DXCCが念願の100に

本日のこと、DXCCが念願の100エンティティに達成しました。
FT8を始めたのは一昨年の12月からで、その飛び具合に驚き、これはDXCCも狙えるかなと思い始めてから一年くらいでの達成でした。

色々と運が良かったのかも知れません。
・アンテナをモービルホイップからダイポールに変更した
・太陽の黒点数の良いタイミングが去年から続いた
・FT8を始めた

ここら辺の条件が重なった様です。
特にFT8を始めたのと黒点数が増えたのが大きな理由かも知れません。数日前のお空のコンディションは最強で、半年ほどアタックを続けたアフリカの局と余裕で繋がったり。
しかし、数年前は黒点数がゼロの日も続いていたらしく。自分はそのコンディションを知らずでした。
ここ二日のコンディションは最悪に近く。こんなのがずっと続いていたらやってられないよなぁと。
基本的に、遠くの局が聴こえなければ送信出力を上げたところで状況は大して変わらないでしょうし、そもそも相手の信号が届かない事には交信に至らずでして。

集合住宅の一階で三面は壁のロケーション、こんな環境でもDXCCの100が狙えたのは、やはり嬉しいです。
このアワードを狙えるのは、立派なタワーに立派なアンテナを所有される方くらいに思っていましたので。
ちなみにDXCCも80くらいまでは順調に伸びていた記憶です。そこからが頭打ちに近く伸び悩んでいました。
Twitterに85からの記録を残してきましたが、それは昨年の9月中旬で。残り15に7ヶ月掛かってしまいました。85までは特に意識しなくとも9ヶ月程度で達成したのに。
まだ交信していない15のエンティティは、かなり意識していても時間が掛かってしまい。

交信は成立したのにログを提出してくれない局も結構ありました。
昨夜のパラオの局は以前に別のバンドで交信していたのですが、何故かログを提出してくれず。逆に昨日は何故か提出してくれて。
全局がログを提出してくれたら、DXCCも120くらい行っていたと思います。
そう考えると、二割の局は提出してくれないんだなぁと。
ただ、局によっては半年後に提出というのもありました。交信自体は全く無駄という訳でもなく。

ここまでの感想としては、18MHzや21MHzは飛んで当然のバンドに思っていましたが、28MHzがコンディションによっては最強だったのが意外でした。
上級ライセンスでしか利用出来ない14MHzよりもコンディションの良い状態での28MHzの方が良く飛んでくれている印象です。
あと、7MHzも活躍してくれたのですが、自宅からヨーロッパ方面は全く駄目でした。アンテナの向きやロケーションが悪かった様です。

今後はDXCCを意識せず、まったり運用予定です。
50Wの運用も5WのQRPに落としたり、アンテナも小さなモービルホイップに戻すかも知れません。

DXCCが99に

昨夜は2つの国と初めて交信出来ました。18MHzと21MHzのFT8ででした。
2つの国とはアフリカのアンゴラとヨーロッパのポルトガルです。
アンゴラの局はこれまで幾度か観掛けていたものの、毎度のパイルアップで勝てず。
昨夜はたまたまガラガラで、拾って頂けた様子です。
ポルトガルはヨーロッパで何故か繋がらない国でした。昨夜はポルトガルと2局も交信出来てしまい。いままでは何だったのか。

今朝確認したところ、ポルトガルの1局がログを提出してくれていまして、DXCCがやっと99になりました。
目標の100まであと1つです。
アンゴラの局もログを提出してくれたら良いのですが。QRZ.comのProfile上では対応してくれている様子ですので、期待が持てそうです。

太陽の黒点数が上がっている影響もあったのかも知れません。
太陽活動周期は約11年だそうで。
今回のサイクル25はかなりコンディションが良いらしく、流行り出してからまだ5年程度のFT8では素敵なシーズンになりそうです。

隅っこ

数日前の地磁気の乱れがようやく収まって来まして、アマチュア無線のHF帯も電波がまともに飛ぶようになってきました。
ただ、東日本大震災は地磁気の乱れから10日後に訪れていますので、あと一週間ほどは注意をしています。
バスタブに貯めた水は消毒剤を入れたままそれくらい放置する予定です。

