黙って観てられん

夕刻に発泡酒を求めコンビニへ自転車で。
自宅から最初の角を曲がったところで、お婆ちゃんの背中姿が。
道路沿いの塀に手を添えながらヨタヨタと歩く姿は、隣りの戸建てで一人暮らしのお婆ちゃん。

SUKIYAKI:ちょっと大丈夫ですか?
お婆ちゃん:腰が痛くてねぇ
SUKIYAKI:ちょっと心配ですよ
お婆ちゃん:大丈夫だから

あの足取りでは100mも歩け無さそうで。
コンビニで用を済まし、自転車で自宅まで戻る途中、お婆ちゃんも自宅へ引き返していました。
隣りのマンションのオバチャンも、窓越しに心配して話し掛けていました。
ともかく、玄関のドアまで一緒に歩くことに。

既に他界された旦那さんの杖は家にあるそうですが、高さが調整出来る杖なのか謎。
仮に使えても、あの脚ではやはり頼りなく。
買物へ出掛けたかったそうです。しかし、お店に辿り着いても荷物を持って帰れそうにも思えず。

SUKIYAKI:うちの母ちゃん七月に亡くなっちゃったんですよ。
お婆ちゃん:北海道の?
SUKIYAKI:そうなんです。逝っちゃう前と後で二度も帰りまして。
お婆ちゃん:それは。。
SUKIYAKI:近くじゃないから気にしてはいたんですけどネ。
お婆ちゃん:。。
SUKIYAKI:結局何もしてあげられなくて。

徒歩圏に自分と同世代の娘さんが暮らしているのですが、母親には無頓着だそうで。
まぁ近くで暮らしていたら、そんなものかも知れません。
長く上手く付き合うには距離感が必要だとも思えますし。
それにしても、もう少し感心を示してあげても良いとも思えたり。
まぁ、深入りすべき領域ではないので気を付けねば。

その後、ローカル局さん宅へ。
昼頃から電波を出していない様子なので、また何か工作に励んでいそうだなぁと。
現在、シャック(無線機が置かれた場所)周りはスペースが足りずに二台のノートPCが置けない状況で。
伺ってみたところ、ノートPC用のデスクを自作している最中でした。
板が回転できる金具をホームセンターで入手し、自宅に転がっていたコンパネをこれから切断するところで。
ローカル局の場合は無線通信を楽しむ以上に、アンテナや設備を手作りする方が楽しみらしく。
しばらく前からは自作のデルタループアンテナにリモートで制御出来るアンテナチューナーの製作にも熱中されていて。
リレーとコイルとコンデンサーの組合せなアンテナチューナー、最低限のパーツでシャックから上手く機能しているそうです。
パソコンの理屈も人並み以上に理解された様子ですし、身近でほぼ無敵な無線家になりつつあります。
何より、その行動力や実行力に魅せられます。

今時、面白い町で暮らしているなぁと。

ホランさんのお弁当

一時期の自分もお弁当作りにハマったものでした。
これがナカナカ美しく纏まらず。
大昔に母が作ってくれたお弁当にしても市販のお弁当にしても、随分と美しかったんだなぁと。

数年前にテレビで知ったホラン千秋さんの見た目は、ちょっと自分の好みでした。
アナウンサーとしても、テキパキしていて無駄に丁寧な言葉に傾かず分かりやすい表現で。
お昼のバラエティ番組にも出演していて、坂上忍の意地悪なツッコミにも平然と立ち向かって。
そんな話は本人もしたくなかったのに、話題を振ってきた相手に見下されたらしく。
これは、相手がディスるとかマウントを取るとかの手口でしか無く。
「あんたが振ってきたんでしょ!」と。
そこにサッと気付けるのは頭の回転が速いです。

そして、ホランさんのお弁当がインパクトありました。
最近また話題になっているのですが、見た目の美しさなど全く考慮されていない逸品で。
考えようによっては実に合理的なお弁当です。
それが美味しいのかどうかは食べてみないと判りませんが、見た目だけで判断すると、とても美味しそうには思えずです。
これは人も一緒なのかなぁと。

