アンテナとノイズ

趣味の一つのアマチュア無線。
九月の引越し後、しばらくしてからアンテナを建てました。
地上高3.5mのアルミポールに5バンドくらい出れるモービルホイップ(HV5Sだったか)の組み合わせ。
これがノイズを拾うは受信は悪いはの組み合わせ。

アンテナは五年近く屋外に転がしていたので、劣化があったのかもしれません。
アルミポールは移動運用向けのを以前に安く入手していました。
住宅街のマンション一階でアマチュア無線を再開するとなると、制約は多く、先ずは最もシンプルな構成で試してみたのですが。
結果は最悪。

引越前を含めて、HFは手動のアンテナチューナー(CAT-300)を利用していました。
このアンテナチューナー、電波を出す度に手動のチューニングが一々面倒なのですが、現代のアマチュア無線でアナログを唯一感じられる楽しい機材でもありました。
無線機(FT-857)のより容積が数倍ある筐体も、見た目がアナログでちと頼もしく。
世の中、イザという時はアナログに頼る場面が多く思えて。

先週末に秋葉原の無線ショップで決算セールがあり、ATU(FC-40)を入手しました。
無線機からそのまま操作できるオートアンテナチューナーです。
それほど重要視していない趣味にしてはソコソコの出費でしたが、目立たないロングワイヤーアンテナを長く張れて、それを最大限に活かせそうな道具で決めました。
性能の良いアンテナほど、大きかったり目立つ外観だったりします。集合住宅では難易度高く。
色々検索したところ、ロングワイヤー&ATUの組み合わせが好適そうでした。

入手後に早速試したところ、受信性能は格段に向上しました。
まだ交信はしていませんが、送信時のSWRも悪くないです。
同時に入手した144MHzと430MHz向けのモービルホイップも満足な性能で、それまでSメーターが1程度しか振れなかった筑波山レピーターも59で受信できるようになりました。
話を整理して、現在の環境は無線機がFT-857、HFと50MHzはFC-40経由でロングワイヤー、144MHzと430MHzはモービルホイップです。

しかし、問題が発生中です。
夜になると、HFから50MHzまでSメーターが振り切れそうなノイズを受信しています。
平日の朝と夜、時々確認していましたが、朝の7:20くらいからはノイズがほぼ無くなります。帰宅は早くても19時くらいなので、既にノイズの嵐です。
夜に動いている電気的な何かがノイズを出している様子。
土曜の今朝も試しましたが、同じ症状。

アンテナポールは街灯から1mくらいの距離です。(この場所がどの建物からも距離が一番離れていて)
これが影響しているのかなぁと思っていましたが、今朝確認したところ、最寄りの街灯が消灯しても、ノイズは乗っています。(若干下がったようにも思えますが)
ただ、同一線上の離れた街灯はまだ点灯していたので、それがノイズを発生しているのかもしれず。
その数分後にはノイズがパタッと収まりました。

街灯の多くは、その場所の照度を確認して点灯したり消灯したり。
ノイズの乗るサイクルとかなり似ているので、今夜はノイズが乗り始めるタイミングを確認してみたいです。(引越し後の色々がまだ残っている週末なので、外出するかもしれませんけれど)

あと、ダメもとでコモンモードフィルターを2つ注文しています。
これで片付くなら助かります。(街灯にノイズが乗っているとしたら、自分では手の施しようがないですし、周りにはなるべく手間をかけたくなく)
本日中に配送される予定なので、早く届かないかな。

お庭がある部屋を折角選んだので、趣味のアマチュア無線にも上手く活用できたらと思っています。
土曜の昼間にコレを綴っていますが、この時間帯は上記のノイズがほとんどない状況です。
しかし、パソコンの電源を入れると、Sメーターで5くらいノイズが乗ります。
煮詰める要素は、この先もまだまだありそうです。
ガァ

アマチュア無線でデジタルの届出(覚書)