あと電気周りです。
モバイルバッテリーを四つほど所有していますが、全てフル充電が完了しました。
数年前に北海道で発生した地震は数日間の停電が続いてしまい。実家の母と初日は電話連絡が取れたものの、その後しばらく音信不通でした。
最初はスマホのバッテリーが切れてしまったそうです。翌日にはボランティアの方が車で充電してくれたそうなのですが、基地局のバッテリーが切れてしまいアンテナが立たずで。
現在はどうなのか知りませんが、スマホが生きていても基地局が倒れていたらどうにもならないそうで。

余談ですが、実家の地域が復電したか否かの情報はTwitterでマメにチェックしていました。復電を確認し実家へ電話したところ、直ぐに繋がりました。
寝ぼけていたらしき母は携帯電話が繋がった意味や長い停電が解決した意味をしばし理解していなく。
ボランティアさんに落とされたブレーカーを戻すよう伝えたところ、母は現実に戻れていました。
「電気点いた」「母ちゃんもう大丈夫だよ」。

そういった場面では、基地局といった中継を必要としないアマチュア無線は無敵に思います。
なので、東日本大震災の後に数十年ぶりに無線機やアンテナを揃えだした自分でした。
しかし、当時暮らしていた秋葉原界隈はノイズが多過ぎて、HF帯は使い物にならなかった感です。
結果的に設備はオブジェと化してしまい。
引越し先の柴又のマンションは部屋が一階だったので、ロケーションが悪く、また使い物にならなく。
屋上にアンテナを置かせてもらえたらなぁと。まぁ管理組合は首を縦に振らないでしょうし。

そこで救いになったのがFT8のデジタル通信でした。
宇宙通信の技術を元にした諸々で、地球から遥かに離れた探査衛星の微弱信号を送受信出来る仕組みで。
しかし、アマチュア無線でその技術を採用するのは幾つか問題があったそうです。
探査衛星と管制は一対一での交信ですが、アマチュア無線ですと一対複数のパターンが多く。
受信した幾つもの局の信号を同時にデータ化するには、その信号を処理するPCのスペックが要求され。
それも近年のハイスペックなPCですと、可能になったそうで。
理論的には可能でも、コスト面で現実的では無い技術は他にも色々とありそうです。

数日前の地磁気の乱れで遠くの信号が届かなくなった中、色々と考えてしまいました。
話が少し逸れるのですが、DXCCのアワードが目標な100の3歩手前で足踏み状態でもありまして。
実際に交信した地域は既に100を余裕で越えているハズなのですが、相手局が交信証明を提出してくれず。待っていれば何とかなるのでしょうが、それがいつなのかは相手の気分次第。
だったら、デジタル以外の他のモードで頑張れば良いのでは?と。
しかし、音声通信では前途の通り無理があり。
残る一つはモールス(CW)で。

所謂トンツーな電鍵を用いた通信は、ノイズ等のコンディションが相当悪くても比較的聴き取りやすく。
人の会話も同じなのですが、酷い騒音の中の声や小さな声は聴き取り難いものの、それがブザーの音であれば鳴ったか鳴らないかは判断しやすく。
これをデコード(復調)というのですが、昨夜試してみました。CWを。

自分の所有する無線の免許ではCWの運用も可能なのですが、何年も使っていない技なので、自分の耳で文字を起せるか。そこが問題でした。人間によるデコードというか一種の翻訳。
僅かに聴こえた信号は意外に易々と解読できました。恐ろしく低速なトンツー。そのリズムはかなり揺れていたものの、その遅さが救いになり。
何だか考えさせられてしまいました。
無線人口の高齢化が問題になっています。古くからCWを愛する高齢者が頑張っているのかなぁと。
自動車の運転にしても高齢者の事故が人の命を奪ったりで。少なくとも無線の通信で命を奪う事故は少ないだろうなと思ったり。

