがマグネットのツール。(大き目な百均でも売られているかと:ボルトとか落下させた際かなり重要)
・マグライト。(ボルトを落下させた際にかなり重要)
・小さめのちゃんとしたモンキー。(エア抜きのボルトを緩めるのに必要な工具でした。かなりアクセス性が悪く)
・サービスマニュアル。(LLC交換以外のメンテ項目は読み飛ばしましたが、ほぼコレで手順が分かりますし、今ならヤフオクで一万円未満で入手可能かと)
・ボロ雑巾。ともかくLLCが飛び散ります。
・スマホかデジカメ。(特にホースを抜く前の撮影が重要。ホースを繋ぎ直す際に何処まで入れれば良いか?とかの確認に)
・水道と石鹸。(時々手や顔を洗ったり頭から水を被ったり)
・発泡酒類。(自分への御褒美用)
・肝心のクーラントは以下。2リットルで十分足ります。全部交換できれば1.35リットルの容量があるそうですが完全に抜けないと思います。

追記:
翌日、渋滞路や飛ばせる道を15km程走行してみましたが、特に問題はありませんでした。ちなみに外気温は36℃。
これまで水温計を注視した運転が無かったので比較になりませんが、信号待ち等で水温が上がっても2:00以上にはならず。レッドゾーンまで細かい目盛りで2つ余裕があるので恐らく問題無いと思います。
液漏れも無さそうです。四年持つらしきスーパーLLC、全入れ替えは出来ていないハズですので三年後くらいにまた入れ替えようかと。
走行性能に直接触れる部分では無いLLCなので、交換したら走りが良くなるようなことはありません。しかしトラブったら走れなくなりますし、劣化したままでは冷却系の痛みも早そうで。
あまり重要視されない部分ですが、トラブル少なく長く乗るには順調なうちの交換が宜しいかと思います。

オイルもそうですが、使い切れずに残った分は小さな物置で保管しています。やはり小さくても自宅に庭があるのは助かります。
以前の都心暮らしの頃は週末に路上でVespaの整備に励んだものでした。これが予想外に時間が掛かったり突然の雨に襲われると大変で。自宅の庭で作業できるのは色々と安心感があります。