ずいぶん前にハッとした面白い文章がありました。
女性であっても、字の汚い人というのは居るものです。
それがとても綺麗な女性ですと、そのギャップに驚いたりです。
「どうしてそんなに字が汚いの?」と呆れられたり。
そこで「そうかしら?」とスラっと答えられる人。
これはカッコイイと思えました。

お弁当の見た目と字の見た目って、何だか似ているなぁと。
食べたら美味しいとか、読んでみたら意味深いとか。

取水口

しばらく前に、カワサキの単車について検索しました。
カワサキは元々小型の単車しか製造しておらず、大型については吸収したメグロにルーツがある流れで。
メグロの車名には「スタミナ」というのもあり、現在ではちょっとイメージが合わないよなぁと。(古い単車の名前については色々と面白いのがあるので、特集でも組んでみたいです)

その辺を詳しく紹介したサイトに、気になる広告写真が。
「男はつらいよ」によく登場する金町浄水場の取水口が写っていて。
当時のカワサキは葛飾区金町2丁目に本拠があったらしく。工場もあったのか謎ですが、それらしき住所を検索しても、跡形も無い様子です。

広告写真の背景については、基本的に現在と変わらない感です。
寅さんの時代から現代まで大差無い江戸川の風景で。
この場所は自宅から徒歩10分くらいで、初日の出を自分も幾度か拝みに伺っています。

話が飛びます。
数日前の台風の爪痕、静岡は大変な状況らしいです。
現時点でニュースではあまり扱われていませんが、断水が六万世帯にも及ぶそうです。
原因は台風で川の取水口周りが塞がれてしまったそうで。
事実かどうか謎ですが、Twitter上では「静岡県知事が自衛隊に要請をかけるべき」との話題がトレンドになっている現状です。
この知事はしばらく前にもリニアの開業遅れについて「責任は神奈川県にある」との独特の見解を発表しています。

考えてみると知事が表に出てくる機会など、コロナ禍前まであまり無かったなぁと。
北海道、大阪、東京、沖縄、その辺の知事以外は普段何をしているのか謎めいた存在だったりでした。
この人達が目立つ場面というのは、何か大きな問題が生じたときばかりだった気もします。目出度い場面ではニュースにならない立場なのか。

取水口という言葉も、普段あまり目に触れないと思います。自分も柴又に引越すまでは使ったことの無い一つでした。
金町浄水場の取水口については、見晴らしが良さそうなのであの帽子の足元まで行ってみたいのですが、鍵の掛かった柵で覆われています。重要なインフラなので、立入禁止らしく。
この近辺の江戸川は普段穏やかな流れで、台風でも川の幅が広がるばかりで過激な濁流といった雰囲気では無く。勿論、水位はかなり上がるのですが護岸対策はしっかりされているそうです。
あの取水口もぼんやり突っ立ってるだけで、機能しているのか謎めいてもいる古い設備なのですが、やはり重要そうです。

雨男

自宅近くの小さな酒屋さん、自分は雨の日だけ利用しています。
最寄りのスーパーやコンビニより近く、雨に当たるより少し割高な方が許せてしまい。

「こんにちは。雨男です」と挨拶してお店に入る毎度です。
店主は80代らしきお婆ちゃん。世間話になることも多く。
キャサリン台風でこの一帯が洪水に見舞われた際は、まだ小学生だったそうです。
もしかしたら、自分の母と同い年くらいなのかも知れません。
いつもお店に立っているお婆ちゃん、現役だからかちっとも呆けておらず。

今日も雨だったもので、小雨なタイミングで一番安い発泡酒を入手に。
「今朝読んだニュース記事で、日本の高級ウイスキーが中国でとんでもない値段になっているそうなんです」と伝えたところ、お婆ちゃんは存じていました。
お店も問屋さんも「響」や「山崎」の在庫が無く、未だに中国人らしき人がお店に訪ねてくる場面が多いそうで。
また、店内を勝手に撮影されてしまったり。