自宅のアマチュア無線環境で、デジタル通信も試してみたく、パソコンに接続する機材も入手してみました。

自分が現役で無線をやっていた二十数年前は、SSTV(動画伝送)等は相当な設備を持たないと運用出来なかった記憶です。
現在では、カメラも動画処理も全てノートパソコン一台で準備出来てしまいます。

デジタル通信は、どんなことが出来るのかよく分かっていません。
相手局と接続してしまえば、パソコン同士で勝手に通信してくれるものなのか?(映画「未知との遭遇」の、コンピューターミュージックで異星人と対話が始まる場面を思い出しつつ)

無線機にパソコンを接続するには、インターフェースケーブルと、トランジスタ、抵抗、ブレッドボード等でちょっとした工作が必要です。(FT-817やFT-857のオーナーですと、共通のインターフェースケーブルが使えるようです)

パソコンにダイレクトに繋げられるUSBインターフェースでも市販されていれば楽なのですが、音声の入出力やシリアル通信が必要になるようです。技術面は、まぁ簡単な工作の範囲です。
それよりも、免許の申請が厄介そうです。

どんな手順で、何処にどんな内容のモノを送れば良いのかサッパリ分からず。
とりあえず、これまでに分かった点の覚書。

【現状の設備と免許】
送信機は全て技適で免許を頂いています。

【デジタル系の届出で、TSSへの申請は必要か?】
技適で免許を既に頂いていて、送信機の追加や改造が無いのであれば、TSSへの申請は不要の様子。
あくまでも、付属装置の追加なので。
ですので、届出先は通常の「電子申請・届出システム Lite」のみで大丈夫なようです。
しかし、この届出が上手く行くと、何故か技適から外れてしまうようです。

参考サイト:http://jp1qyo.sblo.jp/article/49113753.html

【届出内容】
以下は現在調査中です。。

ハムフェアに行ってみた

本文とは無関係な地元の盆踊にて

二十数年ぶりに、ハムフェアへ伺ってみました。
アマチュア無線の祭典みたいな催しです。

三月の震災以来、非常用の通信手段になるだろうと再開してみたアマチュア無線。
アンテナも建て、無線機も再入手し、せっかくなので取得が容易になった電信の免許も頂いて。
自分が大学生だった頃がアマチュア無線の全盛期だったと思います。当時流行ったバブリーな映画の影響もあって。

下火続きのその世界、久し振りに覗いてみると、やはり当時の賑やかさはもう残っていませんでした。
本日の会場であった東京ビッグサイトは、グッドデザイン関連や漫画関連の催しが他に開催されていました。
それに対して、ハムフェアは「なんじゃこりゃ?」でした。他の催しの客層と明らかに違う。
否定しているつもりでは無いんです。秋葉原のガード下のパーツ屋さんの雰囲気というか、映画「ブレードランナー」のワンシーンに通ずる東洋のエキゾチックさ。(それを共通項と思う人は少ないのかも知れませんけれど)

しかし、帰りの単車で答えが出ました。
あぁ、あれは昔の秋葉原に集まっていた無骨な人達だったんだ、と。
秋葉原の客層が変わってしまったんだと。

とにかく、高齢化が進んでいるのは客層をみてもよく分かりました。
お年寄りだらけでした。当時のような若い世代は疎らでした。
自分の高校時代、理系の同期の何割かが所持していた免許でした。
アマチュア無線の根底は、技術の好奇心にあると思っていますし、技術立国日本は過去のものになってしまいそうです。
既に生産拠点の多くが海外に移動していますが、開発能力も失ってしまいそうで。