そのCWの信号はそれほど遠くない国内の局から届いたのですが、自分の耳ではかなり小さな音で。
さっきから広げっ放しだったデジタル通信のソフト上では、その信号が可視化されていました。細い線だったものの、かなり強い信号を示す真っ赤な色で。
人間にはこんな小さな音でも、デジタル通信経由ですとかなり強力な信号だったんだなぁと。

これではデジタル通信に太刀打ちなど出来ないと。
恐れ入りました。

ノイズや弱い信号に強いCWは船舶通信で特に利用されていた経緯があり、大きな船舶には通信士も必要だったり。
しかし、十年以上前に淘汰されてしまった技術で。衛星通信が取って代わり。
いまやCWはアマチュア無線界でしか利用されていない古典芸能の様なモノで。
CWのメリットは当時と変っていないものの、デジタル通信は更に上を行っていました。

そのデジタル通信で流行っているFT8なのですが、利用者の人口が増えてしまい既に過密状態です。
利用可能な幅の中で信号は密集しており、空いたスペース探しさえ難しいタイミングも多く。
先ほど試してみたのですが、過密の隙間で自分の信号は遠くまで届いておらずでした。
試しに相手がデコード出来ないかも知れない隅っこより外側で送信したところ、かなり遠くまで届いていました。
これが何を示しているかというと、本来の車道は混み過ぎていて、僅かな隅っこを利用しないことには通過できないで。
無線の信号としては届いてはいるのでしょうが、周りにかき消されていたで。
送信で勝った局からすると、自分の弱い送信は迷惑なノイズでしかなかったかと。

FT8よりも新しいモードであるFT4への移行をそろそろ真剣に考えねばとも思えたりでした。
このモードはまだ過疎気味ですが、FT8が混みあっている状況ではそれなりに利用者も居て。

アマチュア無線やCB無線が流行っていた80年代も、限られた帯域やチャンネルでの潰し合いでした。
弱肉強食のサバンナというか。
あぁいった現象はもう訪れないだろと思えた衰退中のアマチュア無線で、またこうなるのは残念でもあるのですが、ちょっと嬉しくもあります。

DXCC

アマチュア無線でこれまで交信した国というかエンティティ(地域)を眺めたり。
DXCCというアワードの目標は100エンティティなのですが、現時点では97止まり。
しかし、これだけ沢山の国と交信したんだなぁと。
実際はもっと交信しているのですが、相手局がログファイルを提出してくれずで。

メモとして、ここまでの記録を残しておきます。

1ALASKA, 2ARGENTINA, 3ASIATIC RUSSIA, 4AUSTRALIA, 5AUSTRIA, 6AZORES, 7BELARUS, 8BELGIUM, 9BELIZE, 10BOSNIA-HERZEGOVINA, 11BRAZIL, 12BULGARIA, 13CANADA, 14CHILE, 15CHINA, 16CORSICA, 17CRETE, 18CROATIA, 19CYPRUS, 20CZECH REPUBLIC, 21DENMARK, 22EAST MALAYSIA, 23ECUADOR, 24ENGLAND, 25ESTONIA, 26EUROPEAN RUSSIA, 27FALKLAND ISLANDS, 28FEDERAL REPUBLIC OF GERMANY, 29FIJI ISLANDS, 30FINLAND, 31FRANCE, 32FRENCH POLYNESIA, 33GREECE, 34GUAM, 35HAWAII, 36HONG KONG, 37HUNGARY, 38INDIA, 39INDONESIA, 40IRELAND, 41ISRAEL, 42ITALY, 43JAPAN, 44JERSEY, 45KAZAKHSTAN, 46KENYA, 47KUWAIT, 48KYRGYZSTAN, 49LATVIA, 50LEBANON, 51LITHUANIA, 52LUXEMBOURG, 53MACAO, 54MAURITIUS ISLAND, 55MEXICO, 56MOLDOVA, 57MONGOLIA, 58NETHERLANDS, 59NEW CALEDONIA, 60NEW ZEALAND, 61NORTH MACEDONIA, 62NORTHERN IRELAND, 63NORWAY, 64OGASAWARA, 65OMAN, 66PAKISTAN, 67PAPUA NEW GUINEA, 68PHILIPPINES, 69POLAND, 70REPUBLIC OF KOREA, 71REPUBLIC OF SOUTH AFRICA, 72RODRIGUEZ ISLAND, 73ROMANIA, 74SAMOA, 75SARDINIA, 76SCOTLAND, 77SERBIA, 78SINGAPORE, 79SLOVENIA, 80SPAIN, 81SRI LANKA, 82SWEDEN, 83SWITZERLAND, 84TAIWAN, 85TAJIKISTAN, 86THAILAND, 87TIMOR – LESTE, 88TURKEY, 89UKRAINE, 90UNITED ARAB EMIRATES, 91UNITED STATES OF AMERICA, 92URUGUAY, 93VANUATU, 94VIET NAM, 95WALES, 96WEST MALAYSIA, 97ZIMBABWE,

地図上で何処にあるのだかよく判らない地域が意外に多いなぁと。

あぁ勘違い

大いなる勘違いを一年以上続けていました。
アマチュア無線ではDXCCというアワードがあり、これが100を超えるのが一つの目安です。
自分はこの数が「国の数」かと思っていたのですが「エンティティ」の数だと昨夜知りまして。
国の数とは何か違うなぁとは運用していて何となく気付いてはいたのですが。
例えば、日本であっても小笠原諸島は日本と別の扱いで。
同様に、イタリアの島であってもイタリアと別の扱いだったりで。
更に、ロシアもEUとアジアで二つに分かれていて。
エンティティという国とは別の区切りがあるらしく。

なので、DXCCについては何ヶ国というより何エンティティなカウントのしかたらしく。
自分はそれを「何ヶ国」と綴ってしまっていました。
どうにも根本的なルールを履き違えていました。

アメリカのアマチュア無線団体ARRLが管理するDXCCではエンティティというカウント方法です。
あと、インターネットのアマチュア無線系なサービスQRZ.comでは国単位で管理していたりで。
その辺がごちゃ混ぜになっていました。
DXCCのエンティティは95で、QRZ.comの国数は107なのが現在の自分の実情です。
数値と数え方を考えればQRZ.comの結果の方が優秀何だなぁと。
ただ、どちらにしても双方が「交信した」というログを提出しない限り、成立しない数なハズです。

他にも、ちゃんと勉強もせず調べもせず、何となくやったら上手く行ったパターンで勘違いしているのは人生で色々と残っていそうです。
あぁ、恥かしい。

モービルホイップを置いてみた

数日前の記事に綴った閃きの件、本日試してみました。
ダイポールアンテナの給電部付近にモービルホイップを置いたら飛びが変わるか?な件です。
結論から申しますと、何となく変わった気がします。

東西方向に張ったダイポールの指向性は南北方向になるのですが、これですと日本列島方向には有利なもののヨーロッパや北米方向には不利で。
その給電部に未接続なモービルホイップを置いてみたところ、東西方向にも飛びやすくなった気がしまして。
ただ、厳密な比較をしていないので、気のせいの可能性はあります。
特にモービルホイップの同調が取れたバンドほど効果があるような。

記録用に画像も残しておきます。

年寄りの閃き

サザエさんに登場する波平さんの実年齢は自分より若いらしく、その比較で考えると自分は十分に年寄りで。
年寄りでも閃き(ひらめき)はあるのですが、その多くの場合は見当違いで。

そんな年寄りの自分が久し振りに閃きました。
間違いの可能性は十分にありそうですし、合っていたとしても既に誰かが研究していそうです。

自宅の無線のアンテナはHFでダイポールを利用しているのですが、土地や建物の制約上で東西方向に伸びています。電波の指向性としては南北方向になります。
以前に南北方向に伸びるモービルホイップをダイポールと同じポールに一時的に設置していたところ、ダイポールのアンテナは東西方向にも強くなった気がしました。
使っていないモービルホイップのお陰で、まさか指向性が変わったのかな?と。
ただ、物理的な比較を煮詰めたワケではないので、気のせいかもと思っていました。

数週間前に4エレのビームをタワーに載せたスーパーローカル局は、その調整で苦労していました。
FT8を基調にした運用ですと、標準的な設置ではSWR特性が高い周波数の方に寄りがちだったそうです。
FT8はバンド内でも低い周波数に寄っているため、短縮率の高い自分のダイポールもその周波数にターゲットを絞っています。短縮率が高いとSWR特性がクリティカルになりがちなので。

無線を知らない人には何のことを言っているのが解らないと思いますので、軽く説明します。
SWRの最良値は1.0です。これは送信機の出力が全て放出されている数値で、調整の取れていないアンテナほど数値は大きくなります。理想は1.5以下辺りで、2.0はボーダーライン。
数値が高くなると送信機の電波がアンテナから跳ね返ってきて、最悪の場合は送信機が壊れます。
ただ、ATU(アンテナチューナー)を送信機と受信機の間に挟めば、無理矢理でも反射は少なく出来ます。効能としては送信機を壊さない為だけで、アンテナから放出される電波の出力は変わらない(ハズ)です。
(個人的には)アンテナ単体の調整だけでSWRが低いことがとても重要で。イカサマ無しにアンテナから電波が放出されているので。
ダミーロードを使えばSWRは1.0になるのですが、そこまで話を広げると理屈の説明が広くなり過ぎそうですので、理屈はここまでで。

スーパーローカル局はアンテナの調整がほぼ完了したのですが、一点だけ問題は解決していないそうです。
新しいビームアンテナは3つのバンドで利用出来るそうなのですが、周波数の低いバンドな7MHzでは回転する角度によってSWRが大きく変化してしまうそうで。
話を聴く限り、同じタワー上に設置した他の固定アンテナが干渉している様子です。
それはあり得るなぁと。

日本が誇る八木アンテナは当初ほとんど評価されなかったそうです。
アナログ放送時代のテレビのアンテナは魚の骨の様に並行に矢印的な見た目なのですが、あれは受信する電波の指向性を顕著に表しています。
矢印の方向に送信所があり。
第二次世界大戦では、この八木アンテナが相当な戦力になったそうで、米軍は非常に役立てていたそうです。
逆に、日本軍はその効能を米軍から教わったそうで。敵の電波がどっち方角から飛んでくるのか、簡単にバレていたそうで。
海外の方が、その技術を評価して先に応用していたという皮肉なのですが。

八木アンテナの場合は、長さの異なるエレメントが並行に幾つも並んで電波の反射や導く先を上手く干渉させる技術でして。
回転するアンテナがその条件を満たした場合、干渉は良い意味でも悪い意味でもあるのがローカル局の場合なんだろうなぁと。

基本は並行に並んだエレメント上での話だと思うのですが、交差するエレメントでも干渉が全く無いワケでも無さそうで。(我が家のアンテナの場合は左右のエレメントに角度が入っていますし)
だとすると、うちのベランダに無意味そうなモービルホイップを設置しても良い意味で影響力はあるのかも?と。
明日はちょっと試してみようかと思っています。

あと、もう一つ気になることが。
50MHzもダイポールアンテナにしているのですが、左右の長さやその先のコイルの条件が異なるとディップが二つ登場してしまい。(我が家のダイポールは3つのエレメントにトラップコイルを挟んで5バンド仕様)
これを応用すれば、近い周波数のバンドを同じエレメント上に乗せられそうだなぁと。例えば18と21MHzといった。
完全に同調させたらディップは一つで低い値になるのですが、そこまで至らなくとも歪な二つのディップは使い道が十分にありそうで。
失敗から学んだことなのですが。
既にその辺の研究をされている方は居るのかな?

この辺の具体例はNanoVNAで可視化出来たので気付いた点です。
調整不良で「なんじゃこりゃ?」な場面でしかなかったのですが。
上手く再現性が取れたなら、世界中のアパマンハムの役にも立てそうで。