住宅街の小さな酒屋さん、穴場とでも思われてしまったのかな。
昔だったら、こういったお店には贈答用の高級ウイスキーが棚の一番高いポジションに並んでいた記憶です。他にも贈答用のクッキーの箱とかが並んでいたり。
お婆ちゃん曰く「(高級ウイスキーが)うちに残っていたら今頃大金持ちよ」と。

モノによっては一本一億円の世界だそうで、数本持っていたら一生楽が出来そうです。
しかし、水割り一杯数百万円って、やはり普通じゃ無いよなぁと。
自分が初めて飲んだウイスキーは中学時代に安いトリスを。これが恐ろしく不味く。そもそもお酒の味なんて解っておらず。
大学に入ったばかりの頃はちょっと奮発してダルマ(オールド)を入手してみたものの、これも何故か美味しくなく。
ジャズに合うとのことで勧められたバーボンはどれも美味しかったです。特にメーカーズマーク。
国産の安くて美味しいウイスキーはニッカのクリアブレンド辺り。サントリーとは何故か相性悪い自分です。

ただ、ニッカのウイスキーは元父が好きだったのを覚えていて。
元父は小樽商科大学を卒業していたので、地元の味だったのかも知れません。
しかし、アル中で早死にしていたので、同じウイスキーを美味しいと思えてしまうのは怖くもあり。
当時の家に転がっていた日本酒「剣菱」も、大人になってから頂いたらかなり好みの味でした。
味覚の遺伝というのもどうやらありそうに思えます。
怖い怖い。

仮面ライダー2号

某ニュース記事で仮面ライダー2号を演じた佐々木剛さんの紹介が。
初期の仮面ライダーは自分が幼かった頃に観た再放送で、1号より2号の方が何となく好きでした。野生派より知性派っぽく。
ストーリーなど全く覚えておらず、カッコイイ単車が走ってくれたらそれで良かったのだと思います。サイドカーを備えたキカイダーも同様でした。

佐々木剛さんの紹介については役者としての成功よりも、その後の転落ぶりが衝撃的でした。
お住まいのアパートで火事を出してしまい、近隣を含めて全焼。無一文になり、本人も重度の火傷を背負い。
その後は焼き芋屋やホームレスの生活だったそうです。
そんな半生、全く知りませんでした。

俳優仲間であった石橋正次さんの働きかけで、酷い生活からも脱出されたそうです。
石橋正次というと、やはり70年代の刑事ドラマが懐かしく。
二人とも青春ドラマでも昔は活躍していたなぁと。

いい奴ばかり

コロナワクチンの複数回接種後に体調を崩したままだったり、癌が見つかった知人や身内が何人か。
あのワクチンと因果関係があったのか実際のところ判りませんが、このタイミングで多過ぎな感です。

しばらく連絡を取っていなかった知人に何となく一言メッセージを送ったところ、その知人も体調がしばらく悪かったそうで、検査したところ幾つかの疾患が見つかったそうです。
最終的な診断結果はもう少し後になるそうです。

その知人は元々アレルギー持ちで、相性の悪い食材を摂ると蕁麻疹が出たり。
数年前には気付かづに頂いてしまったナッツが原因で、路上で倒れてしまったり。たまたま大学病院の近くだったので助かったそうですが、症状はかなり危険だったらしく。
なので、コロナワクチンの接種はかなり慎重だったそうです。結果的に大きな副反応は無かったそうですが、そこに至るまで接種を断る病院も多かったそうで。
アレルギーはあったものの、相性の悪く無い食事を摂る分には全く問題無く健康的な女性でした。

以前に八年勤めていた会社で、十歳年下のその女性には入社当初からお世話になっていました。
化学系の分析装置を扱う会社で、物理系だった自分には専門外で。訪問先も研究機関のデリケートなお客さんが多く、時々地雷を踏んでしまう事も。
明らかに自分のミスでも、落ち込んでいたら優しい一言を掛けてくれたり、何も言えない代わりに栄養ドリンクがデスクの上に置かれていたことが幾度か。