なんて、年寄りのボヤきだな。こりゃ。
否、傍から観たら自分もあの客層に十分染まっていたのかもしれん。
ガァ

久し振りに半田ゴテを握ってみた

旧電信級の免許を折角頂けたので、電信の機材を最近揃えていました。
電信は既にアマチュア無線でしか利用されていないらしい枯れた領域らしいです。

写真の右側はカツミ電機さんのパドルKM-23。右の赤いレバーを押すと長点、左の赤いレバーを押すと短点(な結線)。
写真の左側は本日製作したマルツさんのキーヤーキット(正確な長点と短点を自動生成してくれます)。久し振りに半田ゴテを握ってみまして、無事動作しました。(半田付けの裏面は恥ずかしくて見せられません..)
両方併せて一万円の道具ですが、十分に機能しています。

カツミ電機さんのKM-23シリーズは、数十年前から発売されていましたが、扱っているお店は最近減っていた様子です。アマチュア無線人口の減少も、電信人口の減少も、こういった家内制手工業っぽい世界の減少もあるのでしょうか。
先週末に確認したところ、秋葉原の電鍵取扱店でも一店舗しか在庫がありませんでした。
入手したお店では数点の在庫を抱えていましたが、メーカーさんは社長一人で頑張っているそうで、ここ数週間連絡が取れないらしく。(無事を願っております)
見るからに高級な電鍵と対極的な無骨なデザイン、高度成長期の日本っぽくて、頼りがいありそうです。NIKONのFMシリーズに通じる何か。
新品で入手できるうちに、即決しました。

マルツさんのキーヤーはPICのプログラム済み商品で、テスター無しでも動作しました。取説も良く出来ていました。
以前の仕事で、PICの書き込みツールやアセンブリの開発環境にも触れていました。しかし、プリント基板の自作は面倒で、ブレッドボードに頼りがちでした。プリント基板があるだけで、とても助かります。
本日の製作は一度で上手く行きませんでした。ブザーに貼ってあった極性ラベルが逆でして。火を入れた後、最初に疑った部分がそこでした。
機能については、2,500円程度で申し分ありません。
唯一の難点は、ブザーの音色でしょうか。如何にもチープな高域音で、これは何とかしたいです。(普通の人は気にならない部分だと思います)

自宅の無線機にはキーヤー機能が内蔵されています。しかし、これを使うと送信されてしまうので、練習も兼ねて、安価なキーヤーを探していました。
すぐに使える製品はそれなりに高価なので、コイツはなかなかオススメかと思います。

久し振りのキット&半田ゴテ、面白くて、他にも色々製作してみたくなってしまいまいた。
外神田在住ですと、(電気街が近過ぎ)誘惑が多いです。
ガァ

自宅の無線環境

数週間前にコールサインを取り戻し、安めのリグ(無線機)と安めのアンテナで色々試しています。
リグはFT-817で、アンテナは7/21/50MHzが載せられるダイポールです。
都心部暮らしですが、大家さんが理解ある方で、アンテナはマンションの屋上に建てさせて頂けました。
毎週末、アンテナの調整にハマッたお陰か、アンテナチューナー無しでもSWRは1.5以下に収まっています。(使う周波数の範囲で)

現状、2つの問題を抱えています。
都心部だからか、ノイズ源が多いようで、50MHzではノイズの谷間での運用を強いられています。画像の通りです。
もう一つは、しっかり聴こえている局にコールしても、こちらの信号が弱過ぎることです。
ノイズについては、ノイズ源が分かったところで対策のしようが無いと半分諦めています。当初はノンラジアルのモービルホイップを屋上に上げていて、アースはアルミの手すりから取っていたのですが、ノイズを拾い過ぎていました。その後、アースの不要なダイポールに替えまして、少しはマシになったようです。
こちらの信号が弱過ぎるのはリグの出力が5Wなので、仕方ないようです。50W出せる免許を取得したので、お金で片付く問題ではあります。
ビームアンテナを上げれば片付きそうですが、何かと維持するのが面倒ですし、目立ちすぎます。

久し振りの無線の世界、再発見が多いです。二十年前に比べて人が減ったことや(最初はノイズしか聴こえてこなくて、リグが壊れているのかと心配しました)、リグの進化です。
特に、パソコンでリグやら何やらをコントロール出来る機能は、ちと感動を覚えました。FT-817という機種は多機能なのに液晶表示が小さかったり、ボタンが少なかったりで、使いこなすにはかなりの慣れが必要そうでした。しかし、パソコンに接続してみたところ、一度に確認出来る情報量の多さや「こんな機能もあったのか」と発見が多く。

天候のハッキリしないこの連休中は、この環境でソコソコ遊べています。
ガァ

第三級アマチュア無線技士の講習会

2011/04/08結果発表

2011/04/08結果発表

本日は、巣鴨のJARDへ第三級(旧電信級)アマチュア無線技士の講習会に伺っていました。
受験資格は四級(旧電話級)相当の免許を持っている人でした。

自分は中学生の頃に電話級の免許を国家試験で取得していて、高校生くらいの頃までは趣味として無線を楽しんでいました。
この趣味のお陰で、大学も電気工学科に進んだようです。
アマチュア無線で経験したことは、大学の実験で回路を組む場面等でも役立ちました。
無線の免許を持って居ない連中は、だいたいが回路図も読めなかったので。
社会人になってからも、研究開発部門の品質管理課で役立った経験だったりしました。(ノイズ関連の試験等)

映画「私をスキーに連れてって」辺りが、日本のアマチュア無線人口のピークだったと思います。
関東圏ではコールサイン(車のナンバープレートみたいなもの)が足りなくなったりしていました。
しかし、その後の携帯電話やインターネット環境の整備で、無線人口は減り続けたようです。
あと、無線のイメージが「暗い」というのも、多かれ少なかれあるかと思います。

何故今更、上の免許を取得しようとしたかといいますと、
・今回の震災で携帯電話が全く使えなかった
・上記に伴い、十年以上前に期限切れだったコールサインを復活したくなった
・イザというとき、ちょっとしたボランティアの道具くらいにはなりそう
・せっかくだから、上の免許も取ってしまおう(現在の三級は出力50Wまで出せる)
・電話級の免許を持っていたら、一日の講習だけで三級の免許が取れそう
・国家試験だけでも五千円の費用がかかるのに、従事者免許申請料と講習費用併せて一万二千程度で取得可能(実質プラス五千円程度)
・講習会の終了試験は合格率が90%以上

二日前の金曜日に仕事で埼玉方面を訪れた帰り道、巣鴨のJARD窓口で今からでも申し込み可能か確認したところ、幸いにも本日の講習を受け付けて頂けました。
無線関連の勉強は長らく遠ざかっていて、ちょっとした不安はありました。
金曜の受付で渡された資料で事前に予習してくることが必須らしく。モールス符号やQ符号を頭に入れておく必要があったのです。
ただ、モールス符号は中学時代に叩き込んでいたので、まだ忘れていませんでした。(これを覚えていないと、二日前からの勉強では少し厳しいかもしれません)

本日の講習内容は、あくまでも試験対策的な位置付けだったようです。
・試験の出題内容は、四級と三級の差分の範囲(出題範囲が狭く、その場で暗記しやすい)
・モールスの出題範囲は英数字のみ(記号は恐らく出ない)
・模試(法規20問、工学20問)の中に本試験の出題(法規10問、工学10問)が含まれている
・上記により、普通の人なら落ちようが無い(模試の段階で自分でも既に満点でした..)

本日の講習会場には中学生くらいの男の子から、お爺さんまで30人くらい集まっていました。パッと見、欠席者は二人くらいだったかな。
モールスでの通信は、プロの世界でも既にほとんど利用されていない技術らしいです。アマチュア無線の一部の趣味で利用されている程度らしく。
でも、面白みがありそうなんですよ。小さな出力でも遠くとの交信がしやすいですし、音声通信と違って単純な文法と略語だけで海外の方とコミュニケーション取りやすいですし。(自分の英語の発音はとても恥ずかしいレベルです)

試験結果は一週間後に分かるそうです。ここまで綴って落ちていたら恥ずかしいです。
ガァ