そんな場面が幾度もあり、女性が落ち込んでいる時は自分も出来るだけフォローしてあげていました。
自分の退職で一番泣かれてしまった女性でもあって。
そんなワケで、退職後も年に幾度かは食事に誘ったり誘われたり。
ちなみに、旦那さんもとても出来た人物でして、今時珍しい明るさと真面目さを兼ね備えた方で。
ともかく、無事であってほしいです。

ニュース記事を読む限り、世界規模でコロナは既に特別扱いされていない様子に思えます。
経済や生活や雇用やレジャーの回復が進みつつあり。日本の対応はどうにも後手々々とも思えつつ。
個人的には集団免疫が獲得できれば、収束に向かうハズだと思っていました。衛生面や医療が未熟だった昔も、パンデミックは数年で収束していて。
短期間の開発で世に出回ったワクチンの方が副作用等々後々怖く。世代を超えて尾を引くかも知れず。
仕事や学校に所属していて接種を避けられなかった方は沢山居たと思いますが、皆がそうしているし政府も推奨しているからというスタンスな方も少なくなかったかと。
良くも悪しくも日本はどんな立場でも忖度社会ですし。選択肢はありそうで、実質無かったりで。

この二年、身の回りで色々と変化が多く大きかったです。
因果関係はやはり判らないものの、外を出歩かなくなった母は認知症になってしまいましたし、兄弟は癌で入院したり。
せめて、自分の選んだ友人知人は無事であってほしいです。
みんないい奴ばかりなので。

二番目

エリザベス女王の葬儀をテレビ中継で観ました。
前回の葬儀は七十年近く前だったそうで、まぁ滅多に観れない場面でした。
映像にスケールの大きさを感じたり。
天井の高い寺院、如何にもヨーロッパらしいよなぁと。

二十年以上前に仕事でオランダへ伺った際、「フランダースの犬」の舞台となったアントワープの聖堂にも幾度か伺いました。
あの聖堂の天井に飾られた絵がまた素晴らしく。
アニメの最期はネロが昇天し、天使たちが迎え入れる場面なのですが、あの天使達が描かれていて。
アニメを製作した方は、実際に現地でこの天井を観ていたんだろうなぁと。当時のヨーロッパ旅行なんて、相当お金が掛かったと思います。
ただ、あの場面に登場した天使達がハイジの様なふっくら感で、観ていた子供達は「ハイジだ!」と喜んでしまっていたそうです。
実際、あの悲壮感漂う作品の前は「アルプスの少女ハイジ」が放映されていて、ここでカムバックか?と。

次は日本で国葬が予定されているのですが、どんな演出になるんだろう。
安倍さん本人もあんな終わり方をすると思っていなかったでしょうし、国葬になるとは本人も思っていなかったかもでしょうし、エリザベス女王の葬儀の一週間後とも思っていなかったかと。
結果がどうなるのか謎ですが、順番やタイミングが悪過ぎだよなぁと。
反対派の集会も思ったより大規模でしたし、世論も反対多数で。
これではイギリスの国葬と比較されても仕方ないかと。

これを綴っているのは深夜なのですが、台風の勢力が東京にも届き始めて外は結構な風雨です。
さっきまでお月さんも観えていたのに。

たまたま二番目で気の毒だった場面が過去にありました。
既に亡くなった兄の披露宴でした。自分は社会人になったばかりの頃でした。
忙しい現場で働いていた自分、有休の取得も楽では無く。
今から思うと兄弟三人とも社会に出てそれなりに活躍していて、我が家族も勢いあった頃でした。

今現在でもそうなのか知りませんが、当時の披露宴では「新郎の取扱説明書」が定番でした。
学生時代の友人代表がそれを披露するのですが、兄の披露宴では大学時代の代表と高校時代の代表がたまたま同じ演目になってしまい。
最初に大学の友人が披露した際は、笑いに包まれたものの、ほとんど同じ内容となった高校時代の友人は気の毒でした。
その場でスピーチの内容を書き換えるワケにも行かなかった様子でした。

でも、あの二番目を明るく元気にやり遂げた方は偉いと思